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camera talk

写真に写っているcameraは、110mm film用のcameraです。

写真撮影に目覚めたのは、大学時代、学園祭実行委員会で、同じ局で仕事をしていた先輩に資料用に写真を撮るように命じられ、「目上に逆らうわけに行かない」と、多忙を極める実行委員の合間を縫うように(時に顰蹙の目で見られた)学内のあちこちに顔を出してはcameraを向けて、写真を撮っていたことからです。
ごく普通の、35mmのfilmで。2倍zoomが出来る程度のcameraで、です。

数多く枚数を撮るうちに「本当に良いと思える1枚は24枚撮りのfilm1本潰して出るかどうか」という先輩の言葉が身にしみて、わかりました。もともと、その人が写真、映像系に精通している人で、私が撮った写真に関しても「ここはこう」「pointを絞って」等、あれこれcommentsを下さる。
「縦のangleは横に比べて、cameraの安定感がとりづらい」
そういった基本中の基本から。
「けれど縦で、三脚なしに、安定感のある写真が撮れている」
といった、褒め言葉まで。
-----、何度もshutterを切って、やっと気に入った「1枚」に出会える。
学園祭が終わった後、privateで、cameraを手に、写真を撮るようになりました。reversalのfilmを使って撮るようにも、なっていました。cameraの面白さに魅了されてたんですね。
degital cameraを使うようになって。過去のfilmのように、残枚数の心配なく、何枚も、何十枚も、時には100枚近く、shutterを切れるようになりました。

2000年でしたか。
桜の咲く頃の京都に行ったことがあります。
この時はdegital cameraを1台と、かねてより愛用していた35mmのcameraを1台、両方手に出かけました。もともとdegital cameraのbatteryが1時間持つかどうか、だったので「cameraがふたつ必要」と判断したのが「cameraを2台」の理由です。
あと、当時はdegital cameraから現像というのが、今より簡単に出来なかった時期だったのも大きい。あちこちでdegital cameraのdataを現像できる環境なら、batteryを複数用意、持参して、degital cameraだけで行動したでしょうから。
そして携帯にもcameraがなく、画像を添付することも出来なかった頃。

あの時は確か、80枚弱。35mmのcameraで撮影しては現像に出し、現像に出す間に写真を撮り、受取に行った足で現像を依頼する、で、夕方。80枚程から2枚に絞り込み、焼き回した写真を封筒に入れて。当時、お世話になった方宛に京都から投函したのでした。
この為に、出発前に封筒に宛先を書いて。
それ以前に、この為用に封筒を買いました。封筒に丸窓があって、あとで写真立てに使える、ちょっと凝ったものを事前に調達したんですね。元々、その封筒を見つけて思いついたideaではあったんですが(自爆)
でも。なんともまぁ、実にanalogな手法、では、あります。

その場で携帯で写真撮って。
携帯でmailを送信する。
桜の美しさも、見た感動も、液晶画面越しで。
相手に、time-rugなしに伝えられる。

2000年から4年後、2004年。
同じように桜の咲く頃の京都。
携帯からmailで、桜の便りを伝えた時に、4年前の、桜の伝え方を思い出しました。同時に、京都から郵便出すのも悪くなかったな、と思ったんですよ。
その人が封筒をあけたら、僅かでも京都の空気が溢れるような。ああいうのは郵便じゃないと伝えられないんじゃないか?そう思えば。

思えば。ここ数年、何らかのcamera片手に。は、しなくなってますね。
以前は帰宅途中で寄り道しぃ、といった写真撮影をしていたんですが、殆どしなくなってしまいました。
ちゃんとしたcameraがなくても携帯のcameraで代用可能だから、というのもあるんですが、そろそろ、ここらでキチンとcameraを片手に外に出て、キッチリ写真を撮ることも、したいですね。暑くなく、寒くない。良い季節ですから。

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