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公式戦開幕前はこういうのが出るようになるんでせうか…
球団マスコットというキャラクターを元にした本。

ともあれ手元にあるの、パッと撮影してみると、こうなりました。
3冊あるんですが(実際は初版本2冊あります!があるから冊数自体は4冊)reviewしようとなるとネタバレしかねん!
ので「続きを読む」ですっ飛ばします。えい!

ドアラのひみつ かくさしゃかいにまけないよ
ドアラ
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まずは2008年、Dragonsのマスコット、ドアラ(Doala)の本。
未知なるモノへの得体の知れぬ期待値(球団マスコットが本を出すこと自体、考えられないこと)、最初に明示された"7000冊"という数字、初版特典"シール付"…といった要素が重なって「ネット書店の予約でハリポタ越え」に。果ては「売上12万部」になったのではないかと。
ドアラ自身から明らかになる「ひみつ(とも限らないモノもあり)」もさることながら人選の良過ぎる取材・協力が本の中で絶妙たるspiceとなったなあ…
球場でドアラを取り巻く面々。
それは既に各動画サイト、公式ブログでドアラを知っている人には既知の面々であり、石黒さん曰く「日本中を巻き込んだ壮大な内輪受け」の中で知られた面々である。それは選手だったり、cheerの子たちだったり、球団の職員まで(笑)及ぶ。
広報の石黒さん、チアドラの女の子たち、試合前ドアラの相手をする選手たち(一部では"チーム・ドアラ"と呼ばれることも)に触れたことで内容に奥行きが出た。
中でも"なかよし"の森野選手によるドアラに関するinterviewは「よくぞ引き受けてくれたモノだ…」と(直接野球と関係のない取材なら固辞したって可笑しくないと思う)。
このインタビュー〆の「今のうちにせいぜいその鼻を伸ばしておけってことですよ。その鼻は僕がへし折ってやりますから」には、本発売当時、左手骨折→春季camp離脱だったこともあり「ドアラの鼻をへし折るなんて言うて自分の骨が折れたやん!」と呟いたのを忘れない(笑)

つば九郎のおなか
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つば九郎
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「ぱくり、じゃないよ。おま〜じゅ、だよ」ということで、2009年、Swallowsのつば九郎が「ドアラにインスパイア」されたという形で本を出版。
blog「つば九郎ひと言日記」の文体に慣れていない人は文体で先ず驚くだろうなあ、此れ。
ヤツが自身のblogで見せる他球団関与な大暴れっぷり(ex.各球団の監督と写真を撮ろう!)を知っているからか(先日は北谷で中日投手陣の練習に参加)blogを通じて培って来たものがあるだろうに、と思う。だからか、個性は存分に表現できているんだけど、どっか惜しいなあ…と思うのだ。
ドアラなら内輪受けの渦中の主キャラ(ドアラ)がいる。
そこにサブキャラ(石黒さん、チアドラ等)が顔を出す。
そこには動画やblogでは出ない付加価値もあって、それを存分に得ることが出来て満足できたところがある。
最後の八重樫スコアラーというキラーパスも良かったんだけど、一方で、blogに登場する自軍の選手で此れをやったら、此方は"入りやすかった"気がするのだ。
八重樫さんもとっておいて。もひとつ、現役選手で仲の良い"ふくちくん"とか"あおきくん"とか…で、interviewのひとつもあったら満腹だったなぁーきっと…と。
それだけでつば九郎ひと言日記を知る人が入り込みやすくなったろうなぁ…、てな惜しさもあり。
今回つば九郎が館山投手の記者会見に乱入しての自著に関する記者会見(!)とか、Swallows側も仕掛けが巧かっただけに、折角の本なだけに、余計、なんか惜しい。
でも、本自体は悪くないです。書けてるよ!ホント。

ドアラのへや
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ドアラ
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「(前略)内輪受け」の中で出て来た"無茶ぶりに応じる"点に重きを置くとしたら、本で表現するとしたら今回の質問解答styleなんでしょうなぁ…という体裁のドアラ本第2弾。
それを基軸に、今回の写真は交流戦。
本の為のcameramanさんを入れたからか球場でのマスコット陣の活躍っぷりがよくわかる仕上がり、でもあり。それに交流戦に関してはDragonsの公式ブログでも常に触れられていたところだったから、写真は撮りおろしとはいえ入口としては入りやすいかと。
あと。ひつまぶし食った後の展開は、まー、なんつーか…(笑)やってくれますねー
この手のサブキャラクターを球団内から繰り出せることが、常々私が思う「どう考えても中日は変だ、実のところネタ球団なんじゃねえか?」説を裏付けているように思う(笑)
その証拠に今回は善村スコアラー(※)に帯!ですよ。
※善村スコアラー:鯉(Carp)担当スコアラー。選手を賞賛→警戒するコメントは球界春の風物詩となりつつある。
前作の帯・落合監督にも「参りましたあああああ」でしたけども(そして、あのcopyは秀逸だった)。

こういうところに文章をまとめる人間に巧さを感じた!というのが、最後、英智選手のcommentを"対話"形式で掲載しなかった。語りおろしにしたこと、に尽きる。
選手の喋りの特性を見抜けているなぁ…
どういう形にしたら、より、その選手「らしさ」が伝わるのか判断してinterviewをまとめているなぁ、と一人勝手に唸ったもん。
森野の場合、会話の応酬から面白いモノがパンパン出る。あの中の「なめくさった顔で」発言で大爆笑させて貰った身とすれば、あのinterviewでの面白さは「シーズン始まる前に俺に言わせろ」状態の森野がいてドアラに関する質問にバンバン応じる、会話が進む"速度"にあると思うから。
だから、会話が掛け合う(質問と応答が並ぶ)必要性があった。
英智の場合、過去のお立ち台のcommentを調べるとわかるんですが、基本shyで朴訥とした喋り口で"語る"んですよ。その"語り"を削がないstyleは語りおろし、の、あの形。
はぁあああ、巧いわ…(嘆息)

で、残るはB☆Bさんの写真集なんすけども…
などと言っている中、どうやら今月9日、浜松でのオープン戦に行きそうな気配になって参りました。
去年も観たぜ、対戦相手は埼玉西武Lionsです。
岡本(中日→西武、わださんの人的保障で西武に)の「おかえり浜松」な記念登板なんかあろーもんなら笑って泣きますとも!
して、私以上に母が乗り気です(笑)
こーなったらオイラは#31のユニ着て行くかな!

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