2006/Sept/11 | live
[2000/11/02]ゴスペラーズ坂ツアー2000@アクトシティ浜松・大ホール
※この文章は過去、web上にあげられていたものを再録したものです。
なお、ライブレポート集のインデックスページは、此方になります。
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いいのか、実質3列目。
私の座るブロックが2列目スタートだったので見事、3列目。北山さん、真里さん前。
個人的に焼津[8月18日@焼津市民文化センター]とほぼ全く。殆ど一緒の構図(自爆)に怖いと思ったんですけど…(汗)事実、ね(逃ッ)
私の目の前に音叉が飛んできたようだし。前の人にジャンピングキャッチされたけど(爆)
アクトホールのキャパは中野サンプラザ(2,222)+100強だと思ってください。確か4階席(村上さんは「3階席ー」と言っていたが)あったと思う…、クラッシックでもバンバン使われるような「音の回りの良い」ホールです。
…、ええ成人式はここを使いますが。浜松市(爆)
私が個人的初日ということもあったんですけど、私の不安にむしろ周囲が「大丈夫だよ」と言っていた理由が、目で見て解りましたね。
前回のツアーで「こうしたら?」と思った箇所(ex.固定され続けたセットリスト。ライブ用に幾らかアレンジを変えてきたこと。現バンドの音の傾向、個人的にギターの方、彼が相当ツボっす)にだいぶ修正を入れて来ていた事を先ず評価しようと思います。
ただ、これで完璧だと思って欲しく無いんです。それだけは正直に言います。
魅了するものの水準ていうのは、求めれば求めるほどあがります。観る方も、それは実際に歌う方もそうなんじゃいのかと思ってます。互いの持つ欲と欲が、質を高めるんでしょうね(苦笑)だからこそ、私は某掲示板にあった「今回のライブはクオリティーが高い」という言葉で、ライブの全てをあっさりと片付けられたくなかったんです。手厳しいでしょうけど。
実際に歌う彼らの水準もあがっているのは実感としてあるだけに、私は観ている方も同じように成長して、私たちも大人になっていると言いたいのかもしれません。それを常に忘れてないでいたいし、常に忘れないでいて欲しくなかったりします。
前回と同じものを求めない様に、それは当然の事として。
ところで実際のライブ。
…、何かが起こるんだよなぁ、浜松。
筆者の欲目もあるのだろうけど、隣県・愛知県出身の酒井さんであるんだよね(ボソ)。
その前に浜松の失態だわ!!ってところを挙げると(最初にそれを挙げるんじゃなーい!!)先ず冒頭のMCで「精密機器の街・浜松」とのたもうた酒井さん。
今回最大の目玉、メカメカしい「Love Machine」のトコで倒れ込んだところ、敢無くグラサン落としてまうて、ギリギリ拾って北山サイドに移動。手に持ったまま歌い出したため、私は翌日の沼津公演を観るまで
「あー、最初だけかけとるんだ。ここって。これってこういうのなーん?」
と一人勝手にピントが狂ったままだったというのが実際痛いんだけど、これ、本当にそう思っていたんですよ(爆笑)。
この私の謎のボケ具合、いいのか本当に。
そして黒沢さん。「One more day」で、音叉落としましたね(起爆)
横から丸見えでした。(去年の厚生年金初日「逃飛行」といい、今年といい。何だか私が前に行くと、黒沢さんのそういうところばっかやーん。この構図如何なもの?)
「拾わなかったね」というのが、前5列ほどの一帯全員が思ったことでせう。更に翌日の沼津では一旦、ポケット傍まで持っていった後に握り直し、それからポケットに入れましたね。
ほぼ同じポジションで列が6列目だったし、コンタクト装着時は視力1.2らしいので見えたんですが(苦笑)
そして今年も?酒井さんの同級生・お友達が会場に。事前に知らせてなかったらしく、酒井さん曰く「こっそりと」。
しかも 1、2列目界隈にいたらしく、黒沢さんが「ずーっと見てるから酒井のファンかと思っちゃった」と声を裏返して言うのに、この人らしい。アンコールの最後の挨拶時のどさくさに差し入れを手渡しされるまで、実に本人つゆ知らず<この人も客席見ちゃない人だからなぁ…(ボソ)
逆に見てると解るとビビり入るのも彼なんですけど(爆)。
それはさておき、当の酒井さん本人。直後のMCが傑作です。
「世の中ビックリすることもあるもんだね。僕は出身が愛知県、刈谷市というところで。まぁ、こうして学校。上京して来て。ということででして、お友達がこっそりやって来る。というのがね、このツーポイント(筆者注:恐らく名古屋、浜松のことか)の近くで結構あるんですね。あのー、やっぱりこっそり来られるとたまらんと。こっちとか入魂の♪えーぅ(大きな声を出し、背中をそらせ手を広げるパフォーマンスする様を見せる、場内拍手喝采)とか。こう。なんかこう(ブスリと胸を刺されるジェスチャー、これには更に拍手喝采が)俺のこの、なんて言うんですか、今丸出しにしたソウルがっ。ブスッ、アッ(再度ブスリを胸を刺されるジェスチャー)イタタタ…、矢ガモ矢ガモ」
ということで
「是非とも魂を剥き出しにしている人は手荒く扱わない様に。眺めて下さい。楽しゅうございました」
とのことでした。最後が岸朝子先生なんですけど(爆)
その後を受けたのはメムバー内に高校の同級生(村上氏)を持つ黒沢さん…
「同級生といえばですね、僕は今帽子かぶってますけどー。高校生の頃と風貌が違うんだな」
と、その後
「村上は同級生なんだけど、たまに不思議な気持ちで見ていると思うんだよ俺の事」
という矛先は、相当ウザそうにも見えたんですけど(起爆)
さて思い出話系列が続きました、次の安岡さん。
「なーんか昔話ばっか皆してますけど、僕は中学二年生から同じ背です」
ホント仲良しだね。ゴスペラーズ(爆)
思い出話をかえたのは、ミレニアムなこの方、北山先生でせう。
「本人は楽しかったと申しております」
…、やっぱりミレニアム対応モデルだったのか(爆笑)
この時、隣で初めてゴスを観ていた私の高校の同級生Cと私との短いやり取りはこんな調子。
友「(本人は)どこにいるんだ」(と突っ込み)
私「(北山さん)三人ぐらいいるからさー」
友「あー」
いいのか本当に。このまま、この会話が成立して。
最後のコメント担当者・村上さんは極めて単純に幼児化したので省略します。ってをい(自爆)
しのんさんが後で言っていたことなんですけど、浜松。メムバーの発言が「素」みたい、なんですよね。
去年も思ったことなんですけど、その土地でないと出てこない言葉の要素ってあると思うんです。たまたま浜松の要素が「素に陥りやすい」だったんじゃないのか?私はそう思ってます。
たぶん。特に酒井さんなんだけれど、2年連続「黙ってお友達、同級生が観に来ていてアンコールで驚く」からか。そこで直後本気で素になっているんじゃないの?と思うところもないわけじゃあなし、特に今年のこの発言を必死に覚えて書きながら思ったんですけど。
そんなところから話が派生するからかもしれない。若干素で、どこか回想モードの会話が出がちで。となると、今のゴスペラーズでは殆ど出てこない昔話も出てこないわけじゃないんだろうなぁ…。
じゃないと黒沢さん、ボソっと「お太りになっていたのよ」とは言わないだろうし…(苦笑)
因みに黒沢さんが冒頭MCで「櫃まぶしと鰻茶漬けの区別を教えて下さい」というので、ここで「こういうことです」というのを元・地元民から。
櫃まぶしはだし汁を鰻にかけるスタイルの筈です、が、鰻茶漬けは確か玄米茶か昆布茶の筈です。昆布だったかな、どっちか忘れたけど。
要するにだし汁とお茶、かけるものの違いの筈なんです。アクトホールの向かい、名鉄ホテル北に実際に鰻茶漬けを出している(昨年の日記より五鍵静岡日記9月6日記述を参照)お店があります。
もしもの浜松観光の折は是非お試しあれ。
あと、メムバーが客席からもらっていたのはサッカーくじ「toto」のインフォメーションのチラシです(起爆)
「あんなんでいいなら、私、沢山持っとるに」
とは、隣に座った友人(ジュビロサポーター)談。
あれって駅前で大量にばら撒いていたうちの一枚なんで、元手が何もかからずサイン色紙を(ていうか物販のCD買った時のやつだよね、アレ)もらってしまってました。ってことなんです。
実は、この私の友人が引換券、持っていたんですけどねー(苦笑)
「あげちゃっていいにー」とまで言ってくれたので頭上でちらつかせたのに気付かないでやんの(爆)。あれがあれば即日出来た筈なのに、サッカーくじ(爆)ま、いいんですけど。
この日のセットリストの中から、どの曲が印象的?となると「Slow Luv」での♪Slow Luvーーーー、の後。
そこから俄かに前に出たか、と思ったら、一挙に5人の声のぶつけ合いとなるadlibになるところだったのかもしれません。
各自のadlibの間、5人それぞれの歌の表情が出てること、それぞれに確固とした個性も出てきたこと、それが実感で来た時。それまで頑なにあったものが緩やかにほどけた気がして。
それは小難しく考えていたからかもしれない。何だか単純に「いいじゃん」と思ってしまったから。何時も何時も、その繰り返しだけど(苦笑)
しかも個人的初日から大好きな「Higher」の村上・酒井のacoustic versionなんていう幸福の副産物を頂きつつ、この選曲になったのって、やっぱりここに行きつくと思うからじゃないのか、と。
■songlist
Wild Wild West[intro.]
01.〜侍ゴスペラーズ
02.Unlimited
03.パスワード
04.裸身
05.Forgive Me
06.Slow Luv
07.夏風
08.I LOVE YOU,BABY[黒沢・安岡]
09.Higher[村上・酒井]
10.月光
11.Free Space
12.熱帯夜[remix version]
13.シークレット
14.夢の外[including bandmember solo]
15.Love Machine
16.One more day[a cappella]
17.永遠に
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EN-1.あたらしい世界
EN-2.〜U'll Be Mine
EN-3.FIVE KEYS[including「靴は履いたまま」]
EN-4.ひとり[a cappella]
補足というか、蛇足といいますか。
この当時(2000年)、神奈川県川崎市内に住んでいたので「元・地元」が静岡県浜松市でした。
2006年の今は居住地です。純粋地元と化してます。
2002年「GT」の時は自転車でホールに向かってたさー!(大爆笑)