:ブラッド・ミューク・ボアル、あなたと越えたいイヴァリス越え、に挑む:

災厄直前からスタートの今回は、
ありえんスピードでイベント目白押しでございました。
まるでそのために止めていたとでもいうかのような!
いや、細かい出会いは沢山ありました。なにしろこの災厄まで10年のブランクがあったわけで、
当時のメンツが一人も残っていないどころか、寿命を迎えているものもいるわけです。
人生って、歴史ってすげぇ!
だって、ピチピチ美少年のレオが40のいいおっさんですよ!
キリが二回もプロポーズ?!で盛り上がったり、
キラハが、キラハが本気でいったー!とか、
マルレーネとヴェラドがまどろっこしい!とか叫んでいたのに、
今は彼らの息子娘が一緒です。
歴史って凄い。
そんな歴史の重みを感じながら、1036年、スクーレの災厄がやってまいりました。

すごかった。
シマさん痺れた。

赤い空に予言の詩篇、さぁここで・・と思ったところで、本部に駆け込むマユラです。
予言の魔物がくるのか疑問アリのアッシュや、それを蹴飛ばすレオなど、
いつもの日常の中に、ぽんと駆け込む非日常。
苦しげに寄せた眉で、一言「・・・たすけて!」
すごかった。
今まで本部まで自分から来ることなど皆無だったマユラが、
人と関わることを諦めたような目をしたマユラが、
世界一のおせっかい男、ブラッドと騎士団を頼って駆けてきたのだ。
そんな彼女を迎え入れ、肩を叩き、大丈夫と声をかけ、
騎士団は塔へ向かっていく。
いい仲間だよね、と大魔女がいい、少女が答える。
その後に、赤い空をバックに「災厄の時が きた」

す ご い 破 壊 力 だ っ た !

しかし、そんなビックリなど序章であったと思わせるイベントが更に起きるのです。
時計塔に侵入するナグゾクサール。一旦は撃破し(正直弱かったぜ!)
マユラに手当てをしてもらう一枚絵の美しさに溜息を漏らしていたところ、
ヤツ復活ですよー!声つきですよー!7と一緒の声でしたよー!
思わずモニター前で反復横とびするほどの悶えぶり。
復活ナグゾは、マユラを攫って西のレイラント砦に飛び去りました。
女神アリアの話など聴かぬわ!という勢いで砦に向かう御一行。
ところが砦は難攻不落、入り口があきやしない!
この軍隊すら通れなかった扉を開けるため、奈落で雇ったのがユマ嬢でした。
このレイディがまたかっこいいんだぜ!
レオとの絡みがたまらなくいいんだぜ!
最初は、どうなることかと美形眉を寄せるレオも、いい仕事ぶりに大納得です。
途中、騎士団の方針に触れたユマ嬢のなにかが変わりつつ、
ついにマユラと再開。助けに来ることなどないと思っていたようだけど、
この世界一のおせっかい男は助けに行くんだぜ!
嬉しい再開も束の間、御一行を生き埋めにするべく現れたディー。

マユラとディーが、名前で呼び捨てにしあう関係だということが発覚しました。

えー!えー!何事?!しかも古い知り合い?!
そんな関係を披露されると、シマさんの妄想スイッチオンになりますよ!
まぁどんなスイッチ内容だったかは、いつかまた語るとしてだ。

止めをさせるはずだった御一行を置いて、砦に火を放つディー。
駆ける御一行。レオ!マユラを頼む!とか、
俺がこの岩を持ち上げているうちに通るんだ!とか、
そんな脱出する最中、道を作るために爆破をはじめるユマ。
きわどいバランスで壁を破壊し、道を切り開いていく爆破のスペシャリスト。
だがそれも一つ減り二つ減り、周囲を完全に封鎖された状況で、
最後の一つの爆薬・・!
爆破の天才にふさわしい仕事をしてくれよ、とレオが言い
騎士団の運命の全てが託された火が点されます。
だがそんな瞬間、おそらくイヤーズ・オブ・それはつっこませろ賞な台詞が飛び出しました。
おそらく、騎士団内部のツッコミ属性持ちが、揃ってツッコミたかったであろう台詞が!

