だらけ日記ログ 2006年6月

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2006年6月6日(火)「サイト別データ更新」
2006年6月8日(木)「歴代データ更新、そして全更新終了」
2006年6月9日(金)「コミックフラッパー買ってきました」
2006年6月10日(土)「100万アクセス達成!」
2006年6月15日(木)「終了番組評価調査について」
2006年6月21日(水)「高レベル低レベル」
2006年6月22日(木)「高レベル言語」
2006年6月29日(木)「公開ページなら公開しないと」






2006年6月29日(木)「公開ページなら公開しないと」

 デュマス並に堕ちていきますよ。

 例によってそこそこ怒られるかと思いましたが、そうでもないようで。言い訳とかは面倒なのでいいや。「高レベル」と高く見ているような言葉を使いつつ、「低レベルっていいよね」って書いてあることはだいたいわかってもらえたみたいだし。高レベルについて語る気はないし。

 つことで、何が言いたいかというと、こういう人たちはどちらにせよ、コミュニケーション下手、というかコミュニケーション好きではない のではないかという話。ある程度共通の知識があれば、無理して何かを話そうとしなくても、会話を成立させることができるよね、と。

 まぁ好きな人もいるでしょうけど。少なくとも私はそんなに好きじゃない。必要以上のコミュニケーションはあんまり望んでないです。ウェブページ上では特にね。

 友達や話し相手、そういうものが欲しくてこのページを作っているワケではなくて、今まで生きて得てきた知識や情報、自分として生きてきたからこそたどり着いた感情や意見、作った作品…そういうものを誰にということもなく垂れ流したいだけなんだよね。

 読んでもらえて、いろいろ考えてもらえたりすればうれしいけど、別にその感想を求めているわけではない。つか他者の感想を期待するなんて感情はずいぶん前になくなりました。見てもらえる以上の期待をしてしまうと、つらいだけでしたし。自分的には、書いてすっきり、それでおしまい。あとは受け手のご自由に。

 まとめると、(ウチの)ウェブページはネタである ということ。そしてそれをネタに誰かと個人的に語り合いたいわけではない、ということなのです。

 ですので、メールとかで個人的にくるご意見とかの意図がいまいちわからなかったりするのです。「ネタの感想を書いた人だけに見せてどうして欲しいのか」と。反論や意見…というせっかくのネタを、メールなんかで送られて、その返事をまたメールで個人的に内々に書いても、おもしろいのは当人の2人だけで、実に勿体ないと思ってしまう。

 だってさ、私個人に何か言いたいわけじゃなくて、書いてあることに対して何か言いたかったんじゃないのかと思うのですよ。公開した話に対して、違った考え方、疑問点、関連した話…そういうのは別に私に個人的に見せてもあんまり意味のないような。別に「光希桃自身の間違った考えを正そう」とか「光希桃に違う視点の意見も知ってもらいたい」とか、そういう善意に押されて送りつけたくなることなんてそうはないだろうし、赤の他人の私がどんなだろうとどーでもいいというのが大まかな意見ではないでしょうか。

 もっと言うと、善意は善意でも私を含め似たような意見を持つ人、私の意見を鵜呑みにしようとした人に、違う視点や、意見のアラなどを知ってもらいたい…そういう気持ちではないのか、と。

 それなのに、内々に個人的なメールとかで私だけに送ってくる…これは実に勿体ない。

 1時間や2時間、たまにそれ以上かけて書いている日記も、メールに書くレスも、労力はさほど変わりません。でもメールは基本的に1人しか読みません。他に見せても問題ない内容なのに、特定の1人にだけ見せるより、皆が見られる場所にそのネタを書く方が勿体なくない、というか有意義だと思う。

 せっかく時間をかけて文章を書くのならなおさらね。

 ページ持ちでない人、ページを明かせない人とかが、ウチにその意見や反論を載せてもらってそこから…というのはわからなくないですが、ページ持ちだったり、載せて欲しいわけではなさそうで個人的にメールを返してほしそうな場合…それはちょっと不思議だな、と。

