だらけ日記ログ 2008年9月

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2008年9月20日(土)「アニメ新番組リストマイリスト抽出Excel 1.0.2」
2008年9月14日(日)「テンションコントローラー」
2008年9月13日(土)「デフォルトが『切る』というスタンスのアニメ視聴(想像)」
2008年9月12日(金)「切る理由?見る理由?」
2008年9月11日(木)「コミックフラッパー9月号(内輪ネタ)」






2008年9月20日(土)「アニメ新番組リストマイリスト抽出Excel 1.0.2」

 結局改編期ごとに変更加えてちゃ意味ない…。

ダウンロード(ZIP / 388KB)

 ダウンロードカウンタをはさんでみました。

 自環境での抽出結果はこうなった↓

番組名放送局放送時間
とらドラ!テレビ東京10/01(水) 25:20〜
ヒャッコテレビ東京10/01(水) 26:35〜
ドーリィ☆バラエティテレビ神奈川10/02(木) 23:00〜
ロザリオとバンパイア CAPU2東京MXテレビ10/02(木) 23:30〜
夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜TBS10/02(木) 25:29〜
CLANNAD 〜AFTER STORY〜TBS10/02(木) 25:59〜
ロザリオとバンパイア CAPU2テレビ神奈川10/02(木) 26:15〜
テイルズ オブ ジ アビス東京MXテレビ10/03(金) 21:00〜
北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王東京MXテレビ10/03(金) 22:30〜
天体戦士サンレッドテレビ神奈川10/03(金) 24:45〜
あかね色に染まる坂東京MXテレビ10/03(金) 25:30〜
黒執事TBS10/03(金) 25:55〜
鉄のラインバレルTBS10/03(金) 26:25〜
熱走!亀1グランプリテレビ東京系10/04(土) 07:00〜
しゅごキャラ!!どきっテレビ東京10/04(土) 09:30〜
地獄少女 三鼎東京MXテレビ10/04(土) 17:00〜
かんなぎ東京MXテレビ10/04(土) 22:30〜
屍姫 赫テレビ神奈川10/04(土) 24:30〜
絶対やれるギリシャ神話日本テレビ系10/04(土) 25:25〜
ケメコデラックス!テレビ神奈川10/04(土) 26:00〜
とある魔術の禁書目録テレビ神奈川10/04(土) 26:30〜
イナズマイレブンテレビ東京系10/05(日) 09:00〜
ライブオン CARDLIVER 翔テレビ東京10/05(日) 10:30〜
機動戦士ガンダムOO セカンドシーズンTBS系10/05(日) 17:00〜
のらみみ2(に)東京MXテレビ10/05(日) 23:30〜
まかでみ・WAっしょい!テレビ神奈川10/05(日) 25:30〜
今日の5の2テレビ東京10/05(日) 25:30〜
スキップ・ビート!テレビ東京10/05(日) 26:00〜
キャシャーン Sinsテレビ神奈川10/06(月) 23:00〜
ヴァンパイア騎士 Guiltyテレビ東京10/06(月) 25:00〜
喰霊 -零-テレビ神奈川10/06(月) 25:15〜
屍姫 赫東京MXテレビ10/06(月) 25:30〜
美肌一族テレビ東京10/06(月) 25:30〜
ef - a tale of melodies.テレビ神奈川10/06(月) 26:15〜
黒塚 -KUROZUKA-アニマックス10/07(火) 22:00〜
ワンナウツ日本テレビ10/07(火) 24:59〜
魍魎の匣日本テレビ10/07(火) 25:29〜
まかでみ・WAっしょい!東京MXテレビ10/07(火) 25:30〜
スティッチ!テレビ東京系10/08(水) 19:26〜
伯爵と妖精テレビ神奈川10/08(水) 25:15〜
喰霊 -零-東京MXテレビ10/08(水) 25:30〜
タイタニアNHK・BS210/09(木) 23:32〜
のだめカンタービレ 巴里編フジテレビ10/09(木) 24:45〜
鉄道むすめ 〜Girls be ambitious〜テレビ神奈川10/10(金) 21:00〜
かんなぎテレビ神奈川10/10(金) 25:15〜
純情ロマンチカ2(に)テレビ神奈川10/11(土) 25:00〜
CHAOS;HEADテレビ神奈川10/11(土) 25:30〜
ねぎぼうずのあさたろうテレビ朝日10/12(日) 06:30〜
かんなぎアニマックス10/13(月) 22:00〜
CHAOS;HEADキッズステーション10/14(火) 24:00〜
CHAOS;HEAD東京MXテレビ10/14(火) 26:00〜
ミチコとハッチンフジテレビ10/15(水) 26:08〜
純情ロマンチカ2(に)東京MXテレビ10/17(金) 26:00〜
地獄少女 三鼎アニマックス10/22(水) 18:30〜
夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜BS-i10/23(木) 24:30〜
CLANNAD 〜AFTER STORY〜BS-i10/23(木) 25:00〜
ねぎぼうずのあさたろうBS朝日11/21(金) 17:00〜


