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AFFAIR(2000)

drama主題歌(『愛人の掟・あなたに逢いたくて』)になったから?だろうか、このsingleを含むalbum『4Flusher』を提げての全国tour、それも「SHIKAO & THE FAMILY SUGAR TOUR '00 STAGE 1」も今はなき赤坂BLITZでのこと。
今でも印象深い。
この曲、MCで石黒賢氏のモノマネをかますシカオちゃんで曲が始まった…
名曲カタナシだよう…

この当時、J-WAVEのスガさんの番組ではc/w曲の「ぬれた靴」を前触れナシ予告ナシ、一切話もせず、すっと宇宙初OAに持ち込んでいました。
その翌週にsg.曲の「AFFAIR」をかけたんです、記憶が確かならば。
そして。2000年当時、私が非常に降参したsg.曲と、同様にKOくらったc/w曲でした。
「AFFAIR」1番、Aメロの入り方。

そんなことがたびたび起きて
-----スガシカオ「AFFAIR」より

「そんなこと」って前に、先ず「そんなこと」が具体的に示されちゃいない。
その後に続く「悲しい出来事が静かにやってきたんだ」で、「そんなこと」を相手に考えさせる余地を与えながら「そんなこと」のまま、曲は進む。
「そんなこと」って何よ?ねえ?(爆)と突っ込む余地もなく。
そして、あのintro.が鳴っただけで薄い紗がかかったように目の前が霞んでいくようなimageを抱かせる。それが濃くなるか?というところで、サラリと「そんなこと」と来る。
もう、この導入で「お釣りが!」と思ったもの!

c/w曲の「ぬれた靴」は、後に『Sugarless』に収録されましたから、それで聴くことの出来た人も多いでしょう。
彼の他の曲と比べ、2割引く。前に出すのは8割にして、歌がスッと前に浮かび上がる。更に、いつもより硬質なdrumの鳴りを捜し、それをkeepしたことで曲全体に奥行きを持たせた。そんな感じがしてならない。
歌詞とsoundだけで想起させられるのは、外の雨音。
降り続く雨。
歩いて来て入った店で気づく、靴から感じられる湿り気。
交わされる会話。
決して明るいと思えない店の空気のなか。

正味10分間足らず。
けれど、その10分間以内。たった2曲で、スガシカオの世界にtripできる。そんなふうに相手にtripさせてしまうのも、音楽の持つ魔法なのだと改めて思う。

AFFAIR
AFFAIR
posted with amazlet on 06.06.23
スガシカオ SHIKAO&THE FAMILY SUGAR
ユニバーサル・シグマ (2000/10/12)
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CRY NO MORE(2006)

先日「ALL HANDS TOGETHER」がreleaseされた彼女。
今年のthemaは「R&Bのroot musicを歌う」なのか。かつて「2003年春、中島美嘉20歳、JAZZを謳う」なるcatch-copyで「Love Addict」がreleaseされていたのが記憶にあっただけに。
「ALL HANDS TOGETHER」を聴く限り、このsg.の布石とも思えてしまうのが2006年2月にreleaseされた「CRY NO MORE」だ。
ゴリゴリのroot music然の「ALL HANDS TOGETHER」に比べ、「CRY NO MORE」はrootsモノながら割合softな作りだ。敷居も高くない。popsとしての聴き易さを残しながらrootを忍ばせているという按配で、flatに聴けてしまう。だがfull chorus聴くと曲全体にキチンと抑揚のある曲だ。


CRY NO MORE
CRY NO MORE
posted with amazlet on 06.06.14
中島美嘉 康珍化 河野伸 Lori Fine(COLDFEET)
ソニーミュージックエンタテインメント (2006/02/22)

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NEW DAY(2002)

誰も知らない明日が待ってる
僕が思っていたよりも
素晴らしい世界が
広がってくれるならいい
-----COOL DRIVE「NEW DAY」より

報道される内容に悲しさや空しさで覚えるからか、殊更「NEW DAY」の最後のpharseが沁みてくる。
明日が良い日でありますように。

cool drive makers時代から彼らの音楽は好きだった。結果的に一度きりになったけれど、live、1999年12月3日、渋谷公会堂で観たなぁ…(回想)
その同じ1999年12月。日は21日、スガシカオ氏、同じ会場、開演時間数分後の公園通りの坂道を息を切らしてdashすることになるとは!(爆笑)
----、それは余談なので本論に戻す。
cool drive markers時代のsg.「あなたがすき」、COOL DRIVE名義のsg.「スーツケース」に対して、ひとり勝手に苦手意識が働くのだ。楽曲的に同路線だろうsg.「アゲハチョウ」は大丈夫だというのに。
苦手意識の真相は兎も角←え。
以前よりalbum収録楽曲なら「陽だまり」、本当にアレは好きだ!という人だった。切ない楽曲が嫌いだ!というわけではないのだ。だから「NEW DAY」が出た時に「をッ」と心が動かされたのは事実。
今は、こんなDVD付complete boxまで出てしまったのですね…

