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introducing CROSS YOUR FINGERS(2003)

初回は5/5、2回目から9回目は5/4、10周年となる今年は5/15、5/16の2daysで開催[url]で「2日もやるんか!しかもド平日に!」と叫んだ「CROSS YOUR FINGERS」こと「CYF」。
個人的には「佐藤竹善生誕前夜祭」と呼んで来たone night stand、この日限りのliveである。
今回ご紹介するalbumは、その「introducing」たる一枚、live albumである。

この一枚で「毎年大阪でCYFやってんですけど、あれって、こういうことをやってんですよ」「過去にこういう競演があったんですよ」というのをさらうには十分、だからこそ「introducing」であると思う。
けれど、これを実際にliveを観た人やFM802「M:F II」内でOAされたlive音源をaircheckして聴いたことがあれば、これをどう思うだろう?これは本当にliveの全編の一部である。氷山の一角で全部じゃない。
それがわかっていても、これがわがままと知りつつも「これを入れてくれ!!」だ「あれがない!!」だ、一部参考意見とわかってて「これでも贅沢だ」と知りつつ口走りかねん…というlive albumになる…、と思うのだ。
私が「これは一部」「これ入れて」だの吼えるのは此処に収録された楽曲、---記憶が確かなら「WITH YOU」が2回目のCYFの筈だから、それ以外---、1曲を除いて全て眼前の出来事なのだ。会場の様子、熱気、演奏を知っているから故に出て来てしまう。
2000年から2005年まで。"IV"から"IX"、4回から9回まで、CYF5年連続皆勤賞の事実がある。だから
小田和正+根本要[スタレビ]+佐藤竹善のOff Course「Yes-No」はッ!
だの
2000年にaikoが乱入して歌った「カブトムシ」あるでしょう!!
だの(しかも、あの時は私の隣の隣の人が携帯の電源offもしくはsilentにしないものだから、曲の途中で携帯電話の着信音がバリバリ鳴り響く、けど当人は気づかず!というはた迷惑な出来事に巻き込まれたのでよぉく覚えてるわぁ…)
昔ので、SKOOP時代のSkoop On Somebody出演時の音源あるでしょ!!
だの、と。
パッと思い出しただけでこれだけ、直ぐに出てくるのだ。
「頼む、2枚組にしたってぇな」と思ってしまうのも無理はない…か(微苦笑)

それでもliveの紹介たる「introducing」の役目はキッチリ果たしているし、収録されたlive takeも素晴らしいと言えるものが多い。akiko嬢、Lyrico嬢と実力派女性陣とのcover曲での丁々発止も秀逸なのだが、個人的には2003年のtakeとなる若手男性陣とのjointモノに心惹かれる。
GATS TKB SHOWと一緒にやった「SPIRIT OF LOVE」、コブクロとの「心のEvergreen」は2003年のCYF、live中盤での出来事だ。で、この時点で当日の私は恥も外聞もなくダダ泣きしている(自爆)実際はlive中盤だが、音源を聴く限り、highlight状態なやりとりと化している、それがわかる。そして、白眉は2003年のencoreで出演者全員でlead vocalをchangeしながら披露された「La La La」だ。
2003年はCYF史上、初の「女性guestが一人もいなかった」回である。guest全員男性。この事態にlive終了直後から「今年は男性vocal祭り〜♪」と表現したのだが、この年の「男性vocal祭り」の一端がCDというpackageで残ったのが非常に嬉しい。
2002年のtakeからは、PLUS ONE[小田和正+佐藤竹善]での「クリスマスが過ぎても」が収録されているのだが「PLUS ONEもあるけど、PLUS ONEに要さんがあったでしょーーーおッ」と前述宜しく絶叫する人が此処にいるので(以下発言自粛)

ちなみに、このalbumで収録されているliveは、2003年"VII"を軸に、2002年"VI"音源を織り交ぜつつ、「WITH YOU」のみ1997年は"II"の音源、の構成。
そして、CYFは毎年、何らかのthemaが設けられている。軸となった2003年のCYFのthemaは「SLT」だった。SLT名義ではないalbumでSLTの楽曲群が多いのは、2003年のthemaに起因する。
思えば、5年連続で私はGWの大阪に行っていた。「5/4の大阪に通っている」と言って良かったし、lifeworkと化した(課した)ところがあった。
それでも、流石に今年のCYFは無理があった。一番に日程、2日間連続も通えない。どちらか絞るしかない。そして、日程がわかった頃だろう、herniaによる左足の痛みのpeakだった。だから「とてもじゃないが今年のCYFは無理」の思いはpeakに達した。で、今年の不参加はあっさりと決まった。
明日、5月4日だ。そう思ったら、このalbumをキッチリ紹介したくなった。


introducing CROSS YOUR FINGERS
佐藤竹善&フレンズ 佐藤竹善 Lyrico akiko GATS TKB SHOW
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