 優先局設定は(あえて)入れてないので、複数局でやるものがいっぱいリスト化されちゃう…。基本的に、自分の優先度としては BSデジ>MX>神奈川>CATV かな。放送画質や裏番組との兼ね合いで変わることはあるけど。最速放送へのこだわりは特にないかな。

 とりあえず放送時間かぶりとかは考慮しないで、この優先順で整理してみる。↓

番組名放送局放送時間
1とらドラ!テレビ東京10/01(水) 25:20〜
2ヒャッコテレビ東京10/01(水) 26:35〜
3ドーリィ☆バラエティテレビ神奈川10/02(木) 23:00〜
4ロザリオとバンパイア CAPU2東京MXテレビ10/02(木) 23:30〜
5テイルズ オブ ジ アビス東京MXテレビ10/03(金) 21:00〜
6北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王東京MXテレビ10/03(金) 22:30〜
7天体戦士サンレッドテレビ神奈川10/03(金) 24:45〜
8あかね色に染まる坂東京MXテレビ10/03(金) 25:30〜
9黒執事TBS10/03(金) 25:55〜
10鉄のラインバレルTBS10/03(金) 26:25〜
11熱走!亀1グランプリテレビ東京系10/04(土) 07:00〜
12しゅごキャラ!!どきっテレビ東京10/04(土) 09:30〜
13地獄少女 三鼎東京MXテレビ10/04(土) 17:00〜
14かんなぎ東京MXテレビ10/04(土) 22:30〜
15ケメコデラックス!テレビ神奈川10/04(土) 26:00〜
16とある魔術の禁書目録テレビ神奈川10/04(土) 26:30〜
17イナズマイレブンテレビ東京系10/05(日) 09:00〜
18ライブオン CARDLIVER 翔テレビ東京10/05(日) 10:30〜
19機動戦士ガンダムOO セカンドシーズンTBS系10/05(日) 17:00〜
20のらみみ2東京MXテレビ10/05(日) 23:30〜
21今日の5の2テレビ東京10/05(日) 25:30〜
22スキップ・ビート!テレビ東京10/05(日) 26:00〜
23キャシャーン Sinsテレビ神奈川10/06(月) 23:00〜
24ヴァンパイア騎士 Guiltyテレビ東京10/06(月) 25:00〜
25屍姫 赫東京MXテレビ10/06(月) 25:30〜
26美肌一族テレビ東京10/06(月) 25:30〜
27ef - a tale of melodies.テレビ神奈川10/06(月) 26:15〜
28黒塚 -KUROZUKA-アニマックス10/07(火) 22:00〜
29ワンナウツ日本テレビ10/07(火) 24:59〜
30魍魎の匣日本テレビ10/07(火) 25:29〜
31まかでみ・WAっしょい!東京MXテレビ10/07(火) 25:30〜
32伯爵と妖精テレビ神奈川10/08(水) 25:15〜
33喰霊 -零-東京MXテレビ10/08(水) 25:30〜
34タイタニアNHK・BS210/09(木) 23:32〜
35のだめカンタービレ 巴里編フジテレビ10/09(木) 24:45〜
36鉄道むすめ〜Girls be ambitious〜テレビ神奈川10/10(金) 21:00〜
37ねぎぼうずのあさたろうテレビ朝日10/12(日) 06:30〜
38CHAOS;HEAD東京MXテレビ10/14(火) 26:00〜
39ミチコとハッチンフジテレビ10/15(水) 26:08〜
40純情ロマンチカ2東京MXテレビ10/17(金) 26:00〜
41夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜BS-i10/23(木) 24:30〜
42CLANNAD〜AFTER STORY〜BS-i10/23(木) 25:00〜