COOL DRIVE(MAKERS) THE COMPLETE BOX(DVD付)
COOL DRIVE cool drive makers
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Where do we go(1999)

今のSkoop On SomebodyがSKOOPだった頃、それもSKOOP末期という時期、私はstageで歌うTAKEさんを目撃した。1999年の「Saltish Night」でのことだ。
2000年、SKOOPはSkoop On Somebodyに改名し、この年の6月にsg.「ama-oto」をreleaseする。

----、post佐藤竹善のvocalistって彼かもしれないな。
あの当時、思ったことがこれだ。
何故なら、誰から見てもvocalistのgraphを書いたら総合点が高い人であること。それはつまり、ひとつひとつのskillに細分しても軒並み高得点を記録する能力の高さを、この人が有しているということ。そしてなにより「アマノガワ」でのintro.で見せたfakeひとつ、そして、歌いだしの「防波堤で」ひとつでバッと曲の世界に人を引きずり込む力が半端じゃなかったからだ。
当時、見かけはパッとしなかったんだが。白いsuitに水色のY-shirtで(禁句)

album中に恋愛モノの歌もあるが、このalbumはtitle-tuneに掲げられたように「Where do we go」=「何処へ向かうのか」が肝となった。だから彼らの他albumと比べ、歌詞の主人公に精神的優位性が見えない曲が並び続けることになる。
思うに、TAKEさんという人は基本気質、Chemistryに提供した「My Gift To You」にある「そばにいてあげよう」側の人だと思う。一種の王子様気質とでもいいませうか、「男だから、俺、好きな女は助けたいんだよね」なる精神的優位が、歌詞を読み込んで行くに従って浮かび上がってくる。
だから相手に対して女側がウットリできてりゃOKなんだが、そうじゃないとややこやしい。人に言わせれば「あつかましいよ」「満足してないか?己の言動に」発言までもが飛び出す。
こういう時に「そばにいるから」と歌うのがThe Gospellersは黒沢さんになるのではなかろうか?これですら2003年1月段階での仮説なのだが(爆笑)彼らのdebut曲の「Promise」が象徴的じゃないか!「そばにいるよ」連発の歌詞、だが「そばにいるだけ」何もしない。
けれど「あげよう」じゃない分だけ押しが弱い。けれど弱った女子には「あげよう」よりも効果が高い。それはあつかましさがないから。
それって作詞したのが女性だから?(逃亡)
-----、閑話休題。
後にS.O.S.楽曲で顔をのぞかせる精神的優位性が『Where do we go』で余り見受けられないのは、当時の彼らの置かれた状況、打破したい問題(要するに「売れたい」「このままじゃmusician続けられない!」)、そういったものが背景にあって。albumを作って行った結果、それらまでもdirectに記録(record)されてしまった、という感じがする。
とてもじゃないが余裕がなくて自分を取り繕うこともできない、その時期故に「まんまを出した」と言おうか。

sound面で言及するなら、SLT好きな人は文句ナシにハマれます!album単位でいうなら4thから6thにかけての時期のsound makeが好きなら文句ナシに。「覚えがある」と言いたくなるくらいに親和性、高いっすよ。


Where do we go
Where do we go
posted with amazlet on 06.06.05
SKOOP
SE (1999/08/21)
売り上げランキング: 32,008

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確率、3/11

でもって、これは3/500,000ということだ!