 単純な感想とか、誤字脱字のたぐいなら、特にレスも必要ないし、そちらのページ&こちらのページのネタにする必要もないし、ありがたい限りですけど。

 自分が他所の記事について何か書くときも、別にそこの人に読んでもらいたいというより、それを取り上げて自分も何か書くことがおもしろいと思った、何か書きたいと思ったという方が正しく、別にそこの方と話してみたいとかお近づきになりたいとかそういう気持ちはほとんどないです。ご本人様から弁明とか説明とか個人的にいただけるのはうれしいですけど、そういうのは別に望んでいたこととは違う。

 アニメの感想と一緒。書いたことでこちら的には終わっている。別に制作サイドに本気で何かを直してもらいたいとかそういうことは全然思ってなくて、あくまで自分とうちを見てくれる読者さん用。制作サイドが見て何かを感じたりするのは自由だし、一般読者ももちろんそうだけど、自分は別に読んで何かを私個人に言って…いや語ってもらいたいわけではない。

 自分とこ読んで、何か語りたくなってもらえたのなら、それは私個人にではなく、是非みんなに見られる場所に書いていただく、もしくはネット上ではなく普通の話のネタにしていただいてもらえた方が、よほど意味があったと感じる。ネタにしたことを教えてもらえればさらにうれしいですけど。

 反応をスルーするときも、せっかく書いた文章を無駄にしなくて済むしね。

 反応に反応したくなったときは、勝手に反応するし、サイト持ち同士ならそういうドライな関係でいいんじゃないのかなーと思う。

 ウェブコンテンツだってある意味「作品」なんだから、反応に反応するネタを載せるかは各人の判断でしょ。個人的なメールだと各人の判断では片付けにくい面もあるし、コメント欄や掲示板なんかはまた別の側面がある。

 まぁいろいろややこしいけど、せっかく時間を使うなら、なるべく楽しく有意義に使おうよ。

 だいたいの方はそう思っているっぽいですけどね。感想率調査の感想メールとかほとんど来たことないし。でもたまにあったりするので一応書いてみました。

 要はメール送信(返信)&コミュニケーション嫌いなので、ページのネタにならない場合は大概読むだけです、という話。読んではいますので、読むだけでいいやつは大歓迎。「読まれるだけでいい」という気持ちを持っていただけると助かります。

 気が向いたら次も関連した話。

2006年6月22日(木)「高レベル言語」

 昨日そんなことを書いていたら、変な仮説を思いついたのでメモ。

 高レベルな人と低レベルな人の会話を考えてみる。

低「昨日のアニメおもしろかったよね?」
高「昨日は○○脚本だったからな」
高「あの人の脚本回は一見の価値ありだよ」
低「歌のところは迫力合って見入っちゃった」
高「ああいう動画は□□の十八番だからなぁ」
高「□□は他に△△とかでもこういう動画を描いてた」
低「へぇ〜」

 高レベルな人と高レベルな人の会話も考えてみる。

高1「昨日のアニメ見ました?」
高2「見たよ、さすがは○○ですよね」
高1「ですよね、○○は●●の頃からこれは!と思ってましたよ」
高2「俺は■■からですねー。●●からなんてお目が高いですね」
高1「歌唱部分の作画は××さんですよね、いい仕事でしたよ」
高2「あの動きは××さんでしか出せないですよね」
高1「次の担当回も楽しみです」

 高レベル会話だと、知識公開と情報確認がメインになっていて、自分のことをほとんど語っていないことに気づく。それでも会話が成立しているという不思議な違和感。

 自分のことを深いところまで語りたくないという気持ちと、相手との衝突を避けているのかなー、と思う。ある意味思いやり。キャストやスタッフ、劇中のセリフなどを織り交ぜたテンプレ会話で、会話した気になりたい。

 というのもあるだろうし、高レベルすぎて、自分の感情を見失っている…というか、劇中の情報>>>自分の感情 になってしまっていることもあるのかな。

 確かに知識を並べるだけの会話は楽だ。考えなくていい。セリフやスタッフなどのキーワードを並べるだけで、同等のレベルなら「私もそう思いました」と伝えつつ、そのキーワードでそう思う理由まで語っていることになる、婉曲にね。

 でもそれは、自分をテンプレ化…デジタル化しているようなものではないかと思ってみたり。それぞれ微妙に違うことを考えているハズなのに、同じモノを見て、出てくる言葉はみんな同じな集団。

