三日目

2005年11月7日/22時半ごろ。
第四の巨像。立ち並ぶ墓標と豊かな草原、巨大であるがおそるるにたらず。 谷間に現れた豊かな草原、その中にひっそりとある墓標。馬に似た巨像をおびき寄せ、 ワンダは暗いそこに飛び込んだ。
墓標の奥の巨像をおびき出し、墓標というかトンネルまで走れ走れ! 飛び込んだらそのまま待ちます・・が、 その間、怯えて走り回るアグロの声がかわいそうで・・! ガッスンガッスン踏みつけてくる動き、かがんだところを見計らって、 シッポから背中に飛びつく。背中と頭をグサー! 止めを刺して、ダッシュで逃げてもだめでした。

貫く黒い糸。四度目のその先に目覚めると、少女に寄り添うようなアグロの姿。 立ち上がり駆け寄れば、ああ、まだ―――横たえた姿のまま。 驚いたように白い鳥が四羽、祭壇の側から飛び上がっていく。
気になるなぁ!気になるなぁ!

霧深き湖に影を落とす、宙をまうもの。第五の巨像が巣としている湖へ。 冷たい水の中に静かに身を沈めた。崩れた古い建造物に上ると、 残った柱の一群の中を、巨大なものが横切っていく。 それは一番大きな柱の上にとまり、じっとこちらを見詰める巨像。 弓を引き絞り、ワンダは巨体へ向けて矢を放つ。
ドルミンの助言に従い矢をガンガン撃ちまくっていると、 低空で突撃してきやがりましたよー! 思わず水中に落ちて逃げ込みますが、 これは、あれか、頭に飛びつけということか! 思いつくまま思いの向くまま、スーパーマリオの心意気でジャンプ! ながーい尾の先と、両翼の弱点を狙いますが、片翼でおっこちた! くそう、羽ばたくだけあって難しいな翼は!一度落ちると向かってこないので、 再び矢を連打してチクチクさし、飛びついてグッサリ。 今度は水中からかなぁと思っていたら、一度空中でくるくるまわって やってきたよ黒い糸!水中でグザグサ刺さって、ぷかーと浮かぶワンダ。哀れ・・!

倒すたびに戻される古の祠。倒れたワンダを見下ろす影を、 まだ彼は気づいていない。
第六の巨像は砂漠の中の神殿に住む。破壊を好み知恵を持つ。 壁を乗り越え、壁を乗り越え、柱の影に回りこむワンダ。 いまいましい小さな生き物を探そうと、屈んで覗き込んだ顔めがけて、 組まれた石の床を蹴り、飛びつくワンダ。長い髭を上り、肩に飛びつき、 無骨な背中を辿って行く

どのぐらいの知恵かなぁと思っておりましたが、姿が見えなくなると 必殺かまそうと屈みこんで探してくる恐ろしさ。 これは怖い・・!しかし、怖がってもいられません。 ヤツの敗因は長いおヒゲだ!

破壊されつつある偶像、そして増え行く黒い影、人型ではあるが、 姿かたちの異なる者達。
少女の姿を確かめて、アグロに跨り何度でも祠を後にする。 次なる相手は、水中に潜むいかづちを放つ波紋―――。

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