 チェックしなさそうなのを2番組除いて、秋のチェック数は42と出ました。例によって新番の中身については全く調べてませんが、今回も続編やシリーズものが多いみたいね。16:9放送で3番組かぶるところがあるとレコーダーを買い足さないといけなくなるわけだけれども(2番組までしかデジタル録画環境がない)、よく眺めないとわからんな…。

 東京MXが21時〜22時台で新番組を結構出してるのね。これまでのいくつかのアニメ番組(再放送含む)で、この時間帯でも大丈夫だと思ったんだろうか。時間帯的には録りやすいからいいけど(でも録画予約を忘れやすい)。

 アニメスピリッツの枠は純情ロマンチカ2になるのかしら? それにしてはBSでの放送予定がないのだが…。BSじゃないと額縁放送なんだよなぁ。現状のひと月遅れも厳しいが…。

 そして今期は終了番組の方が明らかに少ない…(30番組ちょっと?)。増加されるとキツいなぁ。いくらか切れるといいんだけど。10/7までで30本越えだから、これは相当キツそうだ…。秋改編なのにキッズ系の変更がほとんどないのもなー。

 あと、これに加えて夏に録り逃したアニマックスのプリンセスナインを録る予定(「見る予定」ではなく)。10/7〜。

2008年9月14日(日)「テンションコントローラー」

 多量見さんはどんなアニメでも大抵楽しむことができます。それは、各々のアニメに対して素の状態で当たらず、自分の感情をそのアニメが楽しめる形に変えてから当たるからです。

 この「自分の感情を変える」行為に対する表現に、かつては「スイッチ」という言葉を使っていました。

 「萌えスイッチ」「作画スイッチ」「声スイッチ」etc...これらをパチパチとON/OFFすることで、各々のアニメに対応している…と。だがそれは、いまいち正確ではなかった。こいつらは決してON/OFFしかないデジタルな「スイッチ」などではなく、「ゲージ」や「スロットル」といった段階的な状態を持てるもので、さらにプラスだけでなくマイナスまであるものであると思われるワケです。

 というわけで、ちょいと適当に作ってみた↓


 こんな感じの脳内ゲージを使って、各要素に対して自分の感情の込め具合(期待値)を調整することにより、期待できないところはハナから期待せずに、期待できるところはテンション上げて待機することにより、上の図のような完全無関心状態にならない限り、何らかの楽しみがある状態かつ、ダメなところにはどこまでも寛容な状態―つまり「楽しみ」しか表面化していない状態―に自分を置くことができるわけですよ。

 そして、このゲージ絵をいっぱい作るとなるとペイントソフトでひとつひとつ作るのは面倒そうなのでJavaScriptで汎用化。(簡単に書いてますが、結構面倒でした…)

 とりあえず画像のやつと同じゲージ構成で使ってみるの図。各要素は作品によって増減するというか、テンション0で変動予定のないところはゲージがないのと同じですな。JavaScript的には要素数はどこまでも増やせるけど、1024×768環境では14要素ぐらいが限界だ。つまみにカーソルを合わせると大抵のブラウザではツールチップが出ます。

 で、このゲージ、同じ作品なら変動がないかと言えばそんなことはなく、回によって、状況によって、展開によって、時々刻々と変化させていき、作品の状態に合わせていきます。例えば 恋姫†無双 の主な要素にて、曹操が出る回とそうでない回を比べてみると、

