第16話 | BACK / 一覧 / NEXT |
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● ストーリー |
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光希は茗子に言われた言葉にショックを受け部屋に閉じこもってしまった。茗子のことを考えていると不安で仕方なかった。
その頃茗子は、名村のことを考えていた。自分の責任で名村が学校を追われることになるのではないかと思うと不安になり、また、光希のことを傷つけたと思うとどうしていいのか分からなくなっていた。
部屋に閉じこもっている光希を心配して、両親sが光希に声をかける。しかし、光希がそのことを話すと、話はあらぬ方向へ。光希は話したことを後悔する。怒って部屋に戻ろうとすると、遊が話しかけてきた。「人に言えないこともある。」と・・・。光希は、悩んでいたことが少し吹っ切れたような気がした。
次の日、教室では名村と茗子の話題でもちきりになっていた。教頭が入って、その口から自習をするように言葉が出ると、一斉にブーイングが始まった。教頭は諭すように話すが、それでもおさまなかった銀太は、今の気持ちをそのままぶつけた。
校長室では、名村と校長が話を始めていた。校長は名村に思いとどまるように説得をするが、名村の決意は固く辞表を提出した。
職員室では、桃井が昔のことを思い出していた。その時、教頭との会話で「名村が辞めさせられる」と言うことを聞くと、、職員室を飛び出し、校長へ直談判へ向かった。校長に話をしようとするが、その話を遮ったのは名村であった。それでも、話を続けたのだが、名村から「自分で決めた」と言う言葉にショックを受ける。
その後、教室に戻った名村は自分が辞めることを話した。
(きりたんさん)
ほわいとさんによる<<第16話ステータスレポート>> 亜梨実 ・・・ 先週に続き、まだ遊の事を考えているのだろう。
光希 ・・・ 茗子の事で悩み続ける。
茗子 ・・・ 自宅謹慎中。家庭の問題もあって深い落ち込み。光希ちゃんに言ったことを反省してる。
悟史 ・・・ なっちゃんが辞表を出した事に対して鋭い指摘をする。
遊 ・・・ 心言いたくても、いえないなにかがあるようだ。
銀太 ・・・ 茗子ちゃんの心配もするところが、銀太だね。
六反田 ・・・ 行動不明。
両親s ・・・ 光希ちゃんの心配をするが、じつば茗子ちゃん目当てだったのかも。
なっちゃん・・・ 学校を辞めて広島に帰る事を決意する。
桃井先生 ・・・ 高校時代は、木島さんと付き合っていたが、気持ちは、なっちゃんに傾いていた。
● 感想 |
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■ママレ補完計画2より
ともちんさん 2002/01/09 (水) 11:29
第16話感想です。
なんとも重苦しい展開ですね。
状況が状況なだけに致し方ないのですが。
笑って見れるママレはどこぞへ・・・・。
しかし、このシリアスもママレならでは。
やっぱり、光希よりも茗子の方がものすごく心配。
それが視聴者としての本心です。
名村先生の辞めるという判断には三輪でなくても、「???」です。
何故それが茗子のためになると言えるのだろう。
名村の実家が広島で不動産屋営んでいるという設定にもびっくりだが、
教師という職業を、母校である職場を誰よりも愛していた名村が
教師を辞めるというのは理解に苦しむ。
確かに、常識的な校則うんぬんではないが、
学生生活のモラルから考えたら、
茗子が停学だけで済まされるとは考え難い。
茗子が最悪の事態、退学になっても、
名村が教師でい続けるのは、名村自身も辛かろう。
だが、茗子はそれでも構わないときっと一人きりで思っているのに。
お互いがお互いを労わっているのが、よく分かるのだが、
何故か名村の辞職には負に落ちないものが残る。
責任はとれているかもしれないが、
生徒としてではなく、茗子の恋人としてそれで良いのか?
