12月になると。
12月になると、この曲だ。
ICEの、随分初期の曲。
singleでさ、もーカッコ良かったんだよ。
NACK5で知ったんだ。
うわー！って思って。そっからだ。
何時からだろう？
あれって何時からだっけか。
知ってからは、この曲がくるくると頭の中を駆け抜ける。駆け抜けるようになった。
今年も。
今日も。
12月になれば。

12月の恋は早足だって誰かが言うけど
「私は私」ペースがあると気付いてほしいの
------ICE「SLOW LOVE」より

特に今年は。12月だけじゃなく1年1年が早足、いや駆足で行くような。そう思いました。そういう印象として。今年一年と言われて振り返ってみると繰り返しの中で駆け抜けて12月半ばだ。と。
その割には刻まれるように定まった日常が淡々と続き、何と言いますか、モノを書いてあーだこーだ言うのは長く、かつ随分やりつくした感があって、それも手伝ってモノを書く気持すら一切起きてこなかったという。まあ、沸き上がるまでは寝かしておこう。
そんなふうに思っていて。暫時、ほったらかしてました。

12月の、恋は早足。
12月になると思い出す歌は、いつもこれだ。決まってる。
Christmas songよりも早く、確かに私の頭の中をくるくると駆け巡って私を走らせる。この曲を知ってからは、私の12月を駆け抜ける原動力。
でもさ。命が奪われる時は12月の恋の早足より早く。もっともっと、もっと早いじゃないか、宮内さん。
何年も闘病生活を送っていたなんて知らなかった。やけにICEの活動がslowなのは、きっと音楽に正直だからだ、それだけだ、そう思い込んでいた。御免なさい、知らずに居て。
でもきっと。うん、きっとそうだ。病魔相手に戦い抜いたんだ。
R.I.P.
そう思ったら「SLOW LOVE」が「WAKE UP EVERYBODY」に切り替わった。

「WAKE UP EVERYBODY」がreleaseされた1994年初頭と今と、変わったんだろうか？
13年が経って。いろんなことが便利になって多様になったけど、たいして変わってない気がするわ。あの頃に宮内さんが書いた世界はまだ続いてる、ね（苦笑）