 まず通常時。デフォでエロいのでエロネタに多少の期待があります。バカな仮面の人もいるのでおバカネタにも期待…。

 曹操さんの出る回なら期待値がさらにエロ方面に補正されます。期待しすぎて他は下がり気味。


 このようにテンションゲージを調整して、作品の状態と自分のテンションを合わせることにより、作品を楽しむ方向に持っていくワケです。

 時にはゲージの要素をさらに細分化して臨む場合もあります。

 ただのお気に入り度な気も…。

 そして、マイナス方向に期待を寄せて見る場合もあります。悪い言い方をすれば「嘲笑」なので、あまりマイナス値では持っていたくはないですが、マイナス方向で見ていると数倍楽しめてしまう、ということもあります。

※注)光希桃はぴちぴちピッチは大好きです。

 ちょっと古いので思い出しながらですが、こんな姿勢で見ていた気。テンションゲージをこういう形にしたときのぴちぴちピッチの破壊力はもの凄いものがあります(総合テンションがMAXになるぐらいに)。また、このおもしろさがテンションゲージをコントロールしたことにより生まれたと思えることで、ある意味(テンションゲージのチューンに成功した)達成感があって、それは普通にプラス側テンションで維持できるような普通の良作では味わえないものです。

 このぴちぴちピッチの例はテンションゲージのコントロールの例としてわかりやすそうなので、このままもう少し広げます。

 新番組として出会う際は、もちろん内容についてほとんど知らないので、上記のようなテンションゲージは用意できません。


 こんなもんですかね。可もなく不可もなくの状態で待機。このあと実際見ながら、ゲージをコントールしていきます。「あまりマイナス値では持っていたくはない」し、マイナス側に振ると普通の(プラス側の)楽しみ方がしにくくなるので、マイナス側に振るのは結構勇気が要ります。

 そうなると、期待できない要素をマイナス値にしないでコントロールする、つまりテンション0の無関心状態にするということに。すると、


こうなる。テンション0は無関心 ― よくても悪くても感情を動かさない ― ので、上のようなテンションゲージでは、歌とラブコメシーン以外はただ流れているだけ状態になってしまいます。全体的にテンションを下げて、何も期待しない状態にしているので、期待している部分についても連動してちょっと下げた状態になってしまいます。いわゆる「見るところがない眠いアニメ」状態ですね。

 そこを思い切ってマイナス値までシフトダウンして、最初の図にまですることにより、どんなシーンでも見るところのある、しかも破壊力抜群なアニメが(自分の中に)誕生するワケです。まぁぴちぴちピッチはだいぶわかりやすいですが。


 このように、

1.各要素のプラス・マイナス・無関心のコントロール
2.各作品における特化した新要素(ゲージ)の追加

 といったことを視聴しながらほぼ無意識で行うことによって、「どうにかして作品を楽しんでやろう」という姿勢が、多量見をするにあたっての重要なスキルになるのではないかと。

 特に重要だと思うのが「無関心」と「マイナス」を使うこと。わかりやすい例でいえば、“「図書館戦争」で、「何でそんな状況になって、さらに放っておかれてるんだ」という疑問に対して「無関心」を貫いて、「それは気にしない」状態にしておく”という感じ。「そこ気にしてたらつまらないでしょ」というのを表面的な言葉だけでなくきちんと自分の感情にも反映させる、それがテンション0の「無関心」。マイナスの話はピッチでしたからいいか…。

 この辺のことをしないと、

●どうでもいいことが引っかかって作品自体楽しめなくなる
●ダメなところがダメなのが本気で嫌と思ってしまい、際立つダメさに耐えられなくなる

というのに陥りやすくなる…と思う。

 で、「そんな気にせんでも…」や「そんなに怒らずにそれを楽しんでもいいんじゃない?」という言葉がこぼれたりするのです。


 できるようになってくると、できたときの達成感もあって、このテンションゲージコントロール自体がおもしろくなって、世間で評価が低い作品を聞くと、逆にそこに挑戦したくなったりしてしまうようになったり。「上手いことコントロールすれば楽しめるんじゃね?」みたいな。まぁ無難に声とか萌えとかに落としてしまうことも多いですが…(そこに落とせば大概のものはそれなりに楽しめるようになりますが、自分としては不正解としたいコントローラー状態)。