 同じこと、同じキーワードを言っていれば輪から外れることはない。そこに入るにはそのキーワードに則した合い言葉が必要である。そういうところで閉鎖的に見えているのかも。

 閉鎖空間に長いこといた人たちは輪の境界が曖昧になって拡がっていくことや、輪の外で新たな輪ができそうなことがおもしろくないのかも。

 アニメはさ、高レベルアニオタだけが見てるものじゃないのですよ。消費者にしてもね。

 以上メモ。まとめる気はないですが。

 至好回路さんの「▼2006/05/26 (金)」や「▼2006/06/02 (金)」の日記、さらにそこからのリンク先などもちょっと関連した話になるのかしら。特に意識したつもりはなかったんですけど、後ろのほうはそんな感じの話に。

 オタについて語る気はそんなにないけど、要は供給過多&過去データ膨大すぎなんだよね。アニメを見まくるだけでも無謀に近いんだから。(多量見の結論はいつもそれだ)

2006年6月21日(水)「高レベル低レベル」

 横の柱をいじるのを放置している間にもう最終回シーズンですよ…。夏改編の印象としては「終番>新番」な感じで嬉しい限りです。でも東京MXTVのアニメコンテンツ増量化のきらいが見えてちょっと不安ですね…。

 さて、某所で話途中で終わっちゃったやつの続きでも書きましょうかね。

 ひとくちに「アニメを見る」と言っても、その見方は千差万別あります。100人いれば、100通りのアニメの見方、感じ方があるでしょう。たとえば、

・たまたまTVをつけたらやっていたアニメを流し見
・アニメの世界をリアルに感じながら視聴
・スタッフなどは全く気にせず視聴
・キャラに萌えつつ視聴
・一部の声優の知識を持ちつつ視聴
・脚本や演出を意識しながら視聴
・動画や原画のスタッフを意識しながら視聴
・過去アニメのバックボーンを常に頭におきながら視聴

他にもいろいろあると思いますが、まぁこんなもんで。この流れで書いたので、気づいてもらえたと思いますが、下に行くほど「誰が、何を作っているのか」を意識しながらアニメを視聴するスタイルと言えます。「誰が」の部分を強化していくスタイルや、「何を」の部分を強化していくスタイルがありますが、まとめるとそんな感じ。

 これを仮に「高レベルアニメ視聴」と呼ぶことにしましょう。

 一般的に言ういわゆる「アニメオタク」というのは、この「高レベルアニメ視聴」を多かれ少なかれしている人種と思われていると考えられます。

 そして同時に「アニメオタク」というのは、「いい歳こいてアニメを結構な量見てる人」であるという印象があるように感じます。

 この2つの共通項を約分すると、「いい歳こいてアニメを結構な量見てる人は必ず、高レベルアニメ視聴をしている」となります。

 でもそれは、必ずしもイコールではない。いい歳こいてアニメを見ていても、EDのスタッフなんてかっ飛ばすか、歌しか聴いていない、でもアニメ好きと思われる量のアニメぐらいは見ている…低レベルアニメ視聴のアニメファンがいないとは言えませんね。

 低レベルアニメ視聴タイプは、「高レベル待機型」と「低レベル保持型」の2種類に分類できます。「高レベル待機型」というのは、名前の通り、まだ知識は足りないけど、スタッフやアニメ技術に興味があり、その内高レベルに変わっていくタイプ。「低レベル保持型」は、そういう方面に興味があまりなく、いわゆる「おもしろければそれでいい」タイプ。

 で、いわゆるアニメオタクの会話というのは、高レベル情報を使った「高レベル言語」で進むことになっています。「BSアニメ夜話」なんかを想像するとわかりやすいと思います。

 低レベルの人たちは、高レベル言語の会話には入っていけません。待機型の人なら、まだ知識はなくても知りたい情報なので、興味を持って聞くことができますが、保持型の人にしてみれば、どーでもいい会話です。高レベルに関わる意味も必要もないと考えるでしょう。

 結果、アニメオタクコミュニティというのは、高レベルと、その研修生である高レベル待機型で構成されるようになり、彼らと関わりを持たない低レベル保持型は存在しないかのように扱われていました。たまに関わっても、まだ待機型なんだと勘違いされます。

