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秋は

春は、多村。やうやう薄くなりゆく軟骨 少し治りてまた再発したる
腰痛の細く長びきたる。

夏は、川上。8月の頃はさらなり。9月もなほ。白星の多く飛び去りたる。
また、本塁打の浜中鳥谷など、ほのかに連なりて飛ばし行くもをかし。福川など打つもをかし。

秋は、松中。斉藤打たれて、頂点いと遠くなりたるに、
鷹のベンチにおるとて、2000,2004、2005,2006,2007など、呆然とするさへあはれなり。
まいて四球などの選びたるがいと得意げに見ゆるは、いとをかし。
力尽き果てて、グランドで正座など、はたいふべきにあらず。

冬は、福留。優勝したるはいふべきにもあらず。
球団会計のいと赤きも、またさらでも、いと懐寒きに、
年俸増を当てにして、購入予定のメルセデスもて臨むも、いとつきづきし。
翌年になりて、ぬるくゆるびもていけば、キャンプの費用も、自費参加になりて、わろし。

夏の人と冬の人はFAで渡米したんでアレですねー、そろそろ風物詩でもないような。むしろ川上の被弾癖は「もう、年中恒例行事だろアレ」と。「ひとりで1イニング3被弾食らって」発言が(以下省略)
しかし。冬の福留からもたらされる心証の悪さ(年俸増をの下りは本当にあった、他にも「四番料」発言があった)が「あー、FAするならしろ、行くなら行け、FA取得年に怪我でシーズン半分いないわ特例とるわ、挙句、肝心の日本一の時にはグラウンドにいなくて、よー言うわ」という此方の冷淡さをうんだのは確かだ。
嗚呼。今回、松中さんがベンチにもおらんのになあ…

この手ので、もうひとつ。今回は秋のみ拾う。
秋は岡本。
夕日のさして日本一いと近うなりたるに、「今年こそ打たれまい」とて、三つ四つ、二つ三つなど(カウントを)取り急ぐさえ哀れなり。
まいて、被弾し敗北したるが、(岡本の姿が)いと小さく見ゆるは、いとをかし。
力尽き果てて、(打たれたときの)表情、(立ちすくむ)姿など、はた言ふべきにあらず。

思い出すぜ。2004年日シリはカブ満塁弾、2006年のセギ、2007年のアジシリ決勝同点弾被弾、2008年は移籍先でも日本シリーズでサヨナラHR食らって(大号泣)
短期決戦での被弾の形式美はあるけれど、プロになるまでの社会人時代に何チームも渡り歩いた(渡り歩いてプロになった)苦労人の岡本には1年も長く野球を続けてほしいんだよ本当に。

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