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10年後の真実

本日のT-FMの番組で触れていた、竹善さんと一緒に歌った話の番組。
今も覚えてます。ある意味、私の音楽遍歴の転機ですから。


1995年2月2日、bayfmで放送された『bayfactory』。
夜の生放送プログラムで、メインのゲストがSLT佐藤竹善氏。新人のゲストがゴスペラーズでした。
ゴスペラーズが「Promise」のプロモーションで訪れたbayfmで、佐藤竹善氏に「一緒に歌ってくれますか?」と手書きの楽譜を手渡し、本番前に練習。
ひとしきりトークの後、生放送内で6人で「I JUST CALL TO SAY "I LOVE YOU"(邦題・心の愛)」を歌ったんですね。
この時、黒沢さんが「練習にないハモリ」を入れ(爆笑)「ををッ!?」と思ったか、黒沢×竹善のフェイク合戦の後、佐藤氏の独壇場に。


そう、あのハモリ合戦となった歌の後、竹善さん「練習にないフレーズが出て来て、おーし、負けないぞ、と」と言ったんですね。
私が睨むに、それは黒沢さんの入れたハモリじゃないか?と思うんですが…。
その「練習にないフレーズ」を歌った黒沢さんは、竹善さんによる歌による返り討ちに遭いまして、ハモリは消え、サビに来たところで、このふたりのユニゾンは消えたのでした。


あの「練習にないフレーズ」からなんです。
うわーーー恐れ多いなぁ、と思いました。同時に面白いと思いました。恐ろしさもあってか、少し笑っていたかもしれないです、ラジオの前で。録音しつつ。
「佐藤竹善に向こう張る新人って観たことないよ。聴いたことないよ」
竹善さんのラジオ聴いてて、って、言ってたよ。なら原体験、私と同じじゃない(爆)っていう年齢もさほどかわらない新人が、彼のキャリアを知ってて歌いに行くんだもの。凄いよ。


あれから10年が経過しました。
熱意がさめきったと思ふ今でも。その歌は、ラジオで歌われた歌だけをMDに録音・編集してまとめたものを持っていて(初期のアカペラ曲ばかりをまとめたヤツをね)、すぐに聴けるようにしています。
実は、今日の放送前に聴いてたんです。
そうか。そうだったんだ。
「あの後、黒沢さん凹んだんだ…」
それは、今になって、今もプロで一線でやっているから言えることだけど。
あの当時を知っていて、聴いていて、しかも「若造が途中でハモれなくなった」顛末を知っているから。黒沢さんが笑いながら語っていた「凹み具合」がよく、わかります。
本当に凹んだんだね(微笑)


ちなみに「ある曲を僕より上手に歌う黒沢くん」発言は、2003年だったかな、大阪で聴きました(大爆笑)
毎年恒例となった、かの「CROSS YOUR FINGERS」の席上ですね。
ちなみにSLTファンでゴス転落済み、黒沢さんが好き、という某嬢とふたり。「なんでそこにゴスペラーズの?」といった鈍い反応の場内で、腹を抱え、手を叩いて、席で笑い転げてました。
「僕より上手に歌う」曲は「幻に恋する日々」、メンバー各自の責任編集ページがあった「衣食住」パンフレット、あれの黒沢薫責任編集ページでセレクトされた6枚のアルバム。あの6枚のうちの1枚、SING LIKE TALKINGの7thアルバム『togetherness』に収録されています。

でもまぁ、そうねえーー、SLTで「愛してる」が出るのって、シングルだと「Flame」じゃないかなぁ…(逃亡)

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