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| ◇◆◇ the days I spend ◇◆◇ |
991230
神様 届いていますか
招待状代わり贈った あの花は
ゴスペラーズ「或る晴れた日に」より怒涛の日々でした。金曜日に塩谷さんの「Saltish Night」を観てから、日曜日:渋公、月曜日:横浜ランドマークプラザホール、火曜日:ZeppTokyo。ここ5日間で観たライブは合計4となりました。この感想をどないせい、ちゅーねん(自爆)と言いつつ、塩谷さん以外の行ったライブの感想をば羅列。
■12月26日:WORLD WIDE BAPE HEAD SHOW@渋谷公会堂
弟と参加、11列目で体感する。機械モノを入れてもバンドが、音楽が面白くなるライブの典型を観た気分。はっきり言って「買い」でした。弟くんに感謝。このライブは彼の成人式祝いとお年玉を兼用したため、チケ代は全部ワシの自腹っす(自爆)
ザ・ユーヒーズ→嶺川貴子→スーパーカー→スチャダラパー→コーネリアスの順番で登場。ユウヒのところでの堀江くん率の高さとベイビー登場に唖然。スーパーカーは夏より成長したと思う、ワンマンが観たいねと姉弟で会話。
嬉し過ぎたスチャ登場。ライムの嵐を体感。もー「今夜はブギーバック」こそ我らの青春ソングでせう。コーネリアスは視覚と聴覚の方の見せ方が巧いと思う、世界に出るだけあってそれだけのものがあるんですよ。納得。
コーネリは曲が終わった途端にギターからアンプの線を引き抜くパフォーマンスがカッコ良かった。クハァ(感嘆)である。同着でジュンジくんのジャンプの美しさが挙げられる自分がおるが(自爆)
ユーヒによる肩下げのマニュピレータ(だっけ?)でのピストル効果音炸裂とか、コーネリ登場の時の「マイクチェックマイクチェック」だとか、シニカル的見せのツボがナイス。■12月27日:1999 FINAL CONCERT IN LANDMARK PRODUCED BY SAITO NOBU
ゲストにゴスペラーズと稲垣潤一氏。これだけでも豪華なのにバックが凄いんだって!!(興奮)
バンマスが斉藤ノブさんでしょ、キーボードが(小林)信吾さん、ドラムが則竹さん@Tスクエア、ベースが須藤さん@同じくT、ギターが古川さん…。六本木PITINNで1ステージ4000円の世界ですよ(例えになってない)
ゴスが今一緒に回っているバンドを離れ、違うバンドでやったらどうなるのか?という興味が尽きなかったんで学園祭も「G5」欠席の中で参加したんですけど、まずバンドの面子の良さに「申し訳ないですけどチケットお願いします」と頼んだ甲斐がありました。
当たり、でしたね。こういうゴスペラーズで観たい!!という「私の思うところ」をドンピシャとやられてしまいましたから。今年のゴスペラーズ限定ベストライブは、この横浜ライブと
・「五鍵」@沼津(序盤戦のハイライト。ここがあったから浜松が良くなって以後の公演が良くなったと思う)
・「五鍵」@浜松(MCはここと千葉が一番だったんでは?、千葉は未経験なのでそのMCの破壊度を知らないけど凄かったらしい)
になりそうな自分…。
この日やった曲は全部「ツボ」でしたが、中でも「熱帯夜」リミックスバージョンでの披露は「普段のライブでこれ出来ないよな」と思えるくらいだったからなぁ…(苦笑)
本当なら「特選:斉藤ノブさん名言集」を書きつけたいくらいなのですけど、この日大傑作なのは決め台詞の「俺、今日、リポD2本飲んだから」でしょう。稲垣さんの「今のゴスペラーズのような食生活は絶対できない」には絶賛の拍手を送りました。
というか、彼らも出来てないんじゃないの?と言いたくなるが。<酒・カフェイン飲料・乳製品差止生活
「音楽として」ゴスペラーズを楽しめた、これが良かったのかもしれません。■12月28日:ゴスペラーズ@ZeppTokyo
