貰い物ラブ
ありがとうくれるひと 台風ジェネレーション
三浦 恭子
「・・・・・・・・なんで助けたんだ?」 いつかこの命を空に返す時まで、そのときまでこういう馴れ合いも案外いいかもしれない。 終わり
言い訳ちゃん
ギャァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!恥ずかしい〜〜〜〜〜〜!!! ありがとう三浦嬢。そんでもってバックプラウザでお戻りください。
ほんのちょっぴりあいしています
ベッドの上で包帯ぐるぐる巻きになったクジャが松葉杖をついているジタンに声を掛ける。
実はジタンの方がはるかに重症だったのだが、それはそれ。若さゆえの回復力であっさり回復している。
「・・・・・・なぁーにを今更。」
ジタンは呆れた顔をするとクジャのベッドに腰を掛ける。
「だぁからさぁ。言ったじゃん。人を助けるのに理由は要らない、って。」
「・・・・お前の考えは本当に良く分からないな。正義の味方気取りか?・・・・全く呆れるよ」
「・・・・・・ひ、ひねくれものだなぁ。お前。」
頬の辺りをぴくぴくさせながらそれでもジタンはにっこりと笑う。
「案外出来の悪〜ぅい『お兄様』に似たのかもしれないぜぇ?あっはっは」
「・・・・・・こんな馬鹿な『弟』を持って『お兄様』も苦労しているだろうよ。かわいそうに。」
「・・・・・・・・・あ・の・なぁ・・・・・・。何だよさっきからつっかかって来やがって」
そろそろ額に青筋が出てきたジタンが軽くクジャを睨むと
クジャはしばらくその眼差しを真っ直ぐ受け止めていたがやがてふと視線を逸らした。
「あのまま、死なせてくれていればいいものを・・・・・。余計なお世話だったんだよ」
ジタンは目を見開くと、ころりと丁度クジャの腹のあたりに身を横たえた。
「・・・・・なんで、そういう風に言っちゃうわけ?お前ってさぁ、あの黒魔導士達作ったんだろ?
あいつら見ててさ、命がどんなに大切か、生きることがどんなに大変かって分からなかったのかよ。
・・・・・・あいつらがどんなに切望しても、生きられないんだぜ?」
クジャの瞳が微かに翳った。ジタンはなおも言葉を続ける。
「死にたくなかったんだろ?怖かったんだろ?・・・・・・・それを自分が助かったら今度は何だよ。
こっちの方が呆れるぜ。悲劇のヒーロー気取りか?はっ、それをあいつらの前で言ってみろよ。・・・・・言えるか?」
「・・・・・・・・・お前は・・・・・・?」
「あぁん?」
「死ぬのが怖いと思ったことがあるか?分かるか?あの恐怖を!存在そのものが無くなるんだぞ?
・・・・・・僕だと言う証は何もなくなる。そのうち僕は過去形で語られ、やがて、消える。
・・・・・・分かったような口を利くな。お前に何がわかる?」
クジャは自分の身体を抱き締めながら俯いた。ジタンはゆっくり身を起こすとそのままクジャを抱き締めた。
幼子をあやすような口調で言葉を紡ぐ。
「・・・・・・・・だから、生きるんだろ?
・・・・・だから生きているうちに自分が確かに生きたと言う証を沢山作るんじゃないのか。
そして沢山の人と知り合って笑い合い抱き締め合ってその人の心からいつまでも消えないようにって・・・・・・・
そういうもんじゃないのか?
そんなこと、ガキだって知ってるぜ?・・・・・・今から作ればいいじゃないか。
お前って言う人間が生きていたって証をさ。
いやいやガイアの人間からすりゃテラの人間なんてスーパースター扱いだぜ?
案外尻尾だって流行るかもしれないしさぁ。」
最後はまたいつもの口調に戻るとジタンは照れたように鼻の頭を掻いた。
クジャは顔を上げると呆れたように笑った。
それからジタンの細い肢体を抱き寄せる。
「少なくとも、お前は僕が生きていたことを覚えていてくれるんだろう?」
「・・・・・へっ。自惚れるなよなぁー」
互いに顔を見合わせるとくすりと笑いそれから自然に顔を近づけた。
少なくとも自分を思っていてくれる人間がここにはいるのだから・・・・・・・・と。
多少顔を赤らめたジタンにクジャは微笑んだ。
シマゴンスケからのリク「ジタン×クジャ(これで正しいんですよ奥さん)」でしたが
確か本人「兄弟兄弟してればいい」って言ってなかったっけ?(汗)
何でホモになっているのやら。とほほほほほ。
まぁ目標のチュウは達成したからいいようなものの完全逆カップリング。クジャ×ジタン。
あたくしの文才のなさというか、いかにリクした人間が非国民かって感じですな。なはは。
そう思わんかね?ちみぃ。ええ?シマッチよ。
大体あたしはブランク×ジタンの方が好みなのよねぇ・・・・。
どうでもいいけどタイトルと中身が全くもって一致しておりません。嵐かよ・・・・。