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春になれば

3月も下旬です。静岡では桜も満開です。
春になると、この曲が聴きたくなる!という楽曲を10曲、iTuneにオトした中からあげてみるとしますか。

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[01]めまい:advantage Lucy(2000)
東芝EMI時代のLucyには春向けサヨナラsong「グッパイ」があるのだが、どうも私は2000年3月にsg.で出された「めまい」に春特有の不安定さを感じる。どこにも「春の」という感じがない歌詞(むしろ恋愛の歌であり、だから「あなたの声を聴くたび めまいがする」)なのだが、そう思えてしまうのは編曲にあると思う。
この曲のguiterのphrase運びや、間奏のキラキラ感はAfter me「チェイサー」[1999]、後述するSpitz「ロビンソン」にも共通する。

[02]春一番が吹いた日:The Chang(1995)
Ticaの石井マサユキ氏がいたband、というとわかりやすいのでしょうね、今なら。
このへんが好きだと言い出したら、benzoのsg.「ECHOES」[2000]あたりで「ハイ!私も!」と挙手する人がいそうなんだが(苦笑)どうなんでせう。

[03]Two-way Street:The Gospellers(1996)
二叉路と訳せばいいのだろうか?このtitleを目にするたび思うThe Gospellers初期、1996年のsg.。
この曲の歌詞の序盤に登場する「ぎこちないスーツ姿」というphraseに、モモクロビックのsg.「Nice and Easy」(1995)の歌詞「似合わないスーツ着て」のphraseが重なる。今になって曲を聴いてて思い当たった事だけど(自爆)だって、ね、向こうから見れば、その人は「ぎこちないスーツ姿」なんだ。けれど着ている当人は「似合わないスーツ着て」ると思う。だろ?(笑)と。
なんかsynchronizedしかねんぜ(爆)と思ったものの、曲の世界が都心の路上で始まり終わる「Two-way…」と、スーツの下りの後に「地下鉄に乗っている」と続く「Nice…」とは当たり前だが描く世界が違うのだ。とはいえ早稲田大学の同一circleの出身。leader格は同級生。ならば、社会人のヒヨコ時代が同時期なわけだから(爆)と思うと「ううむ」と唸る新事項である。

[04]ロビンソン:Spitz(1995)
the pillows「Tiny Boat」(1996)を聴いた時に「編曲がSpitzの「ロビンソン」みたい」と思ったのを今も覚えている。arpeggioでの印象づけが似ている、と思ったのだ。「ロビンソン」自体、春先releaseの曲だったのは確かだが、春の霞のかかった感覚を思い出させるなら、この曲。

[05]Joy:Sing Like Talking(1994)
個人的にはsg. versionでのbrightな編曲のほうがお気に入り。SLT好きとしては正直なところ、sg.「みつめる愛で」(1995)と甲乙つけ難かった!あと「Skylark」などの爽快系numberとで。だけど「Joy」の後半に出るguiter soloの「春めき感」には勝てなかった!

[06]春風に乱れて:小田和正(1991)
小田さん。とはいえ、着目点はchorus:佐藤竹善。欲目抜きにfeaturingと書いて良いくらい、楽曲後半にガッツリとしたfakeを入れて、曲の印象全体を持ち逃げ…、てなくもない(失笑)
春。一陣の風。その疾風感を声でご提供。

[07]花いちもんめ:青山陽一(2002)
はっぴいえんどのtribute album『HAPPY END PARADE〜tribute to はっぴいえんど〜』に収録された曲。青山陽一氏のalbum『jaw』(2002)のbonus trackが、この曲。
この曲とSOON「Dreamtime」(1998)と暫時悩んだ。というのは、ここだけの話。

[08]スプリング◇スプリンガー 〜春に跳ぶ人〜:堂島孝平(2002)
ハジけてる!その一語に尽きる。
力のあるpopな曲がなかったのと、自分と同世代のmusicianで一番yellを送りたいのは彼だ!という理由で。この時かい?KinKiに「カナシミ ブルー」提供したのは。

[09]卒業:平岩英子(1997)
ひとつも「春=卒業」らしい曲がない、という消極的理由もあり(自爆)
いやね、この「卒業」が関西地区でheavy rotationされる最中に京都に3、4泊、前後往復深夜busでの車中泊(爆)する旅行に出ていまして。「卒業」と山崎まさよし「One more time,One more chance」を携帯radioで散々、聴いて聴いて、聴き倒してた。
ちょうど当時は京都駅が工事中で。『水曜どうでしょう』DVD「サイコロ3」で前後編、2回、京都駅が出て来るわけですけど(微笑)あの映像の中と同じものを目にしています。バリバリ既視感あったんだもの。

[10]花水木:槇原敬之(1994)
槇原敬之のalbum『PHARMACY』の収録曲。サビにこういうphraseが出る。
5月でまた1つ年をとり 大人になった気でいたけど
このpatternは徳永英明「君の青」だ、あれは最後の最後に「5月の青い空」と来るのだけど。
1st albumには「桜坂」、2ndでは「三月の雪」と春を垣間みれるtitleの曲が並ぶ。後に「冬がはじまるよ」「雷が鳴る前に」と季節が見える曲が出来ているのは、もともと書く上で「あったもの」だ、と思う。
余談。梅は2月、木蓮は3月、花水木は5月頃に咲く。

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次点は、川村結花「春雷」とスガシカオ「桜並木」の2曲。しっとり楽曲を平岩さんにしちゃったら、この2曲が外れてしまいました。奇しくもSMAP「夜空ノムコウ」作曲と作詞のふたりだ。

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