行かないと思っていたんだけどな、12月21日までは(爆笑)周囲の称賛の声、今の私には「疑問符だらけの眉唾」だったんです。その理由を確認したいから、売りに出されたチケットを取りに出たという感じで参加しました。だから狼少女なのですが。
それが27日と28日とではっきりと、そして今年「五鍵」ツアーで思った違和感の理由の一端が判った。2日連続で聴いた「シークレット」、あの曲の印象が「今日は薄い音で印象が残らない」だったから。聴いてる分には、観てる分には、その時だけは楽しいんだけど。直後「どうなの」と思うのよ…
痛感した。今のゴスのバンドのバックの音では、私の中で消化不良を起こす。不満が出るようになってしまった。まず、特に今年の酒井・安岡(敬称略で失礼します)の急激な成長を観ると余計にハッキリした。彼らの成長が凄過ぎて、一緒にやってるバンドが全然機能してない。
音楽的にも成長したことが、逆にバンドの限界を感じさせてしまった。音楽的にもゴスペラーズがちゃんと打ち出せたことで、逆に「CDは良いけど、ライブはどうなるの」という結果を産んだ。
あのバンドでの最高点、私なら「衣食住」だと思う。今年、「五鍵」ツアーでバンド色を強めた事で、逆に「バンド、どうなの?」と素人目に思わせてしまうことになってる。でも、村上てつやという人間を考えると「切り捨てる」決断は出来ないでせう。「この10人でゴスペラーズ、やってゆきます」という8月下旬。横浜公演の村上さんの言葉が、私には違和感だらけだった。このバンドを信頼して彼らは本当によりかかってるか。そこから「消化不良」が始まった。
夏の横浜ではそんなことを一切思えなかったからこそ、生まれた違和感。それがノブさんのライブでは一切、無かった。自分たちのライブではないせいか、表情が少し和らいでて。それがまた良かったし。まぁ前の方のお客のノリに関しては「ぬぬ」というものもあるけどさ、そういう音楽の楽しみ方は自分で覚えて行くものだからこれから学習してもらいましょう。兎に角、正面ブロック○列目が異常だというのもあるのだろうけどさ<特に崩壊傾向の自分ね…。良い音楽には素直に心と体から賛同しませうよ♪という前に「本当に解るか」問題なのよね…
もしそうだったら、バンドからもっとアグレッシブに彼らを、そして観ている私たちをも煽れる筈だ。出来ない理由は解っている。バンド自体が生音を元来主体にしていないバンドだから生々しさが無い。お皿の焼き直し(再現とも言う)ほど難しいものはないわけで…
ただ、彼らの調子が良いとそれでも良いライブになる(ex.「五鍵」沼津公演)んだけれど、その良さを見せるにはいつもアベレージが平均して高くないと無理があるわけ。だから初日の戸田からの序盤戦で賛否両論になる。と思う。
あのバンド演奏が明らかに「間の繋ぎ」にしか受け取られない。あそこでバンドを見せる(同時に魅せる)つもりだったのでしょう、そこで魅了し切れなかったバンドの力量といふもの。それを考えなければならない時期なのかもしれない。
今のバンドのメンバーが嫌いだと言うわけではない。才能がある人が参加されてることを承知している。愛すべきキャラクターが揃ってる。でも、今の彼らが成長するためには、サポート側の成長も兼ねて、一旦離れてみても良いと思う。
二度と会えないわけじゃない。きっといつか一緒にやろう、それまでお互いを高めるために袂を分かつ必要があると言いたいだけで「ゴスのバンドがイヤなんだよね」と言っているわけではない。「バンドの音の限界がある」と言っているだけで。
ゴスペラーズ自身のステップアップの時期なのかもしれません。村上さん、私が思うに「五鍵」中・本編最後のMCで「ゴスペラーズのあたらしい世界について来い」と自ら見栄を切って言い切るなら、自分たちの音楽を作る世界(環境とかサポートの人とかコラボレートする人など)を一旦仕切って新しくしてから、ライブの中で「あたらしい世界について来い」と客に見せないと。中途半端に偽物の「あたらしい世界」では、たぶん納得が行かないですよ。
