62.岳羽ゆかりに一言どうぞ。
屋久島で抱きしめなかったのは照れくさかったからじゃあなくて、弱っている君につ
けこんで触れるようなことをしたくなかっただけ。抱きしめそうな腕を我慢するの
に、一瞬固まってしまった心中お察しください!
ペルソナ覚醒、つまり心が一皮むけるために各員挫折もしくは喪失を経験するとい
う、まさに叩き伸ばすという表現にふさわしいイベントが各人に訪れます。ゆかりッ
チの場合に心の柱がバッキリ折れたのが屋久島旅行の7月なので、その後覚醒までの
四ヶ月間は「とにかくやってみるしかないよね」という夏の浜辺の言葉通りに駆け抜
けたと考えると
この娘さんなんて打たれ強い子・・・!!
考えてみれば、十年前にはお父さんのことで誹謗中傷を浴びせかけられ、さらにお母
さんのことで悩んできて、そこで一人暮らしをはじめようと決意し実行してきたエネ
ルギーがあるわけです。耐性という言葉にするにはちょっと短いと感じますが、ある
程度のうたれづよさであるとか、ストレスの受け流し方を学んできた考えてもおかしくはな
いわけで。そんなところに心が震える!という具合です。
新鮮だったのが、口調であるとか、好きと苦手がはっきりしていたりだとか、噂にな
るのを嫌がってみたりだとか(どちらかといえば、それは過去にお父さんのことが原
因だったりするのでしょうが)そんな、ジュンペーと同じく生の高校生を感じさせて
くれるあたりでした。いいなぁ、この二人がオカシイ!っていわなきゃキタローのズ
バ抜けたところがただの選ばれ勇者で終わってしまうところだもの(三年生コンビが
おかしいということではなく、学年をまたいだところの距離感かな、という想像をし
ています。学校にいる間の一年って、ベルリンの壁より厚くて深いものを感じてしま
いますから!それも、卒業してしまえばあっさり崩れることもあったりなかった
り。)
アイギス登場以降、冬になるとすっかりヒロインでないような扱いではありますが、
これはダブルヒロイン(前半戦、後半戦)と考えると、それはそれで面白いんじゃない?
という気になったりならなかったり。
日常へようこそ!→非日常の渦へようこそ!そんな印象です。
(以下、2007年12月31日追記)
上にダブルヒロイン(前半戦、後半戦)と書きましたが、
日常の中で気になる女の子!という意味では、ゆかりんが正ヒロインかなと思います。
アイギスとは別の軸をもっているという意味で、
夏以降もうちょっと絡みたかったけれどもそこん所は脳内で補完するから大丈夫!!
ううん、でも本当の所は皆ヒロインでかわゆいなぁ!
同じ方向性で立場がことなるみちゅるさんも素敵だし、
本当に日常近くにいるのは風花ちゃんだし、
アイギスは女の子というより前に人間になる!というお話もありますから・・・
(姿かたちの変わることなく、ファジーな部分を手に入れた人造人間って大好きでーす!)
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