 ここから本題。

 では本当に 高レベル>低レベル なんでしょうか。

 ここまでの流れでこちらの意図は見えていると思いますが、それはノーでしょう。アニメの楽しみ方に正解があるとは思いませんが、仮に正解があるとしても、それがすべてにおいて高レベル視聴であるとは考えにくいです。

 TVに映るプリキュアに声を上げて応援している子どもに、「その見方は間違ってる」と言える人はいないと思います。大人になってしまうと、さすがにそこまで純粋ではいられませんが、スタッフやキャストを意識することをしなくてもアニメは楽しめるという証拠がそこにはあると思います。

 高レベル知識がないからこそ楽しめることがある以上、どちらかが上ということはないはずです。ただ、低レベルは高レベルになれる可能性があるけど、高レベルになってしまうと二度と低レベルには戻れない ということがあるので、高レベルの方が上と考えられることがあるのかも知れません。

 で、以前であれば決して表舞台に上がってくることはなかった「低レベルアニメ視聴」の人たちを見かける機会をグンと増やしたのが「アニメ感想系サイト」ですね。

 スタッフやキャスト、作画や演出に注目しているサイトも多いですが、子どもがアニメを見るように、ただただ純粋に話の内容についてだけ触れるサイトも少なくありません。

 高レベルだろうと低レベルだろうと、アニメを見て感じたことを書く―感想―に違いはなく、どちらもウソではないはず。高レベル知識がないから感想を語る資格がないなんてこともありません。

 「アニメ感想系サイト」なんて広いくくりではそんなものです。アニメをいくらか見ていることを表明していて、いくらか感想が載っているサイト。そこには低レベルから高レベルまでいろいろな人がいます。そして低レベルの人は必ずしも高レベルになりたがっているわけではない、と。たとえ長いことアニメを見続けているような人であってもね。

 ここからおまけ。

 私もどちらかと言えば低レベル側…と言いたいところですが、知識なしには戻れないので、ある程度高レベルに近づいてしまったのかな。でもまぁ、基本的には低レベルかと。少なくとも高くはない。

 というのも、アニメ好きの輪の中にいようとすれば、接待レベルでの知識を入れないわけにも行かず。それほど興味はなかったのですが、ウケのいい知識をいくらかは入れました。あと、アニメ好きとして認知される状態での必要とされる知識、そういうのもある程度は。

 私個人としては、知識が増えて得した感はあまりないですね。特に声優の知識は、話のネタには最適ですが、アニメを純粋に楽しもうとする上では邪魔になることが多く、何度も恨めしいと思いました。少なくともアニメを見ている間は封印したいと…。ワイドショーやバラエティでアニメのBGMが使われてるのに気づいて、番組の内容が全然頭に入らなくなるのと似ている。ワイドショーやバラエティは真面目に見る気がサラサラないのでそれでいいですが、アニメでそうなってしまうとすごく勿体ない気。

 アニメを見続けるには高レベル側になるしかないのかなーと考えた時期もありましたが、別になりたくはなかったし、現状で楽しめているのはウソではないし、間違っているわけでもないハズ。高レベルになっても低レベル視点も併用できることもあるかも知れないけど、できないかも知れないし、高レベルを望んでいるわけでもない。ならこれでいいんじゃないかと。

 そんなわけで、オタ同士の会話っていまいち興味がわかないのよね。彼らは何でああいう会話になるんだろうか…。という話はまた今度。


 しかし無駄に長いだけでよくわかんない話だよなー↑ 読む人を不特定多数に想定してしまうと、途端に論点がどこかわからなくなってしまう…。何が書きたかったんだっけ。

●アニメ見には高レベルや低レベルの視聴がある
●どちらも視聴スタイルとして間違いではない
●いわゆるアニオタは高レベル・高レベル予備軍である
●感想系サイトが生まれて低レベルが一般にも認識可になった
●低レベルを否定したり見下したり無視したりしないでね♪

という話だったかな? わざわざ言うこともないと思ってたんだけどねぇ。

手動トラックバックのコーナー(見つけ順)
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2006年6月15日(木)「終了番組評価調査について」