 もちろんコントロールに失敗して、盛り上がっている人を尻目に、自分は着いていけない状態になってることとかも結構あります。だいたいは安易にマイナスを使ったとき、その次にマイナスを使うのを拒みすぎたとき。いっぺんマイナスを使うと戻せなくなることもあるので、プラス方向の盛り上がりに着いていけなくなる。出遅れたマイナスは出遅れすぎるとどっちつかずの中途半端状態になって失敗する。初っ端からマイナスが正解すぎるGUN道-MUSASHI-なんかはいいけど(でもどの要素までマイナス値にしていいのか悩んだ)、クラスターエッジあたりになるとどの辺でマイナスシフトしていいのか難しいところではあった気。

 無難に落として失敗した記憶があるのは「ケロケロちゃいむ」かなー、再放送で違う見方を開眼した。世間で怒号が飛び交う中、自分はテンション高めで突き抜けられた記憶があるのは「宇宙のステルヴィア」、もうどんな見方だったか忘れたけど(ぇー)、何かを「掴んだ」という記憶はある。(記録もある

 なんかうまくまとまらないけど(つながらないけど)、書こうと思っていた内容は書いた気がするのでここらで終わる。

 テンションゲージコントロラーのJavaScriptは配布用の書式になってないけど、持って行ける方(JavaScriptがある程度使える方)はHTMLのソースからご自由にお持ち帰り下さい。JavaScriptに使っている画像素材も同様。だいぶ強引に成形してますんで、作り替えももちろん可。

2008年9月13日(土)「デフォルトが『切る』というスタンスのアニメ視聴(想像)」

 つづき。

 デフォルトが「切る」というスタンスで取捨選択をした場合、見続けることにした作品は「選ばれた作品」であり、その人にとって「おもしろくあり続けなければならない」という位置づけになるのではないかと思います。

 そう考えると、最近よく見られる、「ちょっとつまらない話があるとやたら怒る」「ちょいと絵が崩れると相当残念がる」「話が超展開すると萎えてしまう」というアニメ感想にも納得がいく感じ。「選んだ作品は自分の思ったとおりに思った方向性のままおもしろくあり続けなければいけないのだ」という線から作品が外れてしまうと、それはもう自分が「選んだ作品」ではないということになり、興味の対象外というか自分の気持ちを裏切ったという感情が強まって、怒りや呆れの方向に進んでしまう…のではないかと思うワケです。

 対して何でも楽しむ多量見さん…というかオールドタイプとしては、デフォルトは「見る」なので、作品の変化に対して柔軟に楽しみ方も変化させて、ときにはその「ダメさ」すらも楽しむ要素にして見てしまうものでして、軽い下降や軽い迷走ぐらいでは、そんな強い感情は全く生まれないワケです。期待値(テンション)や作品に期待するものを微妙にコントロールして、現状の作品に合わせていき、決して見続けることと楽しむことを諦めない…。

 うーん、随分な温度差です。

 例によってどちらがいいかとか言うつもりは全くありませんが、視聴者が一分のブレも許容できないとなると、作品を作る側は相当大変になるんじゃないかと思ってしまいますな。ただただおもしろいモノを奉仕し続ける存在という扱いになってしまうということだから、より窮屈にね。

 これもまたアニメが多すぎることに起因する件だから、やはりアニメの本数を減らしていこうぜ!(またそれか) 本数問題ではなくアニメを商品にしすぎた弊害に思えなくもないけど。

 まぁでも、そんなに青筋立てて怒らんでもええやないの とは思うなぁ。一緒になって怒ったり貶したりしているワケではないから、怒ったり貶したりしてる文章を読むのはあまり楽しくなく。感情に嘘をつくことはないけど、怒りながらも笑いを入れるとか、そういう際でも気遣いや愛があってもいいんじゃないかなー、と。

2008年9月12日(金)「切る理由?見る理由?」

 もう結構前の話になりますが、某アニメを見てる/見てた ということを話した際に、

「何で切らないんですか?」

と、言われたことがありまして。何気ない言葉だったのですが、自分としてはその言葉が妙に引っかかってしまいました。この引っかかりが何かと考えてみると、このアニメ多量供給時代において、

 切ること:理由はいらない
 見続けること(切らないこと):理由が必要

という新基準に違和感=引っかかり を覚えていたからなんだと気づきました。自分の感覚的には、別に自分のように何でもかんでも見続けるようにするのが当たり前とかまでは言うつもりはないけど、

