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133km/h

昌さん知らない人には「えええーーーッ」と驚く内容も中には、な、この本。
title「133キロ怪速球」は、2007年春季camp時に『光るスポーツ研究所』で伊集院光氏相手に言った"球速133キロのストレート"を指す。
本書の中でも語られているが、133キロのストレート(直球)「これが全力で投げれなくなったら引退する」。伊集院光氏相手にも展開した持論。これがわかっているとtitleに頷けるのだ。これが山本昌引退のborderlineなんだと。
「あーー、伊集院に言ってたねえ昌さん。隣にデニー(友利)がいてさ〜」
そう笑いながら言える。そして、これほど昌さんを物語る事柄もない。
綴られるのは、これまでのこと。そして、これからのことも。200勝した後の目標は「日本シリーズで1勝」。杉下御大にハッパをかけられた球団記録更新も視野には入る。
昭和40年会、現役2人に減った同級生のひとり(小宮山[M])が引退を表明。左腕+年長の大先輩(工藤[YB])は戦力外報道。周囲の目は今以上に、これからの昌さんに注がれる。
こうなると、どこまで昌さんは投げ続けるんだろうなぁ…
Mr.Dragons立浪も引退するという今。
だって今年の大半は二軍の試合で投げてたんだよ、200勝投手が毎週一度。
4月の今季初登板、10失点KOで即二軍調整決定。6月、交流戦期間中に一軍登録。交流戦2度目の登板でKO、一軍登録を外れる。4月の登録抹消後、6月の再登録まで二軍で投げている。
6月の登録抹消後、再度一軍登板を果たす9月まで、彼は二軍で過ごしている。
夏空の下、週一度の登板日に向けて調整し、二軍戦に登板する。その都度、上を睨んで(同時に、9月まで昌さんの登板機会がなかったことがDragons一軍先発陣が持ちこたえた証左である)。凄いったらない。

133キロ怪速球 (ベースボール・マガジン社新書)
山本 昌
ベースボールマガジン社
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