2005年5月27日（金）「アニメーション制作会社ランキング」Tweet

　ネタフリしてからだいぶ経ってしまいましたが、いくつかもらったツッコミを反映して修正版をUPいたします。

　最近この辺とかが話題になって、アニメ制作会社が注目されている気がするので、過去の終了番組評価調査結果をまとめて制作プロダクションごとに順位分けしてみました。

　制作会社は基本的に.lainのアニメデータベースを元にしています。複数の制作会社が関わっている場合は、基本的に一番上にクレジットされてる制作会社ということで集計しています。

　アニメ感想率調査の短い集計期間だと（終了番組評価調査は途中から始めた企画ですし）、よほどの大手制作会社以外はあまり多数の作品を手がけていなかったり、そもそも「終了番組」からのデータなので、長寿番組をやっているところは評価できなかったりします。

　まぁ軽い気持ちで見てくださいな。

　第１位は、ドッコイダーとニニンがシノブ伝の２つの良作を連発した、「ufotable」でした。確かに注目の制作会社ですね。とは言っても今やってる「フタコイ・オルタナティブ」で評価を少々落としそうな雰囲気ありますが。集計期間中を見ると、いい作品を見せてくれる印象はありますね。

　第２位は、４作品と多めの作品数を持ちながら、安定して高い評価を得てきた「BONES」。多くの人の目に触れながらの高評価連発は見事です。今やってる「交響詩編エウレカセブン」も高値継続中ですし、「鋼の錬金術師」の映画も期待大ですね。とは言っても、ずば抜けて高い評価を得ている作品もないのも印象的。というか見続けてきた身からすると、最初期待させつつも、最後までそれを持続できていない作品が多かった気分。

　第３位は、「Production I.G」。攻殻力が強い印象が。大人のアニメを作るところの印象もありますが、パラッパラッパーとかバンパイヤン・キッズとかも作っていたりします。この期間だと小難しい系が多かったかな。

　第４位は、大御所「サンライズ」。ガンダムばかり話題になりがちですが、ガンダム以外もキッズから大人向けまで幅広く。最近はスタジオ状況なんかも話題に上りましたなー。この集計範囲外である「舞-HiME」「陰陽大戦記」「焼きたて!!ジャぱん」「ケロロ軍曹」なんかも高値評価をとりそうな雰囲気。衰え知らずな感じ。末恐ろしい…。

　第５位は、「Bee Train」。ていうか真下監督？　評価漏れしているAVENGERが入ってもあまり変わらなそうな。

　第６位は、「スタジオ雲雀」。ていうかミルポンしか対象に入ってねぇ。他には、「デュエル・マスターズ」とか「うちゅう人 田中太郎」「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」とかおはスタアニメ、最近だと「MAJOR」とか作ってたみたいです。小学館と繋がりがあるのかな。個人的には好きなアニメが多いですね、ここ。

　第７位は、「テレコムアニメーションフィルム」。最近は話題作が多かった感じ。過去の作品見ると、「らしい」作品であったとは思いますけども。

　第８位は、「OLM」。長いことポケモンを作りっぱなし。週ポケを評価対象にしてしまったのでこの位置になったのかも。キッズ系は安定してよい作品を作っている模様。ヲタ用だといまいちハジケられず、キッズ系同様いい話をうっかり作ってしまっているような。「ToHeart」とか、「フィギュア17」とか、「PIANO」とか。

　ここから飛ばしモード。

　第10位はGAINAX。何かと話題になる割にはあまり作品を作りまくっているわけではないのですなー。エヴァ以降はさほど大当たりはない感じなのかな…。いつまでネームバリューがあるのか。この順位にしたってナディア（再）で引っ張ってるのはどうかと思うし。

　第11位は「DEEN」。ジェッターズと多作品はずいぶん毛色が違う感じですなー。かといってキッズ系の方が全体的によいのかというとそうでもないかも。

　第12位は「アクタス」。基本的には低評価を食らいやすいようですが、ハジケちゃうとバカおもろくなってしまうのかも。確かにこの作品たち、変な話になると輝いていたヨ。ぴっちピュアで新境地が生まれたのならよいですな。

　第13位は「XEBEC」（飛ばしモードなのに飛べない…）。ナデシコ以降大当たりが出せずにもがいている印象が。ファフナー初回ＳＰの過去ログ見せは見苦しかった…。現在は「エレメンタルジェレイド」、「ロックマンエグゼStream」、「魔法先生ネギま！」を放送中。

　第15位は、カードキャプターさくらで一躍名前をとどろかせた「マッドハウス」。その後の低迷ぶりも思い出されますが…。最近は何でも作るので、制作会社的なカラーはあまり感じないかも。よいものから悪いものまで。

　第17位は、「J.C. STAFF」。最近はキッズ系をほぼ作らなくなっているようで、アニメ好き的にはよく話題になる制作会社ですね。R.O.Dの評価が低いのはむしろフジのせいなんですけど、世に出た作品としてひとまとめ。作品傾向はなんとなくある感じ。

　第19位は、「GONZO」。検索かけたら「「青の6号」「ヴァンレッド」など、ハイクオリティなフルデジタルアニメーションの先駆者的存在。」とのことですが…アニメ感想系的には最近の作品はカレイド以外ヘタレていた模様。砂ぼうずと巌窟王でそれなりに持ち直すとは思いますが…。普通にヘタレた作品もあるけど、フジ深夜アニメ被害にも結構合っているようですな。

　第22位は、サンライズから大きく離された大御所「東映アニメーション」。アニメファンへのアプローチはあまり成功していない印象。いや、当たりはずれがあるのは昔からか…。

　第28位は、「ぴえろ」。最遊記が足を。いや、最遊記だけじゃないか…。外すと大きいな…。

　第32位は、「RADIX」。ヲタ系作品は、信者はつくようですが、一般的なアニメファンには小難しすぎる作品で低評価になる模様。どーでもいいけど、ウェブダイバーの頃のホムペはすごかった…まだそのままあるけど。

　んなとこでいいか…。以下内訳。上記の通りほとんどの制作会社は制作数がさほどないので評価対象外（１作品）になったりしてます。

　終わり。結局傾向が見えたのか見えなかったのかよくわからん感じ…。こういうことやるには10年分ぐらいはデータが必要かもなァ。

　まぁ、八方美人しなきゃいけないアニメ誌じゃできない企画ではあると思いますけどー。

　あ、春の感想率調査の方は順調に遅れています…。とりあえず立ち消えしないように踏ん張ってはいるのですが…。