2006/Jun/24 | listen
the wings of time(1999)
沼澤尚さんといえば「GROOVE DYNASTY」---個人的に「drum馬鹿の集い」と呼んでいたのだが(笑)---、の、members、5人のひとり。
スガシカオ(FAMILY SUGAR)、大貫妙子、吉田美奈子、槇原敬之、SING LIKE TALKING…など多数のliveに参加。2000年、2002年、2度の「Beautiful Songs」参加も忘れてはならない。後に、supportとして参加していたTheatre Brookに正式加入。
人気、実力もtop classで、多数のband(J&B、FOUR OF A KIND等)に参加しalbumを出しながら、「僕名義では1枚しか作らない」という言葉どおり、「沼澤尚」名義のalbumは1枚しか作られていない。
で、その1枚こそが『the wings of time』。
彼の持つ人脈がguestで入ったmusicianの顔ぶれでよくわかる。洋楽邦楽なんて枠がない。歌あり歌なし、まったく問わない。本当にborderlessだ。参加guestの分だけ楽曲の幅が広く、曲ごとにvarietyに富んでいる。それらを一本にまとめるのは、沼澤尚というbottomだ。
bottomが唯一無二、彼ひとりに定まっているからかvarietyに溢れていても散漫な印象を受けない。
このalbumのclosingに収められた曲が、albumのtitle tuneであり、TOTOのJeffrey Thomas Porcaroに捧げられた「THE WINGS OF TIME」だ。佐藤竹善氏のlive album『ALIVE and KICKIN'』にも同曲は収録されている。
奇しくも、この曲が大村憲司氏の最期にrecordingされた音源となってしまった。この話は是非とも此方を一読して欲しい。
東芝EMI (1999/04/09)
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