烏龍茶のcampaignのW-chanceは「iTMSの楽曲1曲があたる」なのですが、過去11回のchallengeで3回、楽曲1曲分が当たってんでした。
そうさ、11回中3回も当たってるから10回目で到来したiPod nanoに挑戦!は当たらなかったさッ!
---、そんな自棄はさておきまして。気づけばnet歴も長くなってきましたが、net懸賞モノでご当選をしたことが余り無いのです。やー、葉書懸賞は得意だったんだけどなぁ…(ex.高校時代にWalkmanを葉書1枚で当選)、という古い人種でして。
だから「当たるんだ、あれって」が最初の出た感想でした。

で、先日、小谷美紗子ちゃんの「Who」を、というentryが出て来たわけです。今日は今日で、槇原敬之さんの「遠く遠く'06バージョン」、一青窈ちゃんの「一思案」をDLしました。
data的なものを説明すると…

・小谷美紗子ちゃん「Who」は、towerrecordsで限定sg.でreleaseされたもの。album『CATCH』に収録済。
・槇原敬之さん「遠く遠く'06バージョン」は、album『LIFE IN DOWNTOWN』(初回生産限定盤)のbonus trackで、最近までiTMSにuploadされてなかったはず!急げ。
・一青窈ちゃん「一思案」は「今日わずらい」と悩んで(苦笑)の選択。彼女の2nd album『一青想』 (通常盤)の3曲目。映画『珈琲時光』で使われてた記憶がございまして…

…、といった按配。
このselectに一貫性があるんだかないのだか。そう苦笑と共に漏らしたくなりました。3曲に共通しているのは何処か淡々としているもの。かも、と、後から思ったものの、言ってみたところで説得力がないですね。
感情が激情の如く、じゃー、ないな。

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Who(2006)

album『CATCH』の2曲目、tower records限定sg.で出ていた「Who」がiTMSでDLできるので、DLして聴いてみた。

全体を通して音の抜けが良い。色々音楽をやって行って10年、良い意味の抜けを覚えたって感じがする。真摯故に重さが目についたが、そういった重たさが感じられない。
これまでは力一杯、豪速球投げて…だったのが、力を抜く加減を覚えて、上手に自分をcontrolしながら、すごくlevelの高い投球ができるようになった、みたいな。
特に今作はpiano trioがrecordingの基本にあったらしいから、それが全体的な抜けの良さに影響したのだろう。もともとあるしなやかさは保持したまま、良い意味で軽い。軽さの分だけ、すっと心の隙間に入って、素早く鷲掴みにする。
や、やられたなぁ…、ホント。掴まれた!


CATCH
CATCH
posted with amazlet on 06.05.22
小谷美紗子
インポート・ミュージック・サービス (2006/05/17)

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introducing CROSS YOUR FINGERS(2003)

初回は5/5、2回目から9回目は5/4、10周年となる今年は5/15、5/16の2daysで開催[url]で「2日もやるんか!しかもド平日に!」と叫んだ「CROSS YOUR FINGERS」こと「CYF」。
個人的には「佐藤竹善生誕前夜祭」と呼んで来たone night stand、この日限りのliveである。
今回ご紹介するalbumは、その「introducing」たる一枚、live albumである。

この一枚で「毎年大阪でCYFやってんですけど、あれって、こういうことをやってんですよ」「過去にこういう競演があったんですよ」というのをさらうには十分、だからこそ「introducing」であると思う。
けれど、これを実際にliveを観た人やFM802「M:F II」内でOAされたlive音源をaircheckして聴いたことがあれば、これをどう思うだろう?これは本当にliveの全編の一部である。氷山の一角で全部じゃない。
それがわかっていても、これがわがままと知りつつも「これを入れてくれ!!」だ「あれがない!!」だ、一部参考意見とわかってて「これでも贅沢だ」と知りつつ口走りかねん…というlive albumになる…、と思うのだ。
私が「これは一部」「これ入れて」だの吼えるのは此処に収録された楽曲、---記憶が確かなら「WITH YOU」が2回目のCYFの筈だから、それ以外---、1曲を除いて全て眼前の出来事なのだ。会場の様子、熱気、演奏を知っているから故に出て来てしまう。
2000年から2005年まで。"IV"から"IX"、4回から9回まで、CYF5年連続皆勤賞の事実がある。だから
小田和正+根本要[スタレビ]+佐藤竹善のOff Course「Yes-No」はッ!
だの
2000年にaikoが乱入して歌った「カブトムシ」あるでしょう!!
だの(しかも、あの時は私の隣の隣の人が携帯の電源offもしくはsilentにしないものだから、曲の途中で携帯電話の着信音がバリバリ鳴り響く、けど当人は気づかず!というはた迷惑な出来事に巻き込まれたのでよぉく覚えてるわぁ…)
昔ので、SKOOP時代のSkoop On Somebody出演時の音源あるでしょ!!
だの、と。
パッと思い出しただけでこれだけ、直ぐに出てくるのだ。
「頼む、2枚組にしたってぇな」と思ってしまうのも無理はない…か(微苦笑)