そこまで言うなら、で言ってみましたが。殆ど言いがかってるものも有りますが。かなり辛辣ですが、私はそう思ふです(別にメンバー当人がここを読むことはないだろうしね、だから言いたい放題です(自爆))。不満というよりも正確には「信じ切れないもの」が残った。それまで楽しかった音が、全然楽しくなかった。その結果、他人に迷惑までかけてしまった。送るはずの録音依頼ブツが全部録音できない状況になったからだ。それほどに「ゴスはイヤだな」という鬱状態に陥った。
12月に少し収まった、それでも「ゴスショウ」にしろ「シャンパンブランチ」にしろ最小の音でダビングする程に、彼らの音に食傷気味だった。「新曲、買ったけれど聴いてない」と言い、周囲が唖然としていたが、先月付で仕事のメンバーが変わったばかり、私より年長者が多くて馴染みづらく気を遣う上に、初めての仕事に加え残業が多い時期だったので苛々していたのもある。しかし安らぐ筈の好きな音、その一つの「ゴスペラーズの音」に苛々したのも事実だ。
素直に音楽を聴いて「ゴスペラーズ、良いよねぇ」と言えなかった。気持ち良さよりも不信感が先に立った。
学園祭は「トラウマがあるし(大苦笑)」と言っていたが(理由の詳細はここで書くのを控える)、知人から(一応ゴスページのBBSで表明していたが、学園祭もツアーも行きませんと公にしていたのよ…)「さちさん学園祭、行くんですよね(かなり断定気味)」と言われて瞬時に「切れた」気がする。
今年は特に観る回数は多くなったが、基本的にゴスペラーズだけ追う人じゃないんだから。そこまであっさり断定しないで欲しいのもある。同時に「G5、行かないんですか」の質問も同じくらいカチンと来ていた。観るのを休んで何が悪いのか、と居直りそうになった程だ。それくらい尖る寸前だった。他人の称賛が空虚に映って、本当にウソの様に思えた。どんどん不信感から眉唾になっていく自分が居た。当事者の方には本当に申し訳ない。まぁ〜結局、今年の課題発表会@Zepp公演を観ていたんですけども(毒)
その反動で「そんなに観れるライブをするか?ゴスペラーズ」と心中で呟いた時、その呟きで。どうして今回の「五鍵」最終公演の後味が悪いのか、判った気がする。ライブを観てて、遠くからでも面白いと、そんなに思えなかったから。最後のラストスパートだなぁ、と思ってしまったら余計にステージを冷静に観ていた。
「このまま続けて行くんだ」という彼らの回答に、私が拒絶感を露わにしたからだって。「このまま続いて行くのね…、でもそれじゃ成長は無いよ」という毒を吐きそうになるくらい、当日の私はそれほど感動しなかった。周囲を見てると「良かったんだろうな」という感じを得る程度で。
そこまでファンで思うほうがまず、ゴスの場合は尋常じゃないのかもしれない。けれど、あの音で興奮する人並を後ろで「面白いわぁ、素敵に壊れてて…(心中泣きつつ)」と見ていたら、今の現状が「凄い」と正直に思えた。それだけだった。存在の大きさの分、声も存在も増したのは紛れも無い事実だ。でも、懐かしさしか残るものが無かった。記憶の回想作業。その日が「2000」バージョンを歌うなら、もっと新しいことをしでかすかとも思ったのだけれど。1996年の春、クアトロが即日完売で観れなかった。そして運良く観れた最初が今は無きパワステで「パワーアンテナ」ライブだった。パワステの本編最後のMCを覚えています、音楽の神様の話。舞台の神様と同じように居るという音楽の神様、その神様が降りて来るという話。今日選んだ曲は、それもあって選んでみたのだけれど。