「いつも、適当に爆破してたんだ」

ま、まじでー!うそー?!いやー!!
爆風に消される悲鳴。もうもうと舞い上がる土煙、漂う火薬の匂い。
だが、それを流す冷たい風と、外の光。

こちらに半身向けたユマの背中。
その向こうの大きな穴からの光が、逆光でその背を暗くする。
それでも見えるのは、一流としての誇らしげな笑み。
「いい仕事だ」レオが口端をにやりとあげて、そう言った。


もうかっこよすぎて鼻血がとまりませんでした。

コントローラー握ったまま、鳥肌がブワッてブワッて、すごかったぜ・・!
(シマゴンスケは、OPも見ながらぶるぶる鳥肌立てる人です。もう大好き!)
そんな感動もさめやらぬなか、本部に戻ってくるとヴィヴィちゃんから、
ティゴル谷の病気の話をもってこられました。
フリィー!フリィー!フリィイイイ!!!!
お、お見舞いにいきたいです。いきたいんです女神様!そんな陳情を持って報告に行きましたが、
女神さまったら、雪山強行軍をご所望です。
マユラを助ける無駄をしているからです!と、クールに説教モードです。
フリィイイ!!!
もう、ね、もう、あれです。マジでレオを看病にいかせたかった。
むしろ自ら行きたかった。
だって15歳のフリーが、オッスオラフリー!て、来た頃からしってるんですよ!
あのころ君は若かった。若かったけどえらい強かった。
ウォルラスに間合いを教えられ、クガイブナのお守りを貰い、
レオと出会い、弟子にとり、一緒に戦い、一つの区切りで団を離れ、
その後かの地で静かに暮らしていけるといい、と願っていたフリーがですよ!
この時ばかりは流石のシマさんもせつなさ!乱れうちだったさ!
でもイヴァリス越えです・・。
レオだっていい大人です、感情に任せて飛び出したりしません。
でもね、もう、見てるほうは辛抱たまらんわけですよ。
クガイブナの瓶をぎゅっと握り締められた日には・・・!!

戻れなくても もういいの  くらくら燃える 地を這って  あなたと越えたい イヴァリス越え(歌:石川さゆり)
右を向いても左を向いても、白白真っ白、麓の修道院でヴィヴィちゃんと別れ、
奈落抜けを行ったユマと、道案内にフィルシアとミレイを加え、
全員ダンゴになるように、真っ白い山を登ります。
生まれたばかりの赤ん坊や、乳飲み子は、途中の修道院に預けてきました。
しばしの別れ、大きくなったら王都においで。
そんな感動すらブッ飛ぶ雪地獄。あー、ホントにここは天国に近いわねー。
エルメットのそんな声が聞こえてきそうです。しかも投げやり気味な。
しかも敵は雪だけではありません、モンスターまでいやがりましたよ!
たいして強くもないくせに、ぞろぞろと現れおって・・!
新人育成に最適です、ありがとうございます(キラリ!)
そんな感謝だか恨み言だかを込めながら、なんとか中腹の砦まで到着です。
ここでミレイのいっていた「虫さん」の正体が発覚しました。
一度、スクーレでフィニーがアイツ・・といっていたじゃら誰だと思っていましたが、
ミレイとフィニーがお友達でしたよ!でもまぁ、フィニーは妖精としてのメンツのためか、
知り合いだ!なんて言い張っておりましたが、ミレイにきらきらっと光って見せるなど、
だいぶ仲良し、かなり仲良し、小さい子供には妖怪が見えるとは、
ジブリ映画「となりのトトロ」で実証されておりますが、
これもその例なのでしょう。ほのぼの。
しかしここでまたアリアさまに先を促されますよ。
先に、先にいかなきゃっていうのは分かってるけどさ・・!
全員フラフラなんだよ・・!
お、お、お、お。頭を抱えてのた打ち回りたくなる葛藤の末に、
休憩すべきだというアッシュの意見を振り切って、一同出発です。
・・・案の定、頂上までもう少し、というところでユマ脱落。
フィルシアと共に砦に戻り、傷の手当てをすることになりました。
敵は出る出るイヴァリス越え、皆と越えたいイヴァリス越え、
脱落者を出しつつ・・ついに頂上だー!!
後はユマとフィルシが追いついてくるのを待つばかり!やったー!

でも、そんな喜びなど続かないのです。
災厄のときは、きた

喜ぶ一同、接近する魔物、ふいをつかれた強襲、飛び出すミレイ。
ミレイ・・・!!
ミレイ・・!
痛恨の一撃、守りたいものができるといいなといっていたミレイ。
疲れても一緒に頑張って上ってきたミレイ。
あまり書き留めていなかったけれども、
フィルシアが必死に助けたミレイ、レオと一緒にとりにいったベリー、
元気になってありがとう!を言いにきたミレイ、
大きくなったら団長さんのお嫁さんになってあげる!と言っていたミレイ。
つうこんの いちげき
編成ミスで、アルヴェルを、リッコルを、エルヴァンを亡くしたときに、
結構近いレベルの打撃ですよ・・・・!!
ブラッドへの一撃を庇った、息も絶え絶えなミレイを抱えて、団長の叫びが白い空へ消えていきます。
むしろ管理人の叫びもモニターに吸い込まれます。そ う き た か。
最後に、騎士団の皆を大切な守りたいもの、と思えたことが救いになるのだろうか。
悲しみに沈む御一行に近づく、二つの災厄。
ちくしょーやっぱりお前らかよー!!
ふはっは、人間など!なジークはディーに場を任せ、あっさりと撤退しましたが、

