PATLABOR THE MOVIE 3 WXIII ★★
別に第2小隊の連中がほとんど出ないことに関しては何も言うことはない。2人の刑事からの視点、大いに結構。でもそれならそれでそこから事件をちゃんと見せて欲しかったですな。奴らは結局公務してただけにしか見えません。上から言われたら言われたままで正義感も普通やし、おびき出すエサにしたって、別に彼らが思いつく必然性は全くないですし。まぁその、主役にしたなら、主役してよ、って事ですわ。何もしてやってない彼らのどこを見ればいいんでしょ、と。事件の主役になってない彼らの視点では事件の全貌が見えないわけですよ。何か誰の思惑も見えないまま、事件がただ終わった、そんな印象。彼女が死ぬ理由すらあれじゃわからんわ。
後藤さんが言ってた「前座に食われないように」との感じに、レイバー戦のインパクトを恐れるがあまり、不必要にレイバー戦を省いてしまった感じ。この事件においてレイバーは駒のひとつと見なし、使う方向性がきちんとできているかどうかが不安だったのかしら?
まぁでもあの世界における第2小隊の位置づけはよくわかりました。あのプロフェッショナル集団の中にあって、あのヘタレよう。「弾一発撃ち込むだけでしょ、さっさとやり。」とまわりが苛つく気持ちはわかりましたよ。あれじゃなるべく作戦に彼らを使いたくないわ。
途中まではうまく行ってる感じだったんだけどねー、まとめ方がいまいちだったかなー。不条理に終わられても、何かね。