 切ること:切る理由があること
 見続けること(切らないこと):切る理由がないこと

という感覚があって、「切る理由(作品の悪いところ)を探しながら新番チェックをするのが嫌」というのも多量見をする理由のひとつとしてあったりするわけです。見られる本数が限られている中、どーでもいい切る理由を探しては新番を切り捨てて本数を調整していく…そういう感覚が意外と心苦しくて、「見続ける」前提で「切る理由探し」を放棄した結果、現状の多量見に行き着いた…という一面もあります。

 でも、新基準においては、デフォルトが「切る」であるから、切ることに対する心苦しさ(罪悪感)がなく、積極的に見続けていく理由がある作品のみを見ればいい、という感覚に置き換わっているようなのです。新番チェックでするのは「切る理由探し」ではなく、「見続ける理由探し」…言い換えれば「よかった探し」、減点方式ではなく、加点方式。

 考えてみれば、これだけアニメが溢れている世の中なら、こういう考え方は至極当然でした。…が、自分にはそれまでそういう感覚があることを考えられずにいた、と。

 で、話を戻すと、「何で切らないんですか?」と言われた際に、「えっ?切らないことに理由がいるの?」という軽いジェネレーションギャップみたいなものを、感じていたということではないかと、今にして思うわけです。確かに、どんな作品でも楽しむことができる多量見スキルは多少持ち合わせていようとも、向こうの思うような「積極的な見続ける理由」がある作品はそれほど多くなく、その「何で」の問いに対しては「切るまででもない理由」はあっても、強い「見続けたいと思う理由」は特にない…つまり回答に詰まるワケでして。

 逆に、そういう新感覚の人に、「何で切ったんですか?」と聞いたら、回答に詰まるのかも知れないな。

「アニメを見て、見続ける番組を選ぶ」という点では全く同じなのに、感覚的にはずいぶんな違いがあるんだなぁ…と思った出来事でした。まぁ実際のところはそんな両極端な話ではなく、見る理由と切る理由のバランスで見続ける作品を選んでいるというのが大多数なんだろうけど。

 自分としては、ちょっと合わないかな? と思えるようなものであっても、見続けることで見えてくるもの(開眼)もあると思うので、ちょっと合わないと思うこと自体が「見続ける理由」になっているのかも。合うアニメはそのまま見たいわけで、結局全部見たい、と…。

2008年9月11日(木)「コミックフラッパー9月号(内輪ネタ)」

 もう先月の話ですが。稀にしか掲載されないので、しっかりアンテナ張ってないと買い逃すのというのを、前回思いっきり買い逃したところから反省したので、先月号はしっかり買いました。

 公式サイトの次号予告にしっかり書いてあったので、パラパラ探して、見つからないので目次を眺めてみましたが、いない。頭に?マークを浮かべながら、次号予告によると確か読み切り掲載だったので、読み切り作品をチェック…。初期とはだいぶ印象違うけど面影のある作品を発見して、巻末の作者コメントを読む…。

「ペンネーム変えました」

 あぁ、やっぱり。

 変えるときって前の名前を出しつつ新しいのを紹介…的な流れが普通かと思いますが、前のは特に書いてないってことは、いったんリセットする感じなのかしら? 小坂息吹ね、覚えておこう。

 内容の方は原作モノなので何ともコメントしづらい…。だいぶ安定して読みやすくあった感ではあるけど、作風というか作家性というか尖った部分というか、いわゆる「らしさ」がどこにあるんだろう? みたいな感想は持ったかな。「うまくまとまっている」「個々のページもそれぞれおもしろい」「わかりやすい」というのはもちろん大事ですけど、もっと読者の内面にまで届く「何か」もちゃんとありつつ、個々の作品において、その「何か」に共通項が見え隠れするような作品群であると、もっといい感じになっていくんじゃないかなぁ〜、とか。

 つまるところ、「もっと『自分』を出していこうよ」という結論に?

 おわり。とりあえず「数学ガール」の新しさには目を見張るものがありすぎました…。この切り口はすごいわ。


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