yugu倉庫(その内、また書くかも新米)

2001年yuguの旅(地表:森エリア1-4)

+++相手の見える範囲から一旦離れて、あたしは呼吸を整えた。・・・超ビックリ(超ってもう死語かしら)まーさかイキナリあえちゃうなって思いもよらないもんだから、力の限り逃げちゃった。 さっき見た形状と、前に聞いたバケモノの話を照らし合わせてみる。あたしの他にも降りているハンターズは勿論いる、そーゆー人から情報は貰ってるワケで。・・・・ブーマ、だったけかな。 たしかそんな名前で呼ばれてたっけか、あれは。あたしはエモノを握り締めて再び動き出した。 ハンターズならばこんな所で逃げられない、まだドームだって見ていないし。勢いつけて走り出す、遮断機を飛び越えてウロついていたブーマの前に出た!反射的に屈めた頭の上を、頭の上を爪が走る。その音を聞きながら、あたしは目の前の胴に炎をブチこんだ。レベル5のフォイエ、一般人なら重傷レベル。・・・こいつら相手だとどのぐらいになるの?


2001年yuguの旅(地表:森エリア1-3)

+++振り下ろされる爪をすんでの所で逃げた。 あんなのいちいち受け止めてたら身体がいくつあったってたりゃしない。 間合いをとるために走り出す・・と向かった先の茂みからもウジャウジャでてくるじゃない! 作戦変更、逃げるが勝ち。遮断機の直傍で良かった!


2001年yuguの旅(地表:森エリア1-2)

+++とりあえず、道のある方角に歩いてみることにした。もしこれが途切れていなければ、 全部どこかでセントラルドームにつながっているはず・・・。 電磁式の遮断機から1歩踏み出すと、直傍で何かが草むらを踏み分ける音がした。 いきなり目の前に・・なんて言ったらいいんだろう、熊?みたいなバケモノがいる。 それは巨大でいかにも殴ったら痛そう〜な巨大な爪を持っていた。 突然両腕を上げ一声雄叫びをあげると、 ぐるりとこっちの方を向いて、 狂暴ですとあからさまに語る目があたしを見つめ、襲いかかってくる!


2001年yuguの旅(地表:森エリア1-1)

+++あたしの名前はyugu、移民船パイオニア2に乗りこんでいたフォースだ。 着陸直前に起こったパイオニア1の調査をするために、ここラグオルの地表に降りてきた。 現在地はパイオニア2からの転位装置の近く。爆心地と思われるセントラルドーム から随分離れた所に出てきたらしい。・・・ここからじゃまだ影も形も見えないのよねぇ。 パイオニア1の開発の成果か、 道らしいものは整備されているしよほど無茶なルートを通らない限り大丈夫だろうけど。 ただ、ときおり聞こえる獣の声。あれは何?聞いた話と随分違うじゃない。 あんな吠えたり叫んだりするような生物がいる星だなんて話が違う。 惑星ラグオルは地球の人類の第二の故郷になりうる安全で豊かな星、そう聞いていたのに。

発射オーライ バックオーライ(上へいけ★ドン)

2001年yuguの旅