こんな事態になって、茗子がどれだけ教師としての名村ではなく、
一人の男としての名村を必要としているのかを分かっているのか。
何が得策なのかは確かに判断が難しい。こんな事態では。
名村は教師を辞めて、茗子の近くで別の職業に就くのが良いのだろうか。
しかし、それでは、茗子が自分を責める展開に及ぶと簡単に推測できる。
だとしたら、名村の決断が一番良かったのだろうか。
名村が去った後、茗子が普通の恋愛をし、幸せになれるのならば
それも良かったのかもしれない。
しかし、視聴者は親友の光希にすら、秘密にしてその恋を守り、
家庭の悲しみを背負いながらも、聡明に生きてきた茗子の
何よりもの支えが名村であった事を知っているため、
名村が去るだけで、茗子が幸せになれるとは思えないので納得できない。
それを代弁してくれたのが、普段はおちゃらけた三輪。
彼の発言でいくらか、展開を見守りながら胸につかえていたものが
取れた感じがする。
桃井先生も、苦しいのよね。
しかし、桃井の内に秘めるパワーはどこから来るものなのか。
常識では考えられないほどの、徹底的なうちに秘めるタイプだ。
木島への遠慮?
しかし、木島は既にメダイユのパワーによって(?)幸せになっているから
関係なかろうに・・・・。
単に、名村が鈍感すぎるのか?
桃井も桃井なら、名村の鈍感さも、天下一品。
桃井が主人公のドラマだったら、どんな展開になったのだろう。
がんばれ茗子!光希、泣いている場合ではないぞ!
CHOさん 2004/03/20 (土) 23:09
確かに男の決断かもしれないですけど茗子の気持も少しは考えて欲しいです。辞めれば全て解決すると思ったら間違いです!!ここまで事が露見したら何が何でも茗子を守りきるべきではないでしょうか?だから三輪さんの一言はグサっときたとおもいます。
なっちゃんを批判しているようですがしていませんよ、勘違いしないでください。やっぱしこの答えを出したなっちゃんが一番ツライと思います。亮子先生も絡んできて複雑になっていきますがきちんと見ようと思っています。光希も茗子もなっちゃんも亮子先生も頑張って欲しいです。
ゆき☆☆さん 2005/03/03 (木) 19:42
教師に恋するなんてめいこは大人ですよね!!でもなっちゃんも大人の男の決意です!全ては愛するめいこの為なんだから!!
なかにしあむさん 2006/03/28 (火) 20:46
あーあもうやめたのねーめいこにはかなしいとおもうけどおとこはけつだんしたんだえらい。
■ママレ補完計画より
ほわいとさん
銀太、光希ちゃんにう振られたというのに、なっちゃんや茗子ちゃんのために体をはるところ、好きだな。銀太、なんていいやつなんだ。
名村先生は、早まった行動にでたような気がする。
茗子ちゃんが誰にも相談できないのと同じように、桃井先生も高校時代になっちゃんの事で相談できないままだったのね。でも、桃井先生は先生になってもずーっとそのことを心に秘めたままで、思いの込め方も、人それぞれあるんだと思いました。桃井先生と名村先生は、お似合いだと思うけどな。私は、茗子ちゃんの気持ちより、桃井先生の気持ちの方がすごーく、重く感じます。
今回の見所は、なっちゃんがクビと聞いて、校長室まで談判するところ。説得を受けるところかな。なっちゃんんの腕つかんで。桃井先生。こういう人がそばにいるなんて、なっちゃんは幸せ者だなー。なっちゃんの堅い決心を聞いて背をむけた桃井先生の後ろ姿が、呼び止めたかった。そこに、三輪さんが、びしっとなっちゃんに言うところ、カッコよかった。やるじゃん三輪悟史。
大杉駅さん
さくらひ
ママレードガールズにおける瀬川さん評(尾張小牧同人ネットワーク内) |
