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GO UP HILL title
Promise 「Promise」を最初に聴いたのは1995年1月、NACK5[FM埼玉]『Japanese Dream』で1994年12月度グランプリとして流れた時だと思う。
が、正直、覚えちゃないくらいに記憶にない記憶なのだ。
覚えていたのが「ええー、なんでこれが?」
明らかにクリスマス需要狙った曲じゃないか、1月に聴いてみろ、イイと思えるか?どうだこれ。
最初の印象は良くなかったのである。何処で改心したのか?
 
「Promise」
c/w:「Just feel it」
「Promise」オリジナル・カラオケ

1994/12/21リリース
2002/09/26再リリース(12cm)

私が音楽にハマり込むキッカケはSing Like Talking(SLT)だった、SLTを抜きに語れないと断言できる。
そのSLTのボーカルである佐藤竹善氏がソロでアルバムをリリースした。『CORNERSTONES』(Amazon.co.jp)、カバーアルバムである。1995年1月リリースのアルバムを提げてのプロモーションで訪れたbayfm。
メインのゲストとして話す中、15分ほど「新人の紹介」枠でスタジオに入ってきたのが「Promise」出して1ヶ月を経過、ド新人だった頃のゴスペラーズ。1995年2月2日。

…、てわけでして自分の好きなミュージシャンとラジオ出演で一緒になったのが、印象の悪かったゴスペラーズに聴く耳を持ったキッカケだったのですね。
この時に冒頭。挨拶代わりに歌ったのが「The Gospellers' Thema」、これでコロッと好印象に(自爆)

  けれど、この放送は本当に…、いやー、凄いとしか言えない。
先ず、今ではトークを仕切るだろう安岡さんが自己紹介以外、出来てない(コレ本当)。酒井さんは自己紹介と軽いツッ込みを入れるだけで口を挟めていない。
「青森でラジオを聴いていた」という北山さんの発言を更なる突破口にしたのか、15分ほどの間で竹善さん、他のメンバーに目もくれず北山さんをイジるイジる…
最初は自己紹介の時の「声が低いね」からスタート。本当に軽いサワリでしかない。しかし最後は「(明日、試験を控える身でありながらプロモーションの為、bayfmに来ていることがわかると)頑張ってね、こんなことしてる場合じゃないよ」だ。
これにはスタジオ全員爆笑だ。すかさず本人よりも村上さんが「それ言っちゃあオシマイじゃないですかあ!!」と応じているのが印象深い。

だけども。これだ。
この日、ゴスペラーズは手書きの歌詞カードを持参してbayfmまで来ると竹善さんに「僕らと一緒に歌ってくれませんか?」と訊いたのだという。
思い切るなあ、頑張るなあ、メンバーの中に「竹善さんのラジオで「アカペラ、イイっすよ」で」って言う人(黒沢さん)もいるだけあるなあ、と思って聴いた、ゴスペラーズ+竹善さん、6人による「I'll just call to say "I LOVE YOU"」ですよ、全ては。
練習にないハモリを入れる人が(大爆笑)

正確には「曲の2番に入ったところで、竹善さんが主旋律歌っているところに主旋のメロからキー、ふたつ上を熱唱する人がいた」んですね、でもって歌い終わってからの竹善氏発言で発覚したのが「練習にないハモリが」で、「おーし負けないぞ」ですもの。
わかってたんだろうけどね…
相手、小田和正さんに山下達郎さん、レコーディングだぁ、バッキングコーラスだぁやったって人だ。
なのに鮮烈なハイトーンがこう…(崩壊)
ハモられた、と思ったところで「負けないぞ」となった竹善さん。この後の2番のサビになると手加減ナシ、鬼のフェイクでゴスペラーズを圧倒。5人束ねて打ち負かしちゃってんである。

思い出話で終わってまう。本当に楽曲の話、してないですね(汗)しないでおきますか<待て。
前述の応酬(爆)の後に耳にした「Promise」は不思議と悪態のつけないものになっていました。
コロッと「ゴスペラーズかあ、いいなあ」となっていたのです。
この時、とっかかりとして「竹善さんのラジオを聴いて音楽を知った」という自分と同種の体験をした人がいて、プロになって、自分たちの音楽をし始めた。ということに「おッ」と思ったんでしょうね。
だがしかし。CDを買い揃え本格的に曲を聴きまくりラジオをチェックし雑誌を濫読しライブに行くまで、14ヶ月を経た1996年4月に入らないと話が進まないのです。

 
 
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