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Be as One(2006)

♪だ〜らけったッ、と思わず。
Sing Like Talking(SLT)「Livin' fot the beat」を唱いたくなったのは、ヤツらが出してこなかった引き出しに手をかけたな。
ニタリ、そう思ったから。
さもなくば同じくSLTでも「風に抱かれて」でのhorn sectionのブリブリな音圧、あれを思い出したから。
んなことを思ったのは『Be as One』もM-11「SAYONARA」を聴いて、なんだけども。
あー、間違えたらSLTでも「Together」なんだろうけど、あそこまでアゲアゲブリブリじゃないしなぁ…(あれは強烈過ぎる)

たたみかける疾走感でM-4「残照」に到達するまで3曲を息巻いた『FRENZY』とは違う。
かといって、クルリと頭とendとが繋がるような印象を受けた。それはまるで「うたたね」で始まって「Such a Lovely Place」で終わった『Such a Lovely Place』[槇原敬之]のようで、とひとり勝手に喩えた。あんなふうだ、と。静かに「Right on,Babe」で始まって「街角-on the corner-」で終える、そしてまた「Right on,Babe」に戻ってゆける『Dressed to the Nines』とも。
なんというか、真っ向。そう思えたことに驚く、アタシが(苦笑)

sg.曲も多く収録されたalbumだけど、収録されたsg.曲とそれ以外との落差が感じられないことが嬉しい。むしろ、それ以外の曲での気の張りようが有難い。
そして、曲順もかなり練って、こだわりにこだわって、この順番にした?と勘ぐりたくなるのだが、どうなのだろう?事前情報(雑誌、radioにtvと)を全然入れていないので浦島全開で?をつけて書いてしまう体たらく。
曲のendがハッキリした(fade outしない)曲が思ったより多いからか、それを巧みに使っているな、という印象を受ける。バッサリ切られることで、前の曲の印象を時には切り捨てられて、次の曲にゆける。
そうした上で大きく前半、後半(※repriseで置かれた曲が楔となって前と後とを分けたように思う)、その中にも前半、後半とpartをわけて聴き手をダラけさせない作り。にしたな。『FRENZY』とはまた違う、選曲の勝利。
個人的にはM-9「Let it go」からM-11「SAYONARA」の基軸に、前述にあるように♪だ〜らけたッ、とSLT1990年代さしかかり時期(3rd〜4th)のfunkな流れを思い起こさせるには十分で。は、あるが、前述で名前をあげた中でも「風に抱かれて」「Together」は7th『togetherness』収録楽曲(爆)だが、それは曲へのhornの有無から出るところに起因するかと思われる。
で、M-1「Street Corner Symphony」からM-2「一筋の軌跡」の夏!的流れで思い出すは山下達郎『FOR YOU』だったのだが、どうしてなんだ(自爆)と。決して頭から、あの有名なguiterのcuttingが入る「Sparkle」じゃないってのに。

あ。
「熱帯夜」の代わりに「狂詩曲」がくるようになったら、liveの最中、嬉しさに笑いながら踊り狂うことでせう。と先に言っておく。今のうちから。
だーーってさあ、これは踊れと言われてるような曲じゃないのよ。
そして、M-9「Let it go」のsmoothなサビ展開に掛け合い、エラく好物ナリ。
重箱の隅をつつくなら。
言っとこ、『Love Notes』ばりにbottomに人力を使わないのな!(毒)


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