それでもliveの紹介たる「introducing」の役目はキッチリ果たしているし、収録されたlive takeも素晴らしいと言えるものが多い。akiko嬢、Lyrico嬢と実力派女性陣とのcover曲での丁々発止も秀逸なのだが、個人的には2003年のtakeとなる若手男性陣とのjointモノに心惹かれる。
GATS TKB SHOWと一緒にやった「SPIRIT OF LOVE」、コブクロとの「心のEvergreen」は2003年のCYF、live中盤での出来事だ。で、この時点で当日の私は恥も外聞もなくダダ泣きしている(自爆)実際はlive中盤だが、音源を聴く限り、highlight状態なやりとりと化している、それがわかる。そして、白眉は2003年のencoreで出演者全員でlead vocalをchangeしながら披露された「La La La」だ。
2003年はCYF史上、初の「女性guestが一人もいなかった」回である。guest全員男性。この事態にlive終了直後から「今年は男性vocal祭り〜♪」と表現したのだが、この年の「男性vocal祭り」の一端がCDというpackageで残ったのが非常に嬉しい。
2002年のtakeからは、PLUS ONE[小田和正+佐藤竹善]での「クリスマスが過ぎても」が収録されているのだが「PLUS ONEもあるけど、PLUS ONEに要さんがあったでしょーーーおッ」と前述宜しく絶叫する人が此処にいるので(以下発言自粛)

ちなみに、このalbumで収録されているliveは、2003年"VII"を軸に、2002年"VI"音源を織り交ぜつつ、「WITH YOU」のみ1997年は"II"の音源、の構成。
そして、CYFは毎年、何らかのthemaが設けられている。軸となった2003年のCYFのthemaは「SLT」だった。SLT名義ではないalbumでSLTの楽曲群が多いのは、2003年のthemaに起因する。
思えば、5年連続で私はGWの大阪に行っていた。「5/4の大阪に通っている」と言って良かったし、lifeworkと化した(課した)ところがあった。
それでも、流石に今年のCYFは無理があった。一番に日程、2日間連続も通えない。どちらか絞るしかない。そして、日程がわかった頃だろう、herniaによる左足の痛みのpeakだった。だから「とてもじゃないが今年のCYFは無理」の思いはpeakに達した。で、今年の不参加はあっさりと決まった。
明日、5月4日だ。そう思ったら、このalbumをキッチリ紹介したくなった。


introducing CROSS YOUR FINGERS
佐藤竹善&フレンズ 佐藤竹善 Lyrico akiko GATS TKB SHOW
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Chapter01(2004) / Chapter02(2005)

雨も止んだし 成り行き任せ 行けるところまでいこ
------矢井田瞳「Chapter01」より

思う。車は乗らないとダメだ。改めて思う。
私は2ヶ月以上か、herniaになってからご無沙汰に拍車がかかったんで、-----車に乗車もせず、従って車の運転もしないでいたら、ウチの軽自動車、batteryがあがってengineかからなかったっす…
そんな本日の発見。運転中、herniaによる左足の痛みは出てこなかった。膝を曲げずに椅子に腰掛け、足を伸ばしている分には痛くない。椅子に座る中でも安牌だ。
tvで、GW真っただ中、各地で車が故障し奔走するJAFの方々…なる映像を観て「そういえば私も車、動かしていない」と思い、車の運転に挑戦。ほれ「挑戦」だもの、運転してないよ(苦笑)herniaもあったから楽をせずワザと動く言動にしてたし…(ex.2km先の薬局に行くのも自転車)と思ったらengineかからず。
ほれ、batteryあがったよ(トホホ…)
見事batteryあがったので父親、本日帰省した弟に援助願い、無事engineかかるように。
安堵。

そんなわけで本日夕方、30分程driveに参りました。
今日は1時間きっかり、walkingしてきたというのに!(新記録達成)
それはさておき、慣れない車で幹線道をグルゥリ。
car radioもつけ損なったので道中、鼻歌まじりでした。
車中、思い出したら最後、で、延々refrainしたのは矢井田瞳「見えない光」だったんですが、思えば彼女のsingleでも「Chapter01」って実のところ、車の曲なのね。車のCM、tie-upついてたから(※SUZUKIのSOLIO)意識したのかしらん。
いかにも!な「助手席のスクリーン」「サイドミラーたたんで」って歌詞があるもの。