「エンタメ」のことは記事になっているのを読んだ記憶がある。そして「カレンダー」以降は全てがリアルタイムだ。エルビス黒沢も運良く観た。当時は就職活動中で、やたら「Two-way Street」が身に沁みた。そして最初の渋公は行かなかったくらいで、だいたいのライブを押えて今に至っている。今年の「ヤングライオン復活祭」は行かなかったけど<後で解るが仕事と体調不良で観れたものではないライブになるところだった。アカペラはなんと最終日、今のところ意地の皆勤賞だ。
小さなハコ、そこから飛び出してホール1日。それがいつしかホールコンサートが普通になり、遂には首都圏複数日開催にまで広がりを見せた。その事実に驚愕する。だから。だからこそ最後の、黒沢さんのMCには胸がキュンとなって、ククっと株が突然暴騰したんだけれどね(自爆)あの言葉で、少しだけ救われた気持ちになったのは何故だろう。
それでもいちゃもんゴスペラーズ)それでも黒沢さん、「チューリップ」のピアノ披露はどうなの(起爆)あれは課題達成とは思えないぞ。あと酒井さん、そんなにソフトだけお金をかけても、デザインセンスが無いとホームページは出来ません(起爆)もっと安く(実際にお金をそんなにかけずに〜♪)ページがこうして出来てる事実がありますよ?因みに即座に「甘えるなー。手タグしろー(タグ本くらい斜めに読めば大学生したヤツは組めるソースだぞぉー<HTML)」と叫ぶ叫ぶ。だって、たかだか三流私立大卒文系の分際で平然とソフト半併用で手タグをしてるし。因みにこの日記は手タグです、悪しからず。さてさて。なんとか今年一年、無事に日記を書き続けることが出来ました。ありがとうございます>ををる
かなり言いたい放題、本音を貫いて。出来るだけ自分の気持ちに正直に、目的は「メールの返事が遅れるための自己弁護掲示(本当です)」として、穴を空けない様にずっと書いてきたわけです。楽しんで下さるものとも思えない文章も並んでて(それも今日もだ、ヤバい)申し訳ないですが。
実はネットサーフィンしてて、一番最初に行く先が「日記」ページだったりします。現在進行形の他者の鼓動を感じたくなる瞬間があるんですよね、不思議なことに。他の文章よりもその人の性格、考え、主張、個性が見える場所なので好きなのでせう。
ここを一体何人の方が読まれているのか、私には解りません。特に「誰が」読んでいるのか解りません(当然だ!!)。けれど、市井の一個人の意見とは、こういう見方があって実のところ面白いものなのだな、と思ってくだされば幸いです。
とかく強いことを言いますが、私が必ず正しいとも限らないわけで。「そうは思えない」というのは有って当然だと思います。だって、違う人間なら当然考えることが違う。だからといって違うことを一緒にしようと押しつけることも必要はないわけで。その匙加減は兎に角、難しい。同じ景色を見ることは出来ても、恐らく人が違えば山を見るか空を見るか。となる。そういう「同じ場所で違うものを見る」のと同じことでしょう?ライブの感想というものは。だから賛否両論が出て当然なんですよね、もしかしたらそこに違和感を覚えたのかもしれない。
今回、長々と私が思って書いた「バンドへの違和感」というものは、違和感の無い人には解らないものだと判って、解って書いたものです。だから「今のバンドで良いじゃない、ゴスも気持ち良さそうにやってるよ」と思う人が居てもそりゃ当然なわけですわ。思えば。沢山のライブを観た一年でした。「観たい時が観る時だ」そう決めて、思い切り実践した一年でした。
「ライブとして失敗した」とファンが言い出してしまうライブあり、我を忘れる寸前でコートを忘れる(自爆)ライブも、聴きたかった名曲を目の前で披露されてKOされたライブも、盛り上りならこれ!!というライブも、成長を観る度に見て取れるライブも。沢山観た分だけ思います。いっぱい考えました。それでも「音を楽しむ」こと、今年のあなたは出来たでしょうか?私は…、どうなんでしょうかね(苦笑)
| design & text by sachi. |