登場などはしょるほどの攻撃が一同に降りかかるのです。
災厄の時が、またきた。

マユラ・・・!!
正直に言うと、まさか二人もなんて思っていなかった。
もう十分だろう、と思っていたわけですよ。
ディーとマユラが神竜族で、多分知り合いというか仲が良かったなんかで、
片方は人間を心底憎み、もう片方は憎まれる存在である人間を、そうと知った上で好きだと言い。
竜の涙(赤い石のついた指輪)なんて、受け取りたくなかったよ・・!
事の仔細を語るのならば、
竜本来の姿に戻り、騎士団を焼き尽くそうとしたディーに対し、
マユラもまた、竜本来の姿と名前と語り、緑と白の竜は空中戦へ。
優勢なのは緑の竜、だから白い竜は切り札を切った。
自らの炎を全身に浴びての、捨て身の特攻。
意表をつかれた緑の竜は撤退し、白い竜は

イヴァリス山頂で、黒い雪になって、消えた。

つうこんの いちげき

重なる悲劇は管理人の涙腺をたやすく粉砕し、
目と同じ幅の川が海へ流れよ!流れよ!とばかりに怒涛のように溢れます。
このときの感情は一言では言い表せない。
いままで亡くした人々は、そろいも揃って将来有望ばかりであったがために、
彼らの未来に責任をもてなかったことへの後悔なのか・・・。
せいぜい上の一つだけが表現できたこと、という有様な衝撃でござった。
そんぐらいの一撃でござった。

嗚呼、忘れない、忘れないとも。守ってくれてありがとう。
だから絶対死んだりしない、世界の終わりまでその思いを背負っていく。
胸締め付ける別れは、こんな風に訪れて、
騎士団全員の方針を根底から叩き変えていったのでありました。

ゆえに団長は女神に啖呵を切るのです。
それが正しい道なのか、考えて結論を出して、
それから自分の足で確かめたい。
それが間違いであっても、正しくあっても、
その道を選択した自分が納得するために。
言われるままにやって、後悔することだけは、絶対、したくないから!!
いままさに!管理人と団長の心は一つに!!
理屈を捏ねた言い方もしたが、しかーし!!
結局納得のいくやり方をしたいんじゃいという一点のみよ!!

よく言った団長・ザ・おじいちゃん!
この時管理人は確かに、王都を望むイヴァリスの山道を、騎士団と共に歩いていたぜ!

そして最後に・・くだりの道が見えた雪の道で、フィルシアと別れました。
覚悟はしていた、と言っていましたが、
ミレイを抱えて一人。行きは二人、帰りは一人、そんな背中が忘れられません。
アッシュとも仲直りです。よろしく団長!がホッとしましたぜ。
レオもそろそろ引退時期です。変な同情かけるようなダサいことするなよ、が
とてもレオらしくてホッとしました。退団後はフリーの看病しに行くそうです。
こうして騎士団はイヴァリスを越え、次の予言を阻止せんと、
王都へ!王都へ!

さて、おまちかねの一般職のお時間です。
今回は、まるごとイベント祭りだったのであまりネタがありませんが。
きっとイータンは、鼻まで布でぐるっと巻かれ、
のんびりと、息ができなくなるよと少し笑いながら言い、
す、すまない!とアルメフィアが慌てればいいなと思いました。
後は、ニンジャ三人娘が山越え用の買出し係に抜擢され、
引率にモルイヴェンとヴェル、荷物持ちにハリーが駆出されればいい!
先生に荷物持たせるつもり?と異口同音に姉と、幼馴染の姉妹に言われ、
むぅ、ならばこれも修行か・・と言いながら。腕をプルプルさせて運んだらいい!