で、その「Chapter01」とは歌詞違いの曲、が「Chapter02」(album『Here today−gone tomorrow』収録)になるのだが、その「Chapter02」の「愛読書より ニュースペーパーより あなたに頼っているよ」のphraseで、ふとmy little loverの「Free」にあった「新聞を読まない あたしでも 毎日TVみたり」という冒頭のphraseが思い出された…---、のは己が1990年代のJ-POPとやらに毒された世代だからか。
それはそうとてと歌詞検索で歌詞を読み返してみて。「Free」の歌詞のトドの詰まり、要は、あの曲って煎じ詰めれば「あなたがいない私はFree」であり「あなたがいなきゃ ただのFree」だと気づく。行き着くところ「私とあなた」であり「あなた」が集約点だ。
「あなたのいない私」は、転じて「あなたあっての私」だ。
途中「Ah神様 明日は…」と入るものの、曲の集約点は神様よりも「あなた」に感じられる。そう思うと、「Chapter02」で繰り出された「あなたに頼っているよ」のphraseとそれとは似た匂いがする…、と勝手に解釈しだしてしまうのだ。

Chapter01/マーブル色の日
矢井田瞳 片岡大志 村田昭
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802 HEAVY ROTATIONS J-HITS COMPLETE 96-99 (1996-1999)

album「CATCH」特設WEBを目にしてしまったら「アタシ前作の『adore』も聴けちゃなかった!」と恥じ入ってしまった。
彼女の音楽を作る環境が変わりゆくのには非常に目が離せなかったのに、音を追うには、自分に余裕がなさ過ぎて。だからもう恥じ入るのみ、だ。
それほど熱心か?と訊かれると熱心な部類じゃない(過去数回liveで歌う彼女は観た)私だが、彼女のdebut曲「嘆きの雪」の衝撃は半端なかった。歌、曲に中途半端さがない。バッサリと、ここにある悲しさを歌い切る。
だからか、今も目の端で追いかけてしまいがち。
で、@TOWERによる小谷美紗子特設pageもあったので読んでみて驚いた。1996年debutかい!<今年10周年。

realtimeで熱心に音楽を追いかけていたのは1990年代のことなのだけど、回想してみれば、1996年から1999年あたりが熱心さのpeakだったと思う。
観ることに時間を割き出した時期でもあり。
聴くことは更にどっぷりと突き詰めて。
だから、1996年から1999年のheavy rotationをまとめた下のcompilationを目にして「どれにも耳覚えがある」と思い、同時に「流石802の選曲だわ」と唸る。
確かに、ここに「嘆きの雪」は入っていない。けれど彼女の初期のsingle曲「永遠(とわ)にねむる」がキチンとpick upされている。確か『Japanese Dream』で最初の月間Grand Prixを獲得したのは、この曲じゃなかったか?
他にも馬場俊英さんの「センチメンタル シティ マラソン」(ForLifeで再契約再debutする前の曲!)にrough laughの「sometime somewhere」があって、どちらもCD所持者ともなれば「試しに聴いてみてよ、悪くないから」のひと声もかけたくなる。聴いて。


802 HEAVY ROTATIONS J-HITS COMPLETE 96-99
オムニバス Small Circle of Friends 山崎まさよし 中村一義 SKIP COWS 佐藤聖子 小谷美紗子
東芝EMI (2004/12/08)
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I'll believe the look in your eyes(2000)

彼女はひとりの女性artistとして、声に「たたずまい」のある人だと思う。楽曲というbackに、一筆書きで、円を描くようにmelodyを、声が、丁寧にtraceしていく。
lyricの非凡さが前に出る人ではない。声の個性を強烈に前に出しているわけでもない。癖のある歌い方ではない。声の持つ透明感、伸びが武器。
けれど彼女最大の武器は「坂本美雨」が、曲に消されないこと。
後にCMで、彼女の歌う「NEVER ENDING STORY」を聴いた時、改めて気づかされた。

両A面の曲を取り上げたが、blogのtitleには「I'll believe the look in your eyes」を据えることにした。
この曲は川村結花さんが作曲、大貫妙子さんが作詞、父親である教授のproduce(なんてアタシ好みなんだ!creditされた名前で負けてまう)。
そして、両A面、もう1曲「ひとつだけ」は母親・矢野顕子さんのcover。
母親の楽曲を娘がcoverするという展開は、業界の歴史が途切れることなく何10年も続いていることを再確認させられる。


I’ll believe the look in your eyes
坂本美雨 大貫妙子 坂本龍一 矢野顕子
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