16 名村君が教師をやめると言っている。あの、教師という職業に自分の夢をかけて懸命にうちこみ、模範たらんと努力してきた名村君が、学校をやめることによって責任を取ろうとしている。当然、名村を取り囲む人達、生徒も、同僚教師も、校長も、ショックを受けずにはいられない。私にも、彼の言わんとすることが良く理解できない。茗子の為にこうするのが一番いいという判断は、一体どの山こえて出てくるのだろうか? 彼がやめてしまうことで一体何が償われるというのだろうか。そして償うべきものとはなんなのか。優秀な彼の犯した初めての失敗……それが彼自身のプライドを傷付けているのだと思う。結局、教師という職務を完全な形で全うすることを今まで目標としてきながら、あろうことかその理念と正反対の事件を起こしてしまった(と思い込んでいる)自分に、一人の女性徒を自宅謹慎にまで追いやってしまった当面の結果に、腹をたてているのだ。社会人となるためのモラルを教育する立場の者が、逆に世間から後ろ指を差されてしまうような事態を引き起こしてしまったことを悔やんでいるのだ。けれどどうなんだろう。彼が向けている怒りが自分自身に対するものならば、ゆえに自らへのペナルティを課そうとするその行為が、果たして茗子の立場と気持ちまでも考慮の対象に入れてのものであるのかどうか。彼はただ、学校を去るという形で自身の傷付いたプライドをひっそりと癒そうとしているだけなのではなかろうか。 むろん名村君の論理もわからないではないのだ。茗子という女性徒は、彼の存在が介入しなければ無事平穏に三年間の高校生活を終え、そして進学し、社会に出、普通の幸せを目指せたはずだ。そして桐稜高校の教員の責務とは、まさしく高校三年間を通じて生徒の人格形成を扶助し、将来社会に出たときに恥ずかしくない人間を育てることに他ならない。ところが今まで彼がしてきたことは、生徒の生長を扶けるどころか健全な学生生活そのものの妨害、破綻転落の手伝いを行っていたにすぎない。一社会人として、あるいは教育者としての立場を顧みるならば、一女生徒を問題児として扱わせるような事件を引き起こしてしまったことは最大の失敗である。あってはならないことであり、優等生的に見るなら教師失格というレッテルを貼られてもやむをえない。そういう自分を許せないという気持ちは簡単に理解できる。が、繰り返し述べるならばその思考の内に、愛する者へ救いを求めなければ生きていかれなかった真剣な茗子の思いのことは全く考慮されていない。教師としてのけじめの付け方はわかったが、それで人間秋月茗子の愛はどうなるのか。そして名村自身の真剣な愛はどこへいってしまったというのか。今の名村に茗子を幸せにすることは出来ない……それは彼が言う通りかもしれない。けれど彼が今姿を消したところで、それで秋月茗子が平穏に学生生活を終え、ちゃんと巣立っていけることとは一つも結び付かない。本気で彼女を愛したならば、彼女自身の愛に対する責任をも、一人の男として負うべきでは無かろうか。それを投げ出すならば、逃げたと罵られてもいたしかたない。それこそ「憎んで忘れてくれ」では済まないのだ。男には、蒔いた種を刈り取る責任がある。 というわけで今回の件でいけば三輪さんの意見が一番正しいのだ。彼は普段おちゃらけているようで、一番状況理解が早い。加えて判断内容が正確だ。あるいは茗子を狙おうとする立場もそれほど無謀な企てとは思えない。画面に三輪という人物が存在することは、茗子にとっても視聴者にとっても今後救いになろう。だが肝心な松浦は何もしない。これが不満だ。光希はあんなに友の言葉に傷付いているというのに、優君のフォローはまるで自分自身の悩みを打ち明けるような寂しさを秘めるのみ。ある意味、茗子と遊が性格的に似ていて悩みを自分だけの世界で抱え込んでしまうタイプなだけに、今の彼には茗子をめぐる事件が他人ごとのように思われないからだろう。しかし、彼はこういう大事な時にこそ光希と茗子に助け船を差し出す役割なはずだと思う。 |
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