そうそう、前回の種族ごとの葬儀で書きましたが、
幻術師の幻灯大会、故人の生前使っていたランタンから、
故人が生前よくあつかった幻や映像を鑑賞する大会だといいな、と思いました。
きっと、デラの幻灯には修行中の若い頃のダックルが。
リッコルの幻灯からは、鍛えてくれる師匠としての顔をしたダックルが現れることでしょう・・。
(注:夢です)

:団員記録:
(顔アリは●付となっちょります)
●ブラッド・ミューク・ボアル(381→382)弱点は小さい子供。
雪山で行動指針を根底から覆されたおじいちゃん。プレイヤーも一緒に号泣・・!
●レオ・ガッタカム(39→40)22年間のダサい!天国にも終わりの日が見えてきました。
ティゴル谷にいってもいいよといえなくてごめんね!ほんとごめんね!
クガイブナの瓶は、次は誰へと繋がるのだろうか。お目付け役の手管は是非アッシュに!
●アッシュ・バルハン(24→25)美人大好きわんこ戦士。
ヴィヴィちゃんに袖にされるのもいいが、ユマにもなんかいうといい。むしろ言え!(夢です)
レオが退団した後は、是非ブラッドをお願いします。おじいちゃんには誰かがついてないと。
○アルメフィア・セルリッサ(24→25)双子の娘の後に、長男にも恵まれました。
補助と回復にまだまだお世話になりますよ!

○モルイヴェン・トゥレルコン(27→28)絶好調のラブラブ魔騎士。
騎士団内部の誰もが、お子さんを心待ちにしています!主にどちらに似になるのかで。
○ヴェル・ウルマルダ(22→23)絶好調のキラーヴァルキリー。
モルイヴェンの補助で、近距離もダメージもOK。愛の力で嵐を起こすぜ!そんな夫婦。

○イータン・シャンルン(30→31)メルメネロの後継者。
ガンバルンバでそろそろ後継者を探そうと思うんだ、な魔法使い。
脈絡なく突然の宣言に、ドンゴルが皿を持ったまま躓いたとかなんとか!
○エルメット・カルダネン(20→21)ファルリッサより受け継ぐ護符の二人目。
あら奇遇だわネ、と返す同期の魔女。後継者は1から指導が一番ヨ、と
盛り上がったとかどうだとか。

○ウィルファレア・ブロンソー(22→23)ティゴル谷にてスカウト神官。
もともと顔見知りだったレオのことが心配になるといい。
そして同じ気持ちのレオに相談したらいい(夢です)

○キラハ・ムローガ(17→18)キリとハルビの長女。
大器晩成な20年選手、地道に大きく育てる予定が、なんだかもう前線に出れそうです。
これがキリのDNAかー!
○ニトラナ・ヴィラリ(17→18)キラナとニドニデロの長女。
ニンジャ3人娘の一角を担います。双子の姉妹でハリーを挟むのが現在の配備!

○ハリー・ハインウッド(16→17)キリとハルビの長男。
父の刀に父のキノコ、キノコ侍今日も行く!主に幼馴染のお嬢さん二人に挟まれて・・。
○ニトリロ・ヴィラリ(16→17)キラナとニドニデロの次女。
挟んでます。サムライ挟んでます。ニンジャオセロ!そんな元気さが末っ子というものです。

:入団者:
1036年入団者
●ユマ・ランカン(21)凄腕爆弾ニンジャ!適当に爆破するというけれど、
爆風の範囲や爆破する規模、それをひっくるめての「適当」というのならば、
それはプロの発言にほかならないぜ!

:退団者:
1036年退団者
○ドンゴル・スチャ(29→30)ユマ入団の煽りを受けての退団。
でも、砦攻略後から、山越え直前までは一緒にいたはずだぜ!
生まれたばかりの子供たちを預かって、修道院で暮らしています(夢です)

:戦死者:
1036年戦死者
●ミレイ・シュミオール(6)山越えの案内まででしたが、将来有望な神官でした。
その死は運命だったのか、見えるはずのない妖精を目視できたのはそれゆえか。
行きは二人、帰りは一人、小さなミレイを抱えて、一人戻るフィルシアの背中を思うと、
・・・せつなさで雪に埋まりそうです。
●マユラ/シルベルサ・ラ・マ・ドラグーン(?)忘却された第五の種族。神竜の末の娘。
10年かけて、ゆっくりゆっくり付き合いを重ねてきて本当によかった。
ブラッドが世界一のおせっかい野郎でよかった。
一緒に越えることのできなかった雪山で、黒い雪になって消えたのが忘れられません・・。

いろいろな意味で、イヴァリス越えは騎士団に残る出来事になりました。

:寿命を迎えました者:
1036年没年者
○バンゴ・ボルーク(剣闘士)その墓前で、ドンゴルが鉄球回し1000回を披露したそうです。
30過ぎで、ちょっと平均より早いかな、といった具合でした。

:成立夫婦:
今回はなし

:成立友情:
今回はなし

:生まれた子供:
○イルメラン・シャンルン(魔法使い)イータンとアルメフィアの長男/1035年

2006/02/11:第六章終了: もどる