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三本勝負

今回のセルゲイ、3月に3会場、お邪魔しました。
自転車で行ける(実際"GT"の時は自転車で会場近くまで行きました、で"号泣"の時は会社から車です。平日でしたんで)浜松と、その前日に沼津、ここで初日(苦笑)
その2週後、三重県は津、の3会場。東海地区を東へ西へ。
津に入る前に伊勢神宮に行ったさ!「わ−い「サイコロ4」だーー」と言いながら←それは「どうでしょう」だ。

で。
ゴスペラーズさんの全国ツアーとなると5本を越えず、を繰り返すワタクシに「むかしっから〜、って人にしたら、さちさん、今回、本数多いほうだわ」というコメントを頂きました。
このコメント。今回、津公演にお誘いいただいた方からなんですが(微笑)

私の周りというのは、確かに"イケてなくイカさない"(それが良かったといえる)彼らの言動、その一方で試行錯誤の中に高水準を保った音楽を享受した1990年代を経て、2001年のファン層入り乱れをもろ被りしまくり(爆笑)を経て。そこまで歳月を重ねると境遇、立場、住居、いろんなものが変わって。
そんななか「まあ、昔は相当観たけども。さすがに今回は行けて1本かなあ」みたいな塩梅で、全国の、何処かの会場に紛れ込んでいる。
だから「参加本数:3本」というのは「多い」と。
だろうなあ、と。
変わって当然なのだから。
それに1999年あたりの勢いのままに今の今も、ってのは持続できないなあ…

"ゴスペラーズ坂ツアー2000"当時、まだ全国ツアーも総数20本程度の時代に
「いちばん観る人でツアー何本くらい観ているんですかね?」
と、ファンの子が当時のマネージャー氏に訊いた。って話を私は故あって知っているんですが、その答が
「前のツアー(FIVE KEYS)だと確か13本かなあ」
だったんですね。当時は「公演毎に振込用紙を書いて、期日までにお金を振り込めばチケットが押さえられた」という時代、だから、その人が申し込んだ本数=参加本数という把握が可能では、あった。だから具体的な数字が出て来たんだろうと思う。
で、アタクシ、その13本の人と2本、今回のセルゲイを観たんですけど(大爆笑)ええ、"G5"時点で「ゴスペラーズを100日以上観た」剛の者の彼女も"GT"あたりから徐々に本数、減ってんじゃなかろうか。
互いに「強運だ…」と思うのが「アカペラ港」をシアターアプル公演、それぞれ第一希望で通った!ってところなんだろうけど(汗)東京公演は落伍者多数、死屍累々な中。

まあ、それはおいておいて。
まだネタバレが出来ない状況下、なんですが(先日、大阪行ったらFM802で大阪城ホール公演のCM、相当うってましたね)、その中で、言えることをあげると。どうも私は「この曲をやった!嬉しい!」で完結しない自分がいることに今更ながら、気づかされました。
ゴスペラーズの時の思考の巡り、と言いますか。久々にそっちの回路が動いたから「今更ながら」「気づかされた」って言葉になってしまうのですが。「この曲をやった!嬉しい!」ってのはライブ中、あるんです。
今回、ある曲などはイントロで「あ、あれだ!」と思った途端、硬直した程です。
けれど、ライブ後、セットリストを書き上げながら「どうして彼ら、今回この曲やったんだろ?」って思うんですよ。
配された楽曲に奴らなりに何らかの意図があるんじゃないか?
そう"思わされて"何年も経っているからか、思考の巡りが其処へと行ってしまうんですね。くるくると。

"FIVE KEYS"ツアーは「FIVE KEYS」の曲中の科白「ついてくるなら、ついて来い」であり、ある種のファンのふるい落とし、で、あったんだと思う。だからこそ出た言葉だ。
それまでのスタイルを変えることによって興味を失う人はいるのは明らかだから。
そして、アジるように展開される「FIVE KEYS」という楽曲に集約されるとしたら。
或いは"GT"で、何故「Atlas」をやったのか。それは途中までMCにもされず、途中から彼らの言葉が入るようになりましたが(苦笑)そこに「Atlas」があった理由。
そういう思考の巡りが往時と変わらずスッと出来た、今も出来る自分がいることに驚いた。ってーのかなぁ…
なーんだライブレポート乱発の頃と変わらんじゃん、其処は。って感じで。

permalink | - | - | posted by さち(sachi)
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