第41話 | BACK / 一覧 / NEXT |
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● ストーリー |
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(大杉駅さん)
ほわいとさんによる<<第41話ステータスレポート>>
● 感想 |
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■ママレ補完計画2より
秋さん 2004/08/20 (金) 07:43
やっぱりいい感じで41話もしましたね〜
それにしても杏が倒れて病院に運ばれた時の遊が・・・
やはり初恋の相手だけにって感じでしょうか?
光希もつらかったでしょうね
一命を取り留めた杏が気をきかせて(臆病とも後々の話で言ってましたが)
色々言ってましたよね〜
いい人ばかりだ!
っていうより悪い人でてくるわけないよね(汗)
ラストは遊×光希はラブラブで・・・といった感じです
ゆき☆☆さん 2005/03/03 (木) 20:47
ここではあんじゅさんがゆうをみきの所に行かせた所が良かった!!蛍君は未だにみきが好きなんだろうケド今回のみきはちゃんと断って立派でした!成長しましたね!!
■ママレ補完計画より
MR2さん
遊は杏樹が担ぎこまれた病院にたどり着き、担架で運ばれる杏樹を見守る。
光希へのクリスマスプレゼントが奏引かれる。
色々な光希との思い出を胸に蛍クンは曲を引く。
蛍クンの想いを受け取ることのできない光希。
イブの夜を一人、部屋で読書に費やす茗子の下に三輪サンタが!
そしてイブの夜に二人は飛び出す。
亮子先生は自分の想いを告げるためになっちゃんのいる広島へ・・・。
なっちゃんに想いを告げるが、なっちゃんはまだ茗子のことを思い続けている。
まだ茗子を好きな自分を・・・。
蛍クンは光希に最後の告白をする。
「光希が側にいてくれれば、もう一度やり直せそうな気がする。頑張れそうな気がする。」
「側にいてくれ、どこにも行かないでくれ、俺にはあんたが必要なんだ!」
光希は蛍クンを軽くたしなめ、去っていく。
光希は家に帰り、遊のメッセージを聞き、杏樹が担ぎ込まれた事を知り病院へ行くが、そこで杏樹を必死に励ます遊を見て、
再び家路につく。渡せなかったクリスマスプレゼントを胸に・・・。
LIZARDにすずが現れ、蛍クンに遊の事を聞くがそこには遊は居ない。
独り身同士の蛍クンとすずに奇妙な連帯感が芽生え、それが恋へと発展する。
無事手術を終えた杏樹に遊は、光希の元へ行くようにたしなめられる。
遊は家に居る光希を連れ出し、待ちのネオンが見える丘へ・・・。
そこで二人はプレゼントを交換し、二人の愛情を確かめあう。
この41話はママレの二番目の区切りとも言えますね。
銀太と亜梨実、光希と遊、蛍クンとすず、茗子と三輪・・・それぞれの想いがこの話には詰まっています。
ほわいとさん
大杉駅さん
さくらひ
ママレードガールズにおける瀬川さん評(尾張小牧同人ネットワーク内) |
41 綺麗にまとまっている。あれだけ恋模様が混戦してドロドロとしていたというのに、クリスマス・イヴのロマンチックな灯りが、みんなの心を安らぎに静めてしまったようだ。色々な恋人達の時間が描かれるが、どれも愛情に満ちあふれた優しい言葉で埋め尽くされている。これは一つの、ママレードな人間関係についての結論だ。この状態で決まるならば、非常に安定的で誰にも納得のいく結果と割り切れようものだが、そのような全体的理想でかたまれぬところが、ママレードの踏み出してしまった恋愛リアリズムの辛さだろうか。せめてこの一夜だけは、それぞれの愛の深みの中でゆったりとまどろんで欲しい。安らぎが真実ならば。 今回、光希の毅然とした態度が見事だった。完全に年上の女になりきっていた。弱音をはく蛍をしかり飛ばし、自分でしっかりするように元気づけて去って行く。「あたしがいなくても大丈夫、蛍君なら出来るよ。又聞かせてよね、蛍君のピアノ。」……完璧である。これで蛍の心の中には、最高のあこがれの女性の姿が克明に焼き付けられること請け合いだ。あのお子様の口からこんな立派な台詞が出てくるとは思いもよらなかったし、適格すぎるほど出来上がった蛍君への心理分析は、まるで何かが憑依しているのではないかと疑わせるものが。光希はきっと、蛍君についてずっと考え続けてきたのだ。遊の恋人である立場の自分が、年下の男の子に何と言って答えるべきかどうか、ずっと考え続けてきたと思うのだ。あらかじめ用意されていた言葉をつらつらとひねり出す絶対的優勢の光希と、何故かこの場ではすっかり弱気な男の子に成り下がってしまった蛍君。勝負の結果は見えていたと言うべきか。 一方、杏樹の担ぎ込まれた病院の集中治療室の前で、絶叫して崩れ落ちる遊君。まさか命が危ないような状態だったとはつゆぞ知らなかったわけだから、両親に事情を打ち明けられて大変なショックを受けている。ギリギリのところまで追い詰められていた彼女に何もしてやれなかった自分のふがいなさを呪い、元気になって欲しい一心で呼び掛ける。しっかりするんだ、アン、ガキの時俺がお前に助けられた分を、これからは俺が返していくんだから……。極限状態の中でしぼり出された遊の本心としてのその言葉の意味は計り知れない。光希はこれを聞いて、彼に声をかける力を失う。彼女には踏み込めない、幼馴染みの二人だけの領域がそこにあったからだ。初恋を通じた心のつながりが、初めて本人の言葉を通じて語られた。その場の中へ、いったい今の彼女である光希が、どうやって踏み込むことが出来るだろうか。「頑張れ! なにがなんでも生きるんだ、アン!!」……そうして、杏樹の心臓は遊の励ましの声を聞いたかのように生気を取り戻す。どこかものすごく深い部分で、二人はつながっている。背景で、クリスマスプレゼントが駄目になっちゃうかもしれないと、泣き出す光希の女心が切ない。 リザード。お店はもう、はねている。そこへ、遊に一方的に電話を切られてしまったすずちゃんがやってくる。独りぼっちの彼女を迎えるのは、最愛の光希に立ち去られたばかりの、傷心の蛍君だ。ちょっとすずちゃんにはまだこのお店は早いかもしれないが、クリスマスで独りぼっちな寂しさを味わう者同士、気持ちの通じ合いはある。憎まれ口をたたいても、すずの為にピアノを弾いてくれる蛍君はとても優しい。そろそろ見えてきてもいいんじゃないのかな。ピアノを弾く理由は、なにも光希にかかわらなくたっていいことが。相手はそう、寂しがり屋なすずちゃんでも良いわけだ。「あたしの為に弾いてくれるの?」というすずの新鮮な驚きの言葉は、彼女が今まであまり他人から愛情を注がれたことがないことを想像させる。あの自分本位な行動を見ていればそれも少々うなずけることだろう。だったら今、蛍君の優しさを受け入れることがすずちゃんのこれからの人生にとってどれだけプラスになるか、考えたら計り知れないではないか。彼女は彼女を大人扱いして認めてくれる男性を探すべきなのだ。二人はきっと、その気になりさえすればうまく行くに違いない……。 |
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