 ここ数日はちょっとサイトとは関係ないことをしてました。つか半年放置してたからなぁ。ポシャらなければその内発表できると思いますので。

 ということで、相変わらずいろいろ言われる終了番組評価調査。各所の反応風味もかねつつ雑感など。

 終番調査だけは年4回やってましたが、それでも終番がメインだと思ったことは自分としてはなく、あくまで感想率調査のおまけな位置づけのつもりでした。やるならなるべく公平にということで、年2回にすると終了してからの時期が大きく違ってしまい、不公平すぎるので年4回にしていただけです。

 メインは作品別リンク集作り。その気持ちは当初からあまり変わっていません。でもそれだけだとせっかくのメールのやりとりが勿体ないし、いまいち魅力が伝わりにくいので、興味を引きやすい企画が混ざっているという仕掛け。

 感想率調査をしてみて、ただの作品別リンク集ではなく、ランキング型にすることで、何か興味津々になってくれている感覚があったので、ランキングというものを掲げることで、よりデータが集まりやすくなると考えたのもウソではない。

 何度か書いているけど、アニメ多量見さん的には、終了番組評価調査の結果はそれほど興味のあることではない。なぜなら、ほとんどの作品を見ていて、自分の中の評価は既に確定しているし、あまり他者との関係を持っていない身としては何が全体的に評価された作品であったかはそれほど役立つ情報ではない。

 それでも調査をやる前は、アニメ誌やDVD売り上げなどのランキングにすごく違和感を持っていて、「自分はすごく○○が面白いと思っているけど、そう考えることは世間からズレていることなのか?」という漠然な不安があったけど、調査をすることでそれを払拭できたのは大きな収穫だったと思う。

 コメント機能がついてからはまた別の意味が出てきた。自分があまり楽しめなかった作品の絶賛感想を読むことで、さまざまなアニメとの接し方を知り、多量見能力を多少は向上させることができるようになった。逆側からは陥ったトラップからどう抜け出るのか考えてみたり。

 調査として一番意味があったと思うのは、少数であっても「100人寄れば100の評価がある」と思っていただけたこと。自分や評論家の意見が絶対ではなく、同じモノを見ても、見る人によって思うことはまるで違ってくる、自分がその作品を見て感じた事は決してニセモノではない。そう知っていただきたいと。

 作品ごとに評価の偏りはあるかも知れないけど、そこから外れている評価もウソではない。数値上はサンプル数1であっても、それを出した人の正しい評価はあの中ではそこだった、1つ1つが意味のある意図のあるデータであると。

 そのようにそれぞれが正しく不可侵なデータだと思ってしまうと、傾向をまとめて順番に並べるランキングにどれだけの意味があるのかとも感じる。傾向はともかく順番ってそんなに大事だろうかと。だから単純に適当な数値化して平均。自分的にはそれぐらいで満足なのだが、それでは不十分という方も多いみたいでね。

 今回の結果にしても別に「マイメロと蟲師を見るべし」ということでもなく、「マイメロや蟲師は楽しめる傾向が強い結果だった」ぐらいの話で、どちらが上かは人によって違っていていいし、平均点をとったらこういう順番になったという意味でしかないかと。

 結果を見て何を思うかもまた自由。唯一無二の回答を出したつもりはない。好きに読めばよいかと。データをいじくって別の結果を導いてみてもね。

 で、これの歴代ランキングというのは、「アニメ感想系をやるような人が見ておもしろいと感じる確率の高そうな作品の順番」ということで、決して視聴率でもDVDの売り上げでもない、そういうランキング。これの上位になる=儲かる ということでも =一般に評価される ということでもない。

 これの上位が作品の面白さを表しているという仮説が成立したとしても、これの上位を目指す=おもしろい作品を作ることが目的ならば、傾向を読むことも大事かも知れないけど、儲かるもの、評価されるもの、注目されるもの…そういった作品はこのランキングにはあまり関係ないことも同時に見えてくる。

 制作サイドが考えるべきは、「誰に何をどうさせるか」…アニメファンにDVDを買ってもらう、子どもたちに玩具を買ってもらう、アニメ好き以外にもアニメを見てもらう…そういうことであって、必ずしもおもしろい作品である必要はないと思う。おもしろい作品を作ることでのコストとその効果のバランスで、おもしろさを加減したっていい。

 例えばホビー系で「アニメが放送されている事実さえあればよい」という場合もある。「そこそこの作画レベルで●ンダムの冠があればよい」という場合だって考えられる。そこにおもしろさを追及するのにコストがかかるとしたら…、おもしろくして得られるリータンがあまりないと考えられるのなら…、必要ないよね、おもしろさ。

 とは言ってもアニメ制作はとてもクリエイター的なものだと思うので、与えられた条件下でそれぞれおもしろさを追求しているとは思うんだ。でもアニメ感想系の感覚的なおもしろさをすべての作品に要求するのは違うと思う。そういうおもしろさを必要とする作品はそういうおもしろさが必要だとは思うけど、それを必要としない作品、MAXレベルで必要とはしていない作品、そういうのにまでそれを要求するのはどうなのだろう。自分らにとってのおもしろさの要素を入れるか入れないかは制作側の判断の中にしかないのだから。

 つまり、ランキング下位だからといって、それはイコール制作サイド視点でも失敗作だったということではなく、アニメ感想系の一部のみなさん的にはいまいちな傾向だった というだけなんだよね。制作サイド的にはその結果は小さなことだったかも知れないし、大きな痛手の原因だったかも知れない。つまり制作サイドがこれを見てどう思うかはさっぱりわからない。

 私も個人的には多少参考にして欲しいとは思いますけど。たぶん今までは届きにくかった声だと思うし。せっかく見るなら(自分にとって)いいもの見たいと思いますからね。視聴者の身勝手な意見と言われようともおもしろいもん見たい。

 あと某所の終番調査のアマゾンリンクは儲かってるのかという話は…、毎回売れて数本、クリックすら微々たるものです(ページのアクセスが数千あっても十数ぐらい)。過去になった作品は…売れた記憶ないかなー。バカ売れする土壌、というわけではないようです。いくらかでも買っていただけるのはありがたいのですが。ウチのアマゾンリンク収入はほとんどママレード・ボーイ関連です(少なくとも商品数では)。自分のサイト内ながら、専門サイトには全くかなわないなと思う次第で。

 儲けたくて同様企画をやりたいなーと思う方は、基本難しいと思ってくださいまし。アレで儲けたいならもう少し工夫が必要だね、たぶん。

 つらつら書いてたらやたら長くなっちゃったけど、とりあえずこれで終わり。


反応元:
みでぃの日記(5月30日(火))
日本で2番目に高い山(2006-06-10)
Melog(2006年06月13日)
■ 某スレ

2006年6月10日(土)「100万アクセス達成!」

 確認したときは[ 1000003 ]でした。まぁリロードなので、他の人が踏んだ数字だと思いますが。(同じPCからだとリロードしてもカウントされない)

 予定通り特に記念絵や記念イベントはありません。縁の深い人たちとの過去を振り返る座談会とかおもしろいかなーとか思ってみたけど、ウチの初期から今まで見てくれてる人って、知ってる範囲でほとんどいないんだよね…。もともとのリアルの知り合いぐらいかしら。

 前振り返った10万アクセスその後の話をしてもいいけど、その後って感想率調査しかしてないのよね。6年半かかった10万、残りの90万は3年で達成してる。アクセス数はあっても、10万のときと比べて振り返るほどの過去はあまりない。過去日記読んでも感想率調査、感想系リンク更新ばかりしている。

 アクセスは増えたけど、あんまり自由がなかったなと振り返ることはできそうだ。2003年は特に忙しそうだな。調査をはじめて(でも最初の頃はまだ楽だった)、ウルトラマニアックが放送開始して、ママレード・ボーイのDVD-BOXが発売して…。趣味ではあるけど、自由にいろいろ書けない感覚があったかも。何というか、自分とこの掲示板のレスを書く感じ? レス返さなきゃなーという軽い義務感がある感覚。

 大まかそんな感じの3年間。見るアニメもどんどん増えて、何かやろうとしても時間が足りないと感じてしまっていたし、サイト的にはあまり変化のないところかな。リニューアルもしてないし、コンテンツの増減はウルマニページぐらいだし。

 感想率調査についてはまた今度別に書きます。これは100万アクセス突破とは直接の関係ないからね。感想率調査をした経験からはいろいろなことが語れる…と思う。いろいろあったけどいい思い出です。(もう過去か)

 つことで、100万超えても特に書くことない。

2006年6月9日(金)「コミックフラッパー買ってきました」

コミックフラッパー2006年7月号


 別にふたつのスピカや神様家族の漫画を読みたかったわけではないです。

 近場の本屋じゃ売ってなくて、ちょっと遠出しました。ちっちゃいとこだと売ってないのよね、コレ。

 というのも、以前いた会社の同僚が、この本でメジャーデビュー(なのかな?)したらしく、ご本人様から連絡をいただいたので、いそいそと買ってきました(にしては発売日から4日もすぎてる)。

 批判はしなくていいと言われてしまったので、とりあえず反応のあったところにリンクしてみます。

 ふたつめの「書斎の住人」さんのレビューが一番書いてある。おおむね共感。会社にいたときは全然見せてもらえなかったのですけど、画力すごいな。まぁ漫画は微妙に別の畑なので、ちゃんとした批評とかは頼まれてもできませんが。(アニメならできるのかという疑問はとりあえず却下)

 話の方は続編を暗示しているというか、作者の頭の中にある広大なストーリーの一部といった印象の方が強いかな、自分としては。本人にはわかんない例えで申し訳ないけど、アニメでいえば「怪〜ayakashi〜」の「化猫」を見た感覚に近い。この話の前にも後にも主人公を軸としたドラマがあるんだろうけど、この話では描かれず、この話でいえば描く必要はない、そういう感覚。とは言っても…いや、これ以上は書くまい。選評にも書いてあるし。

 これからの活躍を期待しています。頑張ってくださいね。


 それはそうと、後ろの方に載ってた漫画、いつもコミケで買ってるとこの人のじゃん…。>Link
 そういや昔から商業誌もやってるって書いてあったよなー。「月が笑っテル1」(どれみの同人誌)のときからそこそこ買ってまふ。最近はネタがわかるとき&エロくないときだけですが。アニメ見たから前は買えなかったFate本、今度は買えるかな(在庫があれば…)。

 神様家族は昨日放送した分の半分までぐらいだった。メディアミックスだったのか、コレ。あ、原作は小説なのね。ふたつのスピカはまだ薬の話が終わっていないことに驚き。アニメの続きをやる予定はやっぱりないんだろうか。

 特にオチはないんですが、誰だかわかった某会社関係の方はせっかくなので読んでみては? という話で。

2006年6月8日(木)「歴代データ更新、そして全更新終了」

 あ、感想率調査のことです。最後に残っていた、

終番評価歴代集計
制作会社ランキング
サイト参加歴

の3つのページをさきほど更新しました。これで一応終わりかな。あ、特設ページも更新しないとダメか…まぁそれは後回しで。忘れた頃にメンテする予定で。

 歴代、制作会社の方は「参考記録」カテゴリを作って、歴代集計では別表示、制作会社の方では加味しないように変更しました。まぁモノによって総括が入っていたり入っていなかったり、ある程度適当ですけどね。

 もう上書きしちゃったので、前のランキングがどうだったかは見られないワケですが、トピックとしては、

■終番歴代
 ●「魔法少女リリカルなのはA's」が追加評価で「ぱにぽにだっしゅ!」を引き離した。
 ●評価数が足りて「灰羽連盟」が登場、なかなかの高評価。

■制作会社ランキング
 ●TMSの作品数が一気に倍(6→12作品)に。
 ●サンライズは蔵星、ジャぱんなどで評価を微下げ、その隙に少数作品の制作会社がいっぱい食い込んだ。
 ●マイメロ力でスタジオコメット急上昇。(26→15位)
 ●ProdactionI.GはKOFで大暴落。(10→22位)  ●GONZOは「ソルティレイ」「BLACK CAT」の追加で微下がり。代わりにソルティのみのAICが上がってきた。
 ●2位に2作品になったサテライト登場。作品見る限り監督カラーの方が強そうだ。
まぁ制作会社数自体が増えているので順位はあんまり関係ないんですけどね。平均値の平均の変動だけ見る方が正しいかも。

 ネットで調べても制作会社がよくわかんなかった作品もいくらかあるので、間違いを見つけた方は是非ご指摘を。

■サイト参加歴
 ただ調査回のみの数値変化ではなく、参加しそうな人が参加しなかった比率と、参加しないだろうと思われる人が級に参加してきたデータとかを考慮すれば「非常にマズイ」のかどうかの考察の別アプローチができるわけですが、それは面倒なので放置。

 パッと見た感じデータ的に切り捨てられた感が出ているのは4サイトぐらいだろうか。

 とりあえず、

IDサイト名12344.555.566.577.58参加可能開始回参加可能数参加数参加率
33 萌え萌えアニメ日記 1 12 12 100%
38 シャドールーム 1 12 12 100%
52 至好回路 1 12 12 100%
64 12萌ンキーズ 1 12 12 100%
67 みでぃずふぁーむ 1 12 12 100%

 うち以外の全調査参加のみなさま。全部で5サイト。長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました&お疲れ様でした。

 これまで参加してくださった皆さまも本当にありがとうございました。第零回を含めると全部で13回(5.5回は加嶋さん主催ですけど)、アニメ…には限りませんが、1クールの話数、13という数字で終われることを嬉しく思います。

 調査を終えてのコメント、調査を終えたからこそ言えるようになるコメント等々いろいろ書きたいけど、それはまた後日。

 あ、もうすぐ100万アクセスに届きそうな気配ですが、例によって何も予定しておりません…。思い出語りは10万アクセスのときやったからなぁ。>Link

 ちょうど感想率調査開始の直前なのか、10万アクセスって。その後3年ちょっとで90万アクセス増えたのはやっぱり感想率調査効果がかなり大きいんだろうなぁ…。効果が残っている内に、何か新たに人を惹きつけるネタを出せればいいけど。

 まぁ、てきとーに。無理せず。10年目の光希桃AnimeStationでした。これからも見続けてくれる人はこれからもよろしく。

2006年6月6日(火)「サイト別データ更新」

 遅くなりましたが、感想率調査2006春の新番組好感度調査から出せるサイト別集計結果のまとめをUPしました。まぁ、サイトデータサーチからだいたいのところは見られていたんですけどね。

サイト別きびしさランキングとか

 てきとうにおもしろそうなところをかいつまんで出しただけなので、サイトデータサーチで出る全データを載せたわけではありません。他に見たいデータとかありましたらお気軽に。(いつになるかはわかりませんが)

 あとは歴代系のところをいくらか更新しないとなー。


 あ、tvaformat更新されてる

 やっぱり蟲師はHVじゃなくなっていたのか…orz。シムーンはHVじゃないのか…背景に騙されていたのかしら? スパイダーライダーズはSD upだよな、確かに。テレ東のHVは.hack//Rootsとゼーガペインだけなのか。どうでもいいけど、獣王星の番組頭に出る「noitaminA」のところだけSD zoom upになってるんじゃないかと思う今日この頃(前の「怪〜ayakashi〜」が4:3で、ロゴ部分が4:3LBになっていたため、それを流用したらSD zoom upになっちゃたんじゃないかと推測)。

 今期はテレ東の画質アップもニュースだけど、それに加えて左右トリミング番組、微妙帯番組も大量発生しているので、加嶋さんところも更新…されないのかなぁ。更新縮小中だし。とりあえずメモ。

 左右トリミング:あたしンち、メジャー、xxxHOLiC、女神さまっ
 ちょい帯:ツバサクロニクル、彩雲国物語、スパイダーライダーズ、ゼーガペイン
 左右トリミング疑惑:女子高生、武龍、ウィッチブレイド

 一応新規のみ。放送形態継続してるやつは別に。SAMURAI7地アナが4:3LBだったのは結構意外かも。

 今期の放送形態ニュースとしては、

 ●NHKがアニメに上下帯を導入してきた
 ●テレ東16:9アニメがSD zoom upからSD upまたはHVになった
 ●テレ朝発のキッズ・ファミリーアニメはほぼHV化完了(というかシンエイ動画?)

こんな感じかな。東映アニメーションはHV機材が足りてない感じだよなぁ。放送中なのは「ガイキング」「プリキュアSS」「デジモンセイバーズ」「ONE PIECE」「エアギア」「神様家族」「リンかけ 日米決戦編」の7本。うしろ3つは他の制作会社だと16:9で作りそうな気がする…。16:9で作ってるやつも、制作サイドの意見というより、放送局側の意向っぽいよね。

 とりとめもなくまとめる気もなく終わる。

 コミックフラッパーは近い内買いに行きます。とりあえずおめでとうございますとだけ。(私信)


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