2006/Sept/11 | live
[2000/02/06]ゴスペラーズ坂ツアー -アカペラ門-＠苗場プリンスホテルブリザディウム
※この文章は過去、web上にあげられていたものを再録したものです。
なお、ライブレポート集のインデックスページは、此方になります。
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日曜日の（つまり翌日いるとなると殆どの会社員は有休必須）liveということもあり、更に苗場という場所柄もあって余程のことがないとここまで来ませんよね？と言うのも手伝って、客席の反応がイヤに「解ってしまってる」のはあったのですが、この日が一番、このA cappella Liveを観ていて、本当に不完全燃焼を抱かずにいられなかったんです。
来年、苗場で観る事に即答を避けるくらい、私は今回ほど最悪の最終日だったと思います。
事実、完成度が低いものを観たというのは否めないし、それを「底」を観た、といえばそれまで。
あれならば、ちゃんとした施設でやる東京での公演で良い思いをした方が良いです。正直、live以外が楽しかった（自爆）から苗場はヨシとする、なのですけれども。
それはね、そこまでいうのは、黒沢さんの声の調子が本当に、彼にしては珍しく「本当に良くなかった」んです。
その日の朝に、長野から[注釈：前日に何故か長野に泊りがけで遊びに行っていた私（自爆）]携帯で苗場にいる知人筋に連絡を入れたところ
「昨日は、ちょっと良くなかったんですけれど…。特に黒沢さんの声がぁ…」
と言われて、こっちは急激に不安を抱きながら参加したんですね。
………、不安的中でした。
不完全燃焼を貯め込んだ私と同室のmemberは、部屋に戻ると酒井さんの名台詞「TVも観ずに、今日の様子をもう一度思い返して欲しいです」を完全無視（スマヌ, 酒井さん）。
戻って直ぐ「かけるね」とportableのMD playerにA cappella selectしたものを放り込むと、それを携帯用speakerで大音量で流して「部屋でなりきり」を敢行し出す始末…。
それも「真っ赤な太陽」などを深夜、ガンガンかけまくり。時折誰かが熱唱する（爆）有様でした。それくらい此方の昂ぶる気持ちは半端にされたかもしれないですね…
それくらいstageの完成度は低かったように思います。確かに、もう最後の精一杯だったんだろうと思います。
音楽としてのliveというので「楽しませる」ということでは、この日のencoreの「星空の5人」中盤の俳優さん乱入から、思わず客席から起こった掛け合いなどは、今回の裏にある「jam」というthemaから見て相当点が高いんですけど（楽器の一切ない中で声だけで成り立つ躁状態、確かに凄かったし）、そこでこの日が終わってしまうというのですかね…
最後のstandingは、はっきり言えば「最終日、よく終わりました」ということもあって立ったというのが自分の中でのご起立の理由です。悪い条件の中の苗場公演、あの状況で舞台を下りることなく全員が努め切った事へ拍手。
本当に安心したからこその、安堵のもの。
だから本当に感動して立つとなると思われるかと思えば、そうじゃなかったんです。キツいことを承知で言ってます。確かにそんな気持ちで立つのは申し訳ないですし、彼らが風邪をひく事は不可抗力だと言われてもしょうがないのかもしれないです。
ただ。言えるのは、そこまでして立つ姿を見ていたら正直舞台が怖かったんです。そういうのは余り観たくない、と此方が怖くなるくらい。
だから最後、本編が終わった瞬間に「もう十分だよ」と、それで動いてしまった気がします。
翌日、frontでその姿を見た時は安心しましたけれどね（苦笑）
去年は「Viewvic」が入っていた苗場だったんですが、個人的雑感。
今年の方を皆に観てもらいたいし、今年の方を映像化して欲しかったと思います。
完成度という点では絶対に前年度を上回ったものを出してきたことは認める所で、それを出して欲しかったというのでしょうか。
その前に思っていることとして「何故、A cappella liveのvideoを出さないのか」と思うんです。「さかあがり。」の中で数秒しか出てこなかった「アカペラ貴族」公演、映像化の形跡のない「アカ好き」公演、とか。
一度観た舞台でも絶対に観たいと思うし、商品価値のあるものだと思うから言うんですけれど、ダメなのでしょうかね。そのへんの感覚が届かない、という印象があります。私は「PV集」よりも「A cappella Live」のvideoが欲しいけど（かなり苦笑）
■songlist
01.One More Day[newsong/lead vocal change ver.]
02.Rockin' & Cryin' The Blues
03.Trouble In My Way
04.Noah[Fair Fields Four]
05.I LOVE YOU,BABY
06.ひとり→（仮）アカペラ人形[newsong]
07.讃歌
08.終わらない世界
09.夜をぶっとばせ
10.靴を磨く
11.A Song For Danny[cover]
12.Betcha By Golly,Wow
13.覚えてる
14.Soul Man
15.或る晴れた日に [なりきりゴスペラーズ]
16.未来
17.One More Day [newsong/reprise ver.]
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EN-1.星空の5人
EN-2.A HAPPY NEW